まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

音に聞く高師浜駅

2008-02-20 01:33:46 | 建物・まちなみ
最近出かけることが多くてなかなか写真の整理が追い付かない。
ゆっくり時間がほしいものです。。。


南海電鉄の支線は前回、多奈川線、加太線和歌山港線、と乗ったが、
残る高師浜線に乗ってきた。
分岐する羽衣駅では改修工事の真っ最中。
高師浜線の発着ホームの外側にもう新しいホームができていて、
どうなるんだろう。羽衣駅は高架化しないのかな。


本線からそれていくところがやっぱりワクワクする!


高師浜線は羽衣を出ると二駅。伽羅橋と高師浜。
「きゃらばし」。なんてポップな響き。
高師浜は、「音に聞く高師浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ」と
百人一首にも歌われている、あの高師浜。


終点マークの後ろに松が生えているのが実によい!


そして終着駅高師浜駅は、駅舎が素晴らしい。
この線自体は昭和45年に高架化されてホームは上にあるのだが、
階段を下りたところの地上に駅舎は残っている。
地上の終着駅と言うには微妙・・・


大正8年に開業。その時代の気分を今に伝える素敵なディテール。


ステンドグラスは、蛸地蔵駅諏訪ノ森駅のと同じシリーズと言えそう。
波間をゆく千鳥の模様。


降りて感動!なんて素敵な洋館駅舎。。。
よくぞ残してくれたものだ。


横顔も美しい。


高架のホームが後ろに見える。

さて、この一帯は高師浜線の開通と前後して開発された高級住宅街。
伽羅橋駅の近くには「伽羅橋園」という洋風住宅街も作られていたそうな。
周辺を歩いてきた。
次へ続く。

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8 コメント

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玉出駅と・・・ (マユ35)
2008-02-20 08:13:17
岸里駅も高師浜駅に似た感じで好きでしたが、高架化で無くなってしまいましたね。南海電車の駅は古風な建物が多く残っているので、訪問するのに忙しくなりそうです。住江駅の高架下にひっそり佇む「駅園公吉住」も味があります。
さて私は、日曜日に同級生と和泉小谷城を訪問してから伯太陣屋を訪問した帰りに、羽衣駅を利用しましたが、高師浜線は未だ未踏の路線です。
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一個人 (瀬尾)
2008-02-20 14:12:14
iモードからみてます!パソコンからも見れるんですねー。ワタシも携帯ブログできるでしょうか?それしても、鹿児島~青森間が新幹線でつながったらワイドな寝台車ができるといいですねー。
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職人技 (こぶたもち)
2008-02-20 18:42:24
北原亜以子さんの小説「東京駅物語」の中で、東京駅建設に携わった職人さんたちが、ばらばらと駅に入ってきて自分達の作った部分を見てまわっている、という描写がありました。
 おそらくは全国各地で、小さな駅舎でも、作った職人さんたちが完成後見にきていたのかも・・・。

 この時代の建築物を見る度にいつもこの小説のことが浮かびます。まさに建物が「手作り」だった時代ではなかったかと。
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高師の濱の思い出 (たぬき2ちゃん)
2008-02-20 18:50:49
わがおたぬき様の子供のころ、高師の濱の浜辺から30メータぐらいに別荘があって、家から水着で泳ぎに行けました。夏はひと夏ここで暮らし、白砂青松のなにもない大きな家でおばあさんと二人で過ごしたのが夢のように思い出します。今91歳の母親も女学校の時、夏は女中と2人で過ごし大阪の上二まで通っていたそうで、高師浜発難波行き直通電車があって、車掌が難波で起こしてくれたそうです。臨海工業地帯ができるまで、高師浜は関西で有数の海浜別荘地でした。今は何もナイですが、思い出します。
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玉出駅も (ぷにょ)
2008-02-21 08:46:26
あんな感じだったのですか。今は見る影もありませんね。

高師浜駅は住民の強い要望があって残されたということですが、
終着駅だったから構造的に容易だったというのはあるでしょう。

残して正解!終着駅が貧相だとガッカリですもんね。
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いらっしゃいませ (ぷにょ)
2008-02-21 09:01:41
瀬尾さん、ブログへようこそ!
肥薩線ではありがとうございました。
iモードでは写真も見れるのでしょうか。
写真が多いのでお金がかかるのではと心配しますが。


新幹線で寝台!それいいですね!
端から端まで直通ならそれもアリかも。
ただし大阪から乗るには変な時間になりそうですが。
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そうですね (ぷにょ)
2008-02-21 14:04:46
職人さんの手作り感が随所にあらわれているから、ほっとなごむのでしょうね。

高師浜のまちを歩いているとき、普通の家の塀の補修で
左官屋さんが小石の洗い出し仕上げの作業をしていました。
古い建物でよく見かける仕上げですが、ああやって
左官屋さんが手仕事でやっていたんだなぁと、
そして今も補修していることに感激しましたよ。
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おたぬさんは (ぷにょ)
2008-02-21 14:29:26
セレブだったんですね~

海辺の別荘でひと夏を過ごす・・・夢のような世界です。

今スポーツセンターがある手前の道路に、昔の防波堤が残っていました。
あそこが浜ならなるほど水着でも行けますね。

白砂青松の高師浜をしのぶ手がかりは、
今では邸宅の庭に生えた松の大木だけですね。
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