yumeさんのブログを見て、行きたいと思っていたカトリック大津教会に行ってきた。
膳所は仕事で何度も来たことがあったけれど、駅前にこんなのがあったとは!
商店街から脇へ少し入ると真っ青な瓦屋根が見えてきた。
日本の桟瓦が洋風の建築に使われるのも特段珍しくないが、この青の釉薬もりもり具合はまさに日本的!
お寺のような楼閣、入口の車寄せ風のひさしの格天井など、和風建築っぽいが
どことなく明治時代の擬洋風建築のような趣もある。昭和15年築。
片付けをされていた年配の女性に、見せていただけますか、と声をかけると
どうぞどうぞ、とこころよく迎え入れて下さった。
うわぁ・・・・
なんてかわいいの!!一面の無釉モザイクタイルの床!!いろんな色・・・・
ナチュラルカラーだ。
床だけではない。このエントランスホールはタイルに埋め尽くされている!!
十字窓のある入口扉、その上の黄色いガラス窓、木製の靴箱も・・・なんて素敵な空間だろう。
壁の腰までは布目状のタイル。ところどころレリーフタイルが混じっている。
この階段は下までずっと床と同じモザイクタイル。
聖堂へ上る階段は蹴上部分に白いタイルが貼られている。このタイルが窯変によって
実に豊かな白の色合いを見せており、この建物で私の一番のお気に入りだ。
踏み面の滑り止めタイルも一枚ずつ手作りしたような味わい。
床や壁や、いろんなタイルをなでてみる。ひんやり、すべすべ。
まったくホコリがない。あぁ、掃除が行き届いているんだな。。。
さっきの女性が、「ほんとにいい時に来られました。もうすぐここを改装してしまうんですよ。」
なぬ~っ!?
何でも、地盤沈下がひどく階段がひび割れているらしい。事務所を小さくしてホールを
大きく取り、このタイルの床も階段も全部なくしてしまうとか。えぇ~~っ、そんなぁ(涙)
年配の信者は愛着を持っているが、仕方ないと。。。
また屋根瓦も、今度やりかえるときは軽くて安いものにするだろう、と。
お金がないから仕方ないです、大きい建物だから維持が大変、と言っておられた。
あぁ確かに営利ではないから資金が潤沢なわけないもんなぁ。。。しかし切ないなぁ~
聖堂の中へ入る。中は近年きれいに改修されたらしい。
ずらりと並んだアーチ。年代物の長椅子。しんとした祈りの空間。
祭壇の部分も元はアーチがあって、柵で仕切られていたのを、バチカン公会議の時に今のように変えたとか。
カトリック教会の特徴なども説明して下さった。
お話を聞いていると、建物だけに興味を持って訪れた私はなんだか自分が不純な気がした。
よかったらまた立ち寄って下さい、工事が始まる前に、と言って下さった。
工事は7月ごろから始まるそうだ。あのタイルがなくなる前にもう一度、必ず訪れたい。
膳所は仕事で何度も来たことがあったけれど、駅前にこんなのがあったとは!
商店街から脇へ少し入ると真っ青な瓦屋根が見えてきた。
日本の桟瓦が洋風の建築に使われるのも特段珍しくないが、この青の釉薬もりもり具合はまさに日本的!
お寺のような楼閣、入口の車寄せ風のひさしの格天井など、和風建築っぽいが
どことなく明治時代の擬洋風建築のような趣もある。昭和15年築。
片付けをされていた年配の女性に、見せていただけますか、と声をかけると
どうぞどうぞ、とこころよく迎え入れて下さった。
うわぁ・・・・
なんてかわいいの!!一面の無釉モザイクタイルの床!!いろんな色・・・・
ナチュラルカラーだ。
床だけではない。このエントランスホールはタイルに埋め尽くされている!!
十字窓のある入口扉、その上の黄色いガラス窓、木製の靴箱も・・・なんて素敵な空間だろう。
壁の腰までは布目状のタイル。ところどころレリーフタイルが混じっている。
この階段は下までずっと床と同じモザイクタイル。
聖堂へ上る階段は蹴上部分に白いタイルが貼られている。このタイルが窯変によって
実に豊かな白の色合いを見せており、この建物で私の一番のお気に入りだ。
踏み面の滑り止めタイルも一枚ずつ手作りしたような味わい。
床や壁や、いろんなタイルをなでてみる。ひんやり、すべすべ。
まったくホコリがない。あぁ、掃除が行き届いているんだな。。。
さっきの女性が、「ほんとにいい時に来られました。もうすぐここを改装してしまうんですよ。」
なぬ~っ!?
何でも、地盤沈下がひどく階段がひび割れているらしい。事務所を小さくしてホールを
大きく取り、このタイルの床も階段も全部なくしてしまうとか。えぇ~~っ、そんなぁ(涙)
年配の信者は愛着を持っているが、仕方ないと。。。
また屋根瓦も、今度やりかえるときは軽くて安いものにするだろう、と。
お金がないから仕方ないです、大きい建物だから維持が大変、と言っておられた。
あぁ確かに営利ではないから資金が潤沢なわけないもんなぁ。。。しかし切ないなぁ~
聖堂の中へ入る。中は近年きれいに改修されたらしい。
ずらりと並んだアーチ。年代物の長椅子。しんとした祈りの空間。
祭壇の部分も元はアーチがあって、柵で仕切られていたのを、バチカン公会議の時に今のように変えたとか。
カトリック教会の特徴なども説明して下さった。
お話を聞いていると、建物だけに興味を持って訪れた私はなんだか自分が不純な気がした。
よかったらまた立ち寄って下さい、工事が始まる前に、と言って下さった。
工事は7月ごろから始まるそうだ。あのタイルがなくなる前にもう一度、必ず訪れたい。
yumeさんやひろ009さんのブログを見てぜひ行きたいと思ってました大津教会ですが・・
えええっ・・7月から改装されてしまうんですか!
それはお知らせ頂きありがとうございます!
6月中にはぜひ見に行きたいなと思います。
階段の蹴上部分の白い窯変のタイル、深みのある様々な白がほんとに美しいですね~
ぷにょさんも行かれたのですね。
期待はしていましたが、怒濤のタイルづくしが凄かったです。
えええっ・・・改装されてしまうって!?
そんな~。
もう一度見に行こうかな。
写真を拝見する限り、かわいさ、親しみやすさを感じます。
タイルが見事ですね。
しかし、近年改修されたばかりなのに、改装されてしまうとは。
ぎりぎりまで我慢したということでしょうか。
何より、信者の皆さんが「今の方がいいのに」と思いつつ改修しないといけないなら悲しいことです。
7月ぐらいじゃないかと言われていましたが、確実ではありません。
私もできるだけ早く再訪しようと思っています。
あの素敵なタイルに囲まれた空間が・・・と思うと
残念でなりません。できることなら移設してほしい・・・
先述の女性が「本に載ったんですよ」とうれしそうに
湖国のモダン建築の本を見せて下さいました。
今度のはエントランスホールだけみたいです。
年配の方々は昔からの姿に愛着があるが、若い世代の人は
それほど執着がなく実用性を重視する、ということだと思います。
それに安全性の面からも仕方ないのでしょう。
。。という事は、全国各地に私達の知らない素晴らしい建物がいっぱいあるという事でしょうねぇ。
此処の中に入ってすぐ、ぷにょさんを思いましたよ。
派手さのないタイルは、教会の神聖さにとても合っています。
建物の構造上 仕方のない地盤沈下は目で見てもわかりましたよね。
仕方のない事とはいうものの、本当に勿体無い。。
なんとかこのままの状態で改修できることはできないものかと思います。
つぶして新しく作る方が安くつくんでしょうねぇ・・・
どのくらい違うんでしょうか。見積もりを取って差額を募金するとか。。。
できないんでしょうかね。。