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4月ももう10日...、久しぶりの更新でごめんなさい。
気がついたら、もう去年大興奮したユーロビジョンの1か月前になっていました。
準決勝進出者37組がもう決まっていて、
準決勝は5月9日(火)、5月11日(木)に行われるそうです。
そして欧州全域で放送される決勝は5月13日(土)、イギリスのリバプールにて。今年も楽しみ!!
...というわけで、準決勝進出者37組を見ていきたいと思います。
37組も!?となりますが、ネット上で全部聴いて個人的なランキングを発表する人もいるくらいなので、準決勝の段階でもう大きな熱を感じます...。
ユーロビジョン公式のコンテンツを参考に、記事を(1)準決勝1日目出場者について、(2)準決勝2日目出場者について、に分けて予習していきます。
※説明は、ほぼ公式の訳です!
準決勝1日目(5/9)出場者
1. Alessandra "Queen Of Kings" / ノルウェー(女性ソロ)
ノルウェーから、女性歌手のアレッサンドラさん。TikTok でこの "Queen Of Kings" という曲がヒットし、2500万回以上動画配信サービスで再生されたそう。ユーロビジョンでセミファイナルまで行けて、その勢いがさらに後押しされた感じですね。意味深な曲名ですが、Queen of ○○は「ものすごい○○」みたいな意味で、Kings は「ものすごい物事」を意味していると思われるので、タイトルはすごい肯定的です。
2.The Busker "Dance ( Our Own Party )" / マルタ島(3人組)
マルタ島から、インディー・ロック・バンドのザ・バスカーが参戦。路上ミュージシャンだった彼ら、Busk は路上で音楽を演奏するという意味らしいので、バンド名はまさにそのままですね。個人的にはラブリーザバンドやウォーク・ザ・ムーンをイメージする音楽で遊んでそうな3人組で、準決勝進出者のまとめ動画を見ただけですが彼らはおそらく自分の好みの音楽なので、決勝に上がってほしいです。
3. Luke Black "Samo Mi Se Spava" / セルビア(男性ソロ)
セルビアから、ルーク・ブラックさん。専門用語はまだまだ苦手なので使いこなせませんが、インディー・テクノ・ポップというジャンルの新星で、セルビアではもう引っ張りだこの人気だそうです。テクノ・ポップはシンセサイザーや機械音を特徴とするジャンルで、昔のゲーム音楽がそれにちょっと近い気がします。まとめ動画は1組につき30秒くらいの紹介で終わってしまうのですが、それでもかなりインパクトがあって印象的で、個人的に惹かれました。
4. Sudden Lights "Aija" / ラトビア(4人組)
ラトビアから、4人組ロック・バンド、サドン・ライツ。学校に通っていた時代から音楽を作っていて、すでに3枚のアルバムをリリース済み。歌詞は英語が多いそうですが、タイトルの "Aija" は本人たち曰く英語に直訳できない母国語だそうで、「ラトビアのフォーク・ソング」のような気持ちを与える言葉だそうです。改めて、ユーロビジョンは多様性を体現するようなイベントなんだなと思いました。
5. Mimicat "Ai Coracao" / ポルトガル(女性ソロ)
ポルトガルから、Mimicat さん。9歳のころから歌ったり音楽をレコーディングしたりしていたそう。2014年にデビュー・アルバムをリリースしてポルトガルで本格的に活動開始、新アルバムのリリースも予定しているそうです。民族的だけど、キャッチーな音楽って感じでした。
6. Wild Youth "We Are One" / アイルランド(4人組)
アイルランドから、2018年結成のロック・バンド=ワイルド・ユース。ナイル・ホーランやルイス・キャパルディ、ザラ・ラーソンといったビッグスターのツアーの前座(サポーティング・アクト)を務め、ライブ・シーンで大活躍中のバンドのようです。"We Are One" ではアルミホイルのような銀色のかぶりものをして演奏していて、特徴的でした。
7. Let 3 "Mama SC!" / クロアチア(5人組)
クロアチアから、ふざけているとしか思えない格好のおじさん5人組...レット・3。元々はレット・2として1986年に結成されたグループですが、新メンバーの加入に伴いバンド名を変えたそうです。挑発的なパフォーマンス、それもレッチリみたいに素っ裸のパフォーマンスで母国では(良くも悪くも)有名らしく、要はやばい人たちですね。正直、1番インパクト強かったです。絶対決勝上がってください。
8. Remo Forrer "Watergun" / スイス(男性ソロ)
スイスから、男性アーティストの Remo Forrer さん。アコーディオンの技術がすごかったのでアコーディオン奏者になる道もありましたが、歌唱力も飛びぬけていたということで、歌唱力で地元スイスのオーディション番組を制し、ドイツの音楽番組でも成功したそうです。環境問題に関連する曲、ちょっと気になります。
9. Noa Kirel "Unicorn" / イスラエル(女性ソロ)
イスラエルから、Noa Kirel さん。18歳でアトランティック・レコードと契約し、どんどんキャリアアップを重ねてMTVのベスト・イスラエル・アクト賞まで受賞。イスラエルではすでに超有名なポップ・スターで、オーディション番組ではもはや審査する側の人。自身のTV番組も持っているそうです。「ユニコーン」という曲名がかっこいいですね。
10. Pasha Parfeni "Soarele si Luna" / モルドバ(男性ソロ)
モルドバから、男性歌手の Pasha Parfeni さん。2012年にもユーロビジョン決勝に進出していて、そのときは11位に終わっていました。妻と一緒に書いたという新曲 "Soarele si Luna" でリベンジを狙います。ぞくぞくする民族的な音楽で、個人的にはすごい惹かれました。決勝で、パフォーマンスを見たい人です。
11. Loreen "Tattoo" / スウェーデン(女性ソロ)
スウェーデンから、2012年デビューの Loreen さん。デビュー・アルバム『ヒール』(2012) がヒットして、有名になった方みたいです。英語の歌詞の曲で人気になった方ですが、ブレイク以降はスウェーデン語の音楽もリリースしていて、それが映画への出演...俳優業へのデビューにもつながったそうです。2つ上の Noa Kirel さんのときも思ったのですが、すでに有名な人も全然出るんですね。
12. TuralTuranX "Tell Me More" / アゼルバイジャン(デュオ)
アゼルバイジャンから、男性双子デュオの TuralTuranX 。父親の影響で音楽をはじめ、双子で60~70年代の音楽にインスパイアされた弾き語りのフォーク・バンドを結成しましたが、パンデミックには悩まされたそうです、コンサートができなくて。ユーロビジョンを大きなチャンスと捉えている彼ら、独特なパフォーマンスが期待できます。
13. Vesna "My Sister's Crown" / チェコ(6人組)
チェコから、女性6人組グループの Vesna が準決勝進出。オーケストラと一緒に行った、おとぎ話?のような奇妙なコンセプトのコンサートとデビュー・アルバム『Pata Bohyne』が注目され、音楽賞へのノミネートを得ました。外形的にもかなり奇怪なバンドで、音楽はポップっぽいのですが、オーロラのようなおとぎ話感というか、ミステリアスさがあります。
14. Mia Nicolai & Dion Cooper "Burning Daylight" / オランダ(デュオ)
オランダから、男女デュオ...というよりユニットの Mia Nicolai & Dion Cooper 。オランダは2019年にダンカン・ローレンスが "Arcade" でユーロビジョンを制した(全米チャートでもヒット!)のですが、その優勝者ダンカンと彼のソングライターのジョーダンが別々に活動していた Mia Nicolai さんと Dion Cooper さんを結び付け、ユニットを結成させたそうです。Mia さんはロンドンに2年間居住経験があり、本気でハリー・スタイルズと結婚したいそう...。一方 Dion さんは毎朝赤外線パネルヒーターの前で瞑想しているそうです...全裸で。
15. Kaarija "Cha Cha Cha" / フィンランド(男性ソロ)
フィンランドから、レッチリのアンソニーさん似男性歌手の Kaarija さん。建前上はラッパーではあるものの、非常にジャンル崩壊的なスタイルだそうで、ラップ、メタル、EDMを自由に混ぜつつ舞踏会でのダンス(!?)のようなパフォーマンスをするそう。もう、何が何だか分かりませんね...。彼曰く、彼のエネルギッシュなパフォーマンスはクレイジーで、パーティーそのもの。まあ、パーティーに決まった音楽のジャンルなんてありませんしね。
決勝出場者
言及し忘れていました!すでに決勝進出が決まっている組が6組あります!
去年順位が高かった、イギリス(2位)、ウクライナ(優勝)、スペイン(3位)など6か国の代表アーティストたちです。
今回の記事で3組、次回の記事で3組まとめます。
La Zarra "Evidemment" / フランス(女性ソロ)
フランスから、女性歌手の La Zarra さん。オードリー・ヘップバーンにマリリン・モンロー、レディー・ガガと多種多様な人々から影響を受けた結果、彼女は魅惑的なディスコ・クイーンとなりました。...すみません、訳が上手くできなくて、変な文章になってしまっています。ディスコ・アーティストであるのは確かで、フォークやディスコからテクノ・ポップまで、本当にユーロビジョンは多様性の象徴ですね...!
Lord of the Lost "Blood & Glitter" / ドイツ(5人組)
ドイツから、破壊力抜群のヘビメタバンド、Lord Of The Lost が決勝に進出。バンド名が「迷える者の主」って感じで超かっこいい彼らはすでに商業的に大成功しているそうで、最新アルバム『ブラッド & グリッター』はドイツの週間チャートで堂々と1位をとったそう。また、ユーロビジョン直後にアイロン・メイデンのツアーのサポートを務める予定が入っていて、まるでユーロビジョンは彼らにとって大したイベントではないかのようです。ドイツのロック・バンドといえばラムシュタインが有名ですが、彼らは後継かもしれません。
Marco Mengoni "Due Vite" / イタリア(男性ソロ)
イタリアから、男性歌手の Marco Mengoni さん。この方も2013年に一度決勝を経験している方で、そのときは7位でした。これを機にシングルがヨーロッパでヒットし、ブレイクに成功します。アルバムはすでに7枚リリースされていて、もう中堅に位置する人ですね。曲 "Due Vite" は上品なバラード調ラブ・ソングで、エモーショナルでもあって素晴らしいです!
やばい...どれを聴いても全部名曲に聴こえる...。😱
ちなみに去年のユーロビジョン・ソングで最終的に一番好きになったのは、ウィー・アー・ドミ(チェコ)の "Lights Off"。
次が、サム・ライダー(UK)の "Spaceman" とローザ・リン(アルメニア)の "Snap" かな。
チャートも追いたいけど、ユーロビジョンも予習したい...。😂
(2)は、土日には更新します!