まあ、たまに「おおっ」って思うことはあったりするんだけど、
それでも嬉しさは少なくて、毎週見ていくのが億劫になっちゃったから、
グローバル・チャートの記録を2022年末までで終わらせようと思います。
...いや、だから何、って話だけど。
これからは、何かの分析用のみに使うかも。
1か月後に開催が迫ったグラミー賞2023授賞式。
興味本位でやっている受賞予想も6回目、ポピュラーな25の賞について予想します。
ちなみに前回は過去最低の出来ばえでした(6点)。
過去最高の15点(グラミー賞2020のとき)を越せるとは思いませんが、
約半分の12は正解したい...。
(参考:グラミー賞2023ノミネート作品を書いている記事)
・主要部門
年間最優秀レコード
- ハリー・スタイルズ / As It Was
もちろん多数がアデル vs ビヨンセの構図で最も権威あるこの賞の行方を考えているのは分かっています。ただ、チャート的にはハリー・スタイルズもすごかったし、音楽も革新的だと思うので、第三勢力の一人、ハリー・スタイルズを予想します。アデルとビヨンセのどちらがとってもネットは荒れそうな気がするし、かといって誰も目を付けていなかったようなグラミーズ・フェイヴァリット(必ずしもチャートで成功していない)が受賞となると、今度は自分が怒ってしまうので、どちらにも当てはまらない候補者のうち最も可能性が高そうなハリーさんがとれば、一番争いは起こらなそうな気がします。🏆
年間最優秀アルバム
- ビヨンセ / Renaissance
ここはビヨンセさんを予想しました。『ルネッサンス』はR&BとEDMの融合で、異色ではありますがチャート的には大成功です。もう10年以上主要部門の賞の受賞から離れているビヨンセさん、意外にもこの賞はとったことがありません。
年間最優秀楽曲
- ハリー・スタイルズ / As It Was
ここもあくまで "As It Was" 推し。主要三部門(ここまでの3つ)アデルの総なめとなると、厳しくなりますが...。
最優秀新人賞
- マネスキン
ノミネートは1年遅れましたが、かなり有力だと思います。他の候補者を見ていくと、ラトーやムニ・ロングはチャートで大活躍だったので強い対抗馬になるかもしれません。また、グラミー賞が多様性を重視した場合、アニッタやドミ & JDベックの受賞も考えられます。まあ、それはマネスキンも該当すると思われますが。
・ポップ部門
最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス
- ハリー・スタイルズ / As It Was
オールジャンルの主要部門を制した楽曲は、ジャンル別部門でも受賞するのが恒例なので...。
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス
- サム・スミス with キム・ペトラス / Unholy
彼はノミネートの数こそ少ないものの、受賞率は高いです。つまり、一つ一つのノミネートの価値(?)が高いわけで、受賞が期待できます。
最優秀ポップ・ボーカル・アルバム
- ハリー・スタイルズ / Harry's House
アデル、リゾとの三つ巴かな?まあ、アバがとっても面白そうだし、コールドプレイがとっても嬉しいけど。
・ロック部門
最優秀ロック・パフォーマンス
- ブランディ・カーライル / Broken Horses
難しい...。ノミネートも多い、ブランディさんかな?...と。
最優秀ロック・ソング
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / Black Summer
ちょっと願望も入っています。久しぶりのグラミー・トロフィー。
最優秀ロック・アルバム
- オジー・オズボーン / Patient Number 9
ここも分からん...。ブラック・キーズとオジー・オズボーンが強いかなと考えて、とりあえず後者にしました。
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス
- フローレンス・アンド・ザ・マシーン / King
全米受けはいまいちだったシングルだけど、それは他の候補曲も同じだから、結局難しい。でも、個人的な印象として、フローレンス・アンド・ザ・マシーンは相変わらず調子が良かったと思うから、これにしました。
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム
- ウェット・レッグ / Wet Leg
デビュー・アルバムにして全米14位、全英1位!数字ばかり追うべきではないと思いつつも、これは大きいと思います。
・カントリー部門
最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス
- ザック・ブライアン / Something In The Orange
ロックとカントリーの緩やかな融合!ザックさんは最近ではチケット販売サイトのチケットマスターを高額過ぎると批判していましたね。影響力が強いからこそ、ニュースになったんだと思います。
最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス
- ロバート・プラント & アリソン・クラウス / Going Where The Lonely Go
約14年前、この2人はコラボレーション・シングル "Please Read The Letter" で年間最優秀レコード賞を受け取りました。ほかの候補曲も良くて、受賞してほしいと思う曲もあるのですが、やっぱり経験者は強そうに見えます。
最優秀カントリー・ソング
- ミランダ・ランバート / If I Was A Cowboy
"If I Was A Cowboy" が受賞しても誰も文句を言わない感じがします。キャリアも長いのに、まだこんな、こんな聴きやすい曲を出してくれるのかと驚きました。
最優秀カントリー・アルバム
- ミランダ・ランバート / Palomino
ミランダさんは2014年に既にソングとアルバムの両方を制覇する快挙を成し遂げているのですが、今回もそれが起こる可能性が小さくありません。
・R&B部門
最優秀R&Bパフォーマンス
- ジャズミン・サリヴァン / Hurt Me So Good
ジャズミンさんは去年のグラミー賞で大活躍だったので、今年もあるかも、と思って。
最優秀R&Bソング
- ビヨンセ / Cuff It
チャート的にはこれからがピークになりそうな予感。"Cuff It" は受賞すれば、チャートに大きくその効果が表れると思います。
最優秀R&Bアルバム
- メアリー・J.ブライジ / Good Morning Gorgeous ( Deluxe )
ビヨンセがいないのが大きい!『ルネッサンス』はダンス部門に振り分けられました。よって、ここで最も有力なのはメアリー・J.ブライジの最新アルバムになると思います。
最優秀プログレッシブR&Bアルバム
- スティーヴ・レイシー / Gemini Rights
前回ここで受賞したラッキー・デイは、今回は上の「R&Bアルバム」にノミネートされています。なので、スティーヴ・レイシー『ジェミナイ・ライツ』の強敵は少なくなっていて、より受賞しやすい環境になっている感じですね。...めちゃくちゃな日本語ですみません。
・ラップ部門
最優秀ラップ・パフォーマンス
- ケンドリック・ラマー / The Heart Part 5
過去5、6年間の同賞の受賞者は、いずれも勢いのある新人ラッパーか、ラマーです。しかし、ラマーがいるときには確実に彼の受賞になっていて、彼は旬のラッパーにも打ち勝っているので、ここはかなりの高確率で彼の受賞となるでしょう。
最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス
- フューチャー feat. ドレイク & テムズ / Wait For U
ラップ部門は、ラマーとフューチャーの戦いになると考えました。...まあ、フューチャーは2019年のグラミー賞でラマーのおかげで初受賞を果たした(ゲスト参加したラマーの "King's Dead" が、最優秀ラップ・パフォーマンス賞を受賞)ので、決してバチバチな関係ではないのですが。
最優秀ラップ・ソング
- フューチャー feat. ドレイク & テムズ / Wait For U
チャート的にフューチャーが有利かな、と。ところでドレイクは今回グラミー賞をボイコットしていて、授賞式にも参加しないと思われるので、(去年のザ・ウィークエンドみたいに)盟友フューチャーの受賞による間接的な受賞は、ちょっと複雑な気持ちになるのかも。フューチャーは受賞したらドレイクとそれを分かち合いたいと思うと思うのですが、ドレイクは賞自体を批判しているので、結局フューチャーが望んでも彼はトロフィーは受け取らないかもしれません。
最優秀ラップ・アルバム
- ケンドリック・ラマー / Mr. Morale & The Big Steppers
ジャック・ハーロウも商業的な大成功がグラミー賞に反映され、ラップ部門では3つのノミネートを獲得しています。勢いで初受賞なるか?といったところですね。...ただ、正直相手が悪かった感じがあります、グラミー賞最強のラマーとノリにノっているフューチャーと、ノミネートの時期が被ってしまいました。いずれの賞でも受賞は厳しそうです。