心の力の秘密と生理作用シリーズ
当旧HP 2002/1/18---2022/2/17 ブログへ掲載
サイコネテイックス(Psychonetics)
心(精神)の働きに対する作用を学ぶことは、意識を活用する能力及び脳力開発には不可欠なことでしょう。
昨日よりも今日、今日よりは明日、明日よりも明後日と、より健康へより幸福へより繁栄に生き、秘められた能力を開発したいと願っている、あなたへ少々アドバイスをいたします。
日々、春夏秋冬を通して一生懸命に働き、何があっても真面目に、正直に努力を続けているあなたを力付け、より善い方向へ進めることになるでしょう。
喜んで、人の幸せのために努力する心を、あなたの心の中に育てましょう。
あなたはやがて大きな平和と安心と幸福の輪が、自分から広がっていることを感じ始めるでしょう。
心の力の秘密と作用(主に霊脳通信1988年2月号より抜粋)
思っただけ、考えただけ、たったそれだけのこと‥‥‥。
私の頭の中の奥深いところでのこと、誰にも分かりっこない私だけの秘密。だから‥‥‥。
例え、どんなことを考えたって、どのように思っても、実際に行動し、実行さえしなければ、全然影響なんかない筈‥‥‥。
私が忘れてしまいさえすれば、思ったことも、考えたことも、それっきり夢のように消えてしまう‥‥‥。
思うだけのこと、考えるだけのことなら、罪はない影響はない。そう思うんだけれど‥‥‥?。
さて、あなたはいかがでしょうか?。
ところが、思っただけでも、大きな影響のある場合があります。
それは例えば、自分や家族や身内が大事故や事件などを起こした時や、大事故や大きな災害や大事件などに遭った時などがそれに当たるでしょう。
驚きと共にショックで顔面が蒼白となったり、心配の余りに夜になってもほとんど眠れなく、食事をしようにも食べ物が喉を通らなくなることを誰もが経験しています。
特に、犯罪などを起こした人達は、逃げ回っている間は一時の安心も無く心は苦しみ、胃も痛んだりしますが、自首したり捕まってしまうと肩の荷が下りたように心は軽くなり安堵して、心は楽になり胃の痛みも無くなると言います。
この様に心の動きというものの影響が身体にハッキリと現れるものです。
このように“思ったり、考えたり”する「心遣い」が、私たち人間の身体の上に様々な「結果」として現れてくるということは、現代の進歩した医学で「心療内科」として立派に証明されています。
もともと顔の「表情」というものは、私たちの「心遣い」が身体の外に現れたものです。心の中が嬉しさで一杯になると、表情は自然にほころびます。首尾よく思い通りになれば、ニヤリとします。
悲しい状況・思いにぶつかると涙が出るし、困ったことになるとミケンにシワが寄ります。
何事にも順調な人の顔は輝いていますし、身体全体から活力(オーラー)が迸るのを感じます。
人は日々の喜怒哀楽を言葉に出さなくても顔の「表情」や身振り手振りとして、知らず知らずの内に表現していると言えます。
これが一度や二度のことなら、大した影響はないかも知れませんが、度重なるとその影響は、はっきりと身体に目立つようになります。
これらの分野を最近では「精神科学」とも呼んでいます。
これらの働きには、高次元の宇宙に存在する「超巨大サイ情報網系」が常時に関与しています。
人相、スタイル(容姿)は変えられます(同上)
ある人がチャンスを得て5年間、真理の勉強を心掛けるようになり、そして真理に基づいた心遣いと生活を実践するようになりましてから、長い間の胃弱も改善して治り、痩けていた頬に肉が付いてきたり、青白かった顔色が赤味を帯びたり、ユウウツな人相だったのが一変して明るく膨よかな、人相に変わって来たという報告もあります。
つまり、人相とか骨相などは、一生の間、絶対に変わらないというものではなく、心遣いを変えることによって、人相も骨相もスタイルまでも変わってくるものなのです。
中には数年で人相や身体つきまで変わる人もあるでしょうが、大半は一生かかったり、或は遺伝となって幾代かの後に、ようやく変化を現してくるという場合もあります。
特に運命は孫の時代に現れることが多いとも言われます。
そしてこれらの影響は、胃病や人相ばかりに及ぶのではなく、脳と神経系統、心臓と循環器系統、肺臓と呼吸器系統などまでも刺激するようになる、という事実も報告されています。
つまり、常日頃から何かといえばブツブツと不平不満を漏らしたり、陰険にグジグシと恨んだり、やたらと苦しみ痛がったりするとその悪い刺激はたちまち身体の各部に影響し、“溢血”や“テンカン”などの原因になったり、呼吸困難になったり消化不良を起こしたり、ホルモン分泌の異常などを引き起こすことになる訳です。
悪い方のことばかりでなく、反対に真理を学び善い心遣いを身につけ、真理に基づいた言動を心掛けたならば、どんなに小さなことでも、やがて次第に様々な善い影響を導き出し、広く豊かで暖かい思い遣りの心から感謝し安心で静かな心境が生まれ、より高い徳を含んだ高貴な人格・品性が出来てきます。
こうなったら、もうしめたものです。すること、成すこと、思うことも考えることも、全て善い影響を生み、善い結果を齎すようになること請け合いです。
どんな病気でも治すには手品や魔術ではないのですから、「立ち所」とはまいりませんが、やがて快方に向かい薬を飲めば良く効くようになり、手術なども順調に進み、必ず全快は約束されます。
心遣いを正しくして善い人格・品性を身に付けることが、より美しく輝いて気品が漲り、より開運と健康となり、より長生きをするための確実な方法だといえましょう。
女性は誰でも「プロポーションが良くて美しくなりたい」と思うものですが、いくら流行の化粧品をベタベタと塗ってみても、熟練の先生に美容整形をしてもらって外観は美人になっても、心遣いが容姿に及ぼす影響を忘れたのでは、表情を始め言葉遣いや挙動・態度が伴わず仏造って魂入れずになってしまいます。
貴女!もっと美しくなりたいと思われるなら、表情、人相、容姿に良い影響を与えるような“心遣い”と言動を「心掛け」てみませんか。
この方が何時いつまでもあなた自身を内面から美しくするばかりでなく、人柄や品性も高まり気品に満ちて、貴女を取り巻く人たちにもよい影響を与えるようになって、皆に喜ばれるようになることでしょう。これは老若男女を問わず誰にも言える事と思います。
人として、「人生40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て」と云われることは、日頃の「心遣い」と言動が人相に影響を与える結果となるからです。
人の心遣いは生き方や人生観となり性格も定まり、人相のみでなく手相とか運命にもその変化は現れてきます。
ですから、当ブログのカテゴリでは心遣いと言動について、様々な角度から考察した説明を紹介している訳です。
参考図書はニューモラルです。モラロジー研究所発行
運命成立や品性が形成されるプロセス(左から右へと年月を経て徐々に形成されていく)

人を呪えば穴2つ(主に霊脳通信1988年12月号より抜粋)
あなたは今までに人に対して憎しみ、恨み、嫉妬、怒り、呪いなどの悪念を発したことはないでしょうか。
このような悪念を長い間も同じように想い続けると、自己の心に重圧として作用し心の中をマイナス(ネガティブ)傾向となり、様々な災いを引き寄せる現象を「自念作用」と言い、医学では「心療内科」として証明されています。
釈尊とその弟子の問答する話し
ある仏教の経典に、こんな話しが書かれてあります。ある時、弟子が釈尊に向かってこう言って尋ねました。
弟子、「人が誰かを憎んだり、呪ったりした場合に、その憎しみや呪いの念を相手が受けなかった場合には、その憎しみや呪いの念は何処へ行ってどうなりますか」と。
釈尊、「お前は人が誰かの所へ贈り物を持って行った場合に、相手がその贈り物を受け取らなかったとしたら、その贈り物は何処へ行くと思うか」と、尋ねられました。
弟子は「その贈り物を相手が受け取らなかったら、その贈り物は贈り主の所へ返ってまいります」と答えました。
その時、釈尊は「その通りじゃ、人が憎しみや呪いの念を誰かに送った場合は、相手がそれを受け取らなかったら、その憎しみや呪いの念は自分に返って来て、念の力により自分自身を害することになるのじゃ」と、答えられました。
このように自分の発した悪念を相手に送っても受けた相手からはね返されて戻り、自分の心に作用して様々な悪現象の苦しみを受けることを「返り念作用」と言い、一種の念障害に相当します。
つまり、悪念を送って受けた相手も傷ついたり倒れる事もありますが、悪念を送った自らも同様に傷ついたり倒れる事になり、諺のあるように「人を呪えば穴(墓穴)2つ」と云われる所以なのです。
参考
関連する説明は、当旧HPより2019/3/28にブログへ移転(2013/2/14の過去ログへ)した「開運と健康の人生に導く深層心理科学」(2020/6/12)「悪想念の種類と作用力」があります。
他の関連する説明は、2021/5/19「因果律の作用と働きが信じられず理解出来なく納得せず不心得な者が多い」もあります。