亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

甲状腺にさらに負荷をかける検査をします!

2009-01-28 | 甲状腺機能亢進症/バセドウ・不応症
いつもと違って、膠原病のあとに、甲状腺の外来に行ってきました♪
他の外来も終わって、ご飯も休憩も終わって、先生もいつもよりゆったり。ここから、久しぶりに長~い外来になります…。

まず、一昨日のMRIの報告書をあけてみます。簡単にいって、「前に測ったときより甲状腺はそんなに大きくなってないみたい…」というレポートだったのですが、先生と「…何となく甲状腺が大きくなってる気がしない?」と、ひとしきり話しました。
何となく、幅が大きくなって、せり出してきた感じがするのです。ブラウスのボタンをちょっとしめにくくなる感じかな。ふたりとも、そんな気がするね、うんうん…と、MRIより感覚を信じてみることに(笑)
摘出して計測しないなら、どちらも正確ではないのです。

甲状腺は大きくなった。よし。
ここで問題です。わたしの甲状腺はどうして大きくなっているでしょう?

考えられるのは、ひとつには、甲状腺ホルモン不応症のせいで、抑制がかからずに下垂体から出っぱなしの甲状腺刺激ホルモン(TSH)が甲状腺を刺激していること。
そうだとしたら、甲状腺ホルモンを抑える薬(メルカゾール)を止めて、甲状腺ホルモンの分泌を盛んにすることで、少しでもTSHを減らすことが必要です。

もうひとつは、バセドウ病の病態として、甲状腺ホルモンをせっせと作っていることによる甲状腺の腫れ。その場合は、逆に、甲状腺の働きを抑える薬(メルカゾール)を増やして、甲状腺ホルモンの分泌を抑える必要があります。

じゃあ、わたしは…?

先生と、だいぶん唸ってました(笑)
最初、先生は、TSHを抑えるために、薬を止めた方がいいんじやない?と言われたのですが、TSHの量は、いつもマイペースで、甲状腺ホルモンの量との整合性はまったく取れてないけれど、でも、TSHだけを見ると、そんなに言うほど高くないような気もします。それに、甲状腺が腫れる甲状腺腫は、メルカゾールを3日に2錠から2日に1錠に減らした頃から起きている気がします。
…ということは、やっぱり甲状腺ホルモン不応症の病態というより、バセドウ病の病態っぽいですよね?と聞いてみると、先生も、それは言えてる…と合意。
ということは、思い切ってメルカゾールを増やしてみて、甲状腺の腫れが収まるかみてみる?というのも1つの考え方です。腫れがいまいち客観的な数字で測れてないから、微妙だけど(笑)

このぐちゃぐちゃな状況(笑)をどう整理するか、先生と何度も、数年分の検査の時系列データをながめたり、他のアレルギーの影響が出て、典型的に血液の好酸球(EOS)が変動している時期がないかを確認したり、首にスケールのあとがつくまで(笑)甲状腺の大きさを測ってみたり、いじったりして、うーーん…と。

いろんな可能性をさんざん話したあと、わたしから、
・甲状腺腺ホルモン不応症の観察のためには、T3の負荷検査は避けられない。
・そのためには、メルカゾールを少なくとも4週間は停止したい。
・何年も甲状腺機能亢進症の治療をしてきて寛解のきざしはまったくないので、亢進している状態で検査することは避けられない。
・亢進しているうえに負荷をかけるので、甲状腺機能が落ち着く冬がいい。
・膠原病が安定しているときがいいから、初冬は絶対に避けたい。
・よくわからない甲状腺腫が起きているので、来年までわからないまま放置したくない。

…ということで、すでに手が振るえたり、朝、目が覚めちゃったり、汗をかいたりという亢進症状はあるものの、息をつめて、一度、薬を止めてみませんか?と提案してみました。先生も、その理屈はわかる、わかる、と合意。

というわけで、突然ですが、今日からメルカゾールを止めることになりました!!!
そして、3月には、おうちで1週間、チロナミン(甲状腺ホルモンのT3)を飲んで、負荷を加えます!!!
怖いよ~(笑)

先生も、途中でつらくなったら、いつでも相談してメルカゾールを再開しましょうねと言ってくれました。
T3の負荷の前後でその前後で、ヨード摂取率の検査やTRH負荷検査、肺機能検査(代謝検査)です。ということは、2月中旬から、1ヶ月くらいヨード制限食かなぁ。

細かいお話は、少しずつあたらためて。
そんなわけで、この冬もなんだかホットになりそうです~(笑)

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8 Comments

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こんばんは^0^ (りかりん)
2009-01-28 22:17:46
私もね、実は昨日久々にちょっとまずいなぁ~って思って・・・抗生物質飲んで寝たんです。
そしたら今日の朝・・・
お・お腹がぁ~~~~~
あ、月1の前と重なってるのかなぁ?と、正露丸の携帯用の白いのを1粒だけ飲んで出かけ・・・また電車で~~~っで、また2錠。
久々にすっきり!?あはは(^^;)

あ、今日のペインは牛さん蛙さんにはならなかったけど、また声がぁ~~~「もし途中で息苦しくなったりしたら救急外来に戻ってください」って言われ病院を出て・・・怖かった~~けど無事に治りました^0^。

って記事とずれててすみません。
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とうとう本格的な検査・・・? (オオガキナオコ)
2009-01-28 23:14:51
こんばんわ!隠しネタに反応してくれてありがとうございます、いやほんと。

私の場合ですと、ヨード制限食はT3服用1週間前~T3服用終了後で3週間やったような気がします。2週間かけてじっくりとT3負荷を掛けた感じでしょうか。入院ならではの技ですね。
おうちで負荷を加えるって、本当はすごく危ない事らしいんですが、ぷろぱさんならちゃんと管理できそうだし、やばい時には我慢しなさそうだから、大丈夫かな?
でも、機能正常の私でさえ亢進の嫌な症状を味わってペンすら持てない状態に陥ったので、本当に検査の時は気をつけて下さいね。(私の場合、200μg/dayまで飲んだんですけどね・・・)

メルカゾールのいきなりのストップは厳しいかもしれませんが、夏じゃないだけまだいいかも・・・なんて。

本当は実際に会ってお話できればいいのですが、この体調なので、本当に申し訳ないことしきりです・・・。
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Unknown (さくらもち)
2009-01-29 11:52:06
いきなりメルカゾールストップですか?(>_<)
しかも低下症でもないのにチロナミン投与で負荷をかけるとは。。。
膠原病だって持っているというのに
ちょっとお体が心配です。


甲状腺疾患は症状的に個人差が激しく
千差万別ですが、
亢進の場合は、再発の方がより辛くなります。


ぷろぱさん、甲状腺の専門病院には行かれないのでしょうか?
セカンドオピニオンというか。。。
通院に検査に大変かと思いますが
他院にての意見を聞かれるのもひとつの方法かと思います。

どうぞくれぐれもご無理のないように。
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だいじょうぶですかー? (ぷろぱ)
2009-01-29 22:54:41
りかりんさん、こんばんはー。

ブロック注射は、血行に効くからがんばるけど、やっぱり毎回ドキドキですね(;o;)
一時的でも声が出ないのは、気持ちが落ち着かないものです・・・。

無理しないでねー。

わたしのお腹は、何にもおきません(笑)
りかりんさんのお腹はおさまったかな~?
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どきどきです (ぷろぱ)
2009-01-29 23:07:33
オオガキさん、こんばんは。
いやはや、ネタというよりほんとに好きなんです(笑)

記事であらためて、きちんとまとめておこうと思いますが、約4週間メルカゾールをやめて、ホルモンを確認し、自覚症状も含めて、検査に進めるようなら、TRHの負荷検査をして、呼気検査とヨード取込。そこから1週間、T3の負荷をかけて、そのあと、もう一度、呼気検査とヨード取込をすることになると思います。

いきなりメルカゾールを止めたのは、怖いですが、すでに0.5/Tになってましたから、前回よりは楽かもしれません。
しばらく、心臓はワソラン、手の振るえはあきらめ、眠れなければマイスリーでしょうか。

ただ、薬が2日あいただけで、すでにホルモンの関係で、焦燥系になってしまいそうで、ドキドキしてます。
甲状腺ホルモンがはねあがって、ハイテンションで疲れてしまいそうなのが心配。つらかったら、デパスを処方してもらった方がいいかなと思ったりしてます。

そのうち、混乱してたら、ごめんなさい・・・。
先輩のオオガキさんに、いろいろ教えてもらえたら安心です。
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そうなんですー! (ぷろぱ)
2009-01-29 23:20:21
さくらもちさん、こんばんはー。

そうなんです、いきなりストップです。
本当は、不応症の場合は、基本的にはメルカゾールは飲まないというのが王道で、わたしの場合は、バセドウを併発しているらしい・・・ってことで、無理やり飲んでいた部分もあるのですが。

いきなりって言っても、今回は1日0.5錠まで減らしていたから、Anca関連血管炎でプロパジールを急に止めたときよりは、ソフトかもしれません。
確か4錠くらい飲んでいた時期だったので。
止めた1ヶ月後くらいは、10m歩くのも、そーっと歩かないと、息ができなくなるくらい苦しかった覚えがあります。

それでも、やっぱりドキドキですけどね♪

ところで、さくらもちさんのメッセージは、もしかしたら、Gooブログさんが、<)以降を読まずに食べちゃったかもしれません(;_;)
顔文字(特に<)が苦手みたいで、すみません!!
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Unknown (さくらもち)
2009-01-30 10:11:14
あぎゃっ!
本当だ、メッセージ食べられてしまったようです(爆

ぷろぱさんは、甲状腺に関しては
今の病院のみ行かれているのですか?
甲状腺専門病院などのセカンドオピニオンは
受けられた事はありますでしょうか?

検査をするのも大切ですが
膠原病など他疾患もお持ちですし
身体に負担のかかる検査は本当に心配です。

自己免疫疾患って、人によって症状も千差万別。
驚くような事態が起こる事も多々なので
本当にご無理のないように~。。。
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セカンドオピニオン (ぷろぱ)
2009-01-30 23:45:27
さくらもちさん、こんばんはー。

Gooさんがバリバリ、ムシャムシャやっちゃったんですね。ごめんなさい~。

セカンドオピニオンのこと、アドバイスをありがとうございます♪

残念ながら、甲状腺ホルモン不応症(RTH)は、専門的に管理ができる先生が限られていて、甲状腺専門病院ではむずかしいそうです。(コメンテーターのオオガキさんも、某有名専門病院から大学病院へ紹介されたみたい。)

おっしゃるとおり、わたしの場合は、膠原病やバセドウ病らしき病態も出て、ややこしいようで。しかも、このバセドウ病らしき病態も、通常の抗体は陰性だから、めんどくさいのです。おそらく何らかの自己免疫の炎症ではないかというのが、仮説となっています。

もっとも、わたしの先生は専門家ですし、不応症の発見者であるシカゴ大のレフェトフ先生のチームを含め、甲状腺の専門家たちで、意見交換してくださっているので、きっとこれ以上の体制はないんじゃないかなと思います。

先生からは、検査は急がなくてもいいよ、と言われたのですが、毎年、暑い時期に甲状腺が腫れるので、その時期に、バセドウの治療をするか、不応症の治療をするか、不安にならないように、検査の負担が少ない今のうちに、検査して欲しいとわたしからお願いしてきました。

そういうわけで、ヨード取り込み検査で使う放射線のお薬は、ここにあわせて生成するので、キャンセルはできないのがふつうですが、今回は体がつらくなったら、直前でも逃亡OKと先生にはお許しをいただきました。だから、つらくなったら、検査は延期か入院をお願いする予定です♪
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