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ダンケルク 戦争という大きなものに対する憤り

2017-09-10 | た行の映画

監督:クリストファー・ノーラン
出演:フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、バリー・コーガン、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィ、マーク・ライランス、トム・ハーディ
ストーリー イギリス軍とフランス軍の兵士、約40万人は危機的状況にあった。背後はドイツ陸軍、前方の海からはUボート、空にも戦闘機。80万人という圧倒的な数のドイツ敵軍が完全に包囲し、”全滅”が迫る望みの無い状態だった。こんな絶対絶命の状況下、イギリスからはあらゆる手段を動員して兵士を救おうとする“史上最大の作戦”が動き出す。軍の船のみならず、漁船やヨットなどを含む民間船までもが動き出す。700隻の船乗りたちがそれぞれの想いのもとダンケルクへ向かった。

タイトルにもなっているダンケルクとは
ドイツ軍に侵攻されたフランス北部の都市のこと。

 

空と海と大地が混ざり合う
誤射も飛び交う敵味方不明の銃弾、爆撃の恐怖
強烈さ、あの恐怖、あの緊張感が漂ってくる絶望する。
でも期待もある。 背中合わせ
サバイバルなんだけど
陸と海と空という3つの異なる視点に別れて同時に進行しているのに
全くダレる事が無い
片や 緊張と恐怖と退屈の側も「何が起きるか」解らないので
緊迫感がある

恐怖は、リアルに迫る
よくあるベタな 「友情が戦場で」だとか「生き抜いて家に帰るための」だとかが無く
相手を打ち負かす「戦い」というベタ展開も無い
ただひたすら 生き残りをかけた「撤退」だ

ダンケルクの戦いを知らなかった為、一応「下調べ」だけはした
結構、裏に様々なドラマがあるらしいけど

この作品では「ドラマちっく」には描かず「サバイバル」として描いていた
戦闘はほとんどなく、迫りくる敵を恐れ
時間にも追われた中での撤退 
 

集約は「イギリスに逃げ」る一週間の話で、出撃されて逃げるうちにダンケルクの浜辺に集結
迎えの船を待つ兵士たちの群れ
そこに加わる 脱出する若い兵士の1週間
怯える。それは恐怖そのもの。
そこには 不幸という文字があった
 空は、空で陸の兵士を守り敵機と争う空軍パイロット(キリアン・マーフィーが(b≧∀)グッド♪ )
そして 海を熟知して、指揮をとり、決断は撤退をする海軍の上級士官。
捕虜ともなる 覚悟を決めたパイメロット
それはイギリスの「ヒーロー」である。愛機。火を・・・

では救出された兵士を待っていたものは
非難を浴びず 生還したコトへの歓喜

魚雷、銃弾と 何処からどのように飛び跳ねだすかわからない
じわじわと忍び寄る 魚雷の恐怖
 

戦争という大きなものに対する憤り
これはスリリングで、サスペンスフルな「映像の楽しさ」などではなく
歴史の事実である

そしてノーランのマジックにかかる

チャーチルの演説が引用されるラスト
 この作品も  「後の世代にも語り継ぎたい」
そういう 直球の話である



       

 



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4 コメント

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スピリット (ノルウェーまだ~む)
2017-09-11 00:16:39
qちゃん☆
ダンケルクの闘いって知らなかったよね~
イギリスでは「関ケ原」的に有名で語り継がれる撤退戦だったらしいけど。
生き抜くっていうテーマが見事に描かれていてとても良かったわ☆
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こんにちは (yukarin)
2017-09-12 13:57:30
この作品でダンケルクの闘いを知ったという...
最後まで緊迫感ある展開で見入ってしまいましたわ。
臨場感ある映像でそこにいるような感覚でなんど溺れかけたことか^^;
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むむむっ (q これは凄いぞと)
2017-09-12 14:47:46
 まだーむ
世界史の中でダンケルクの戦いとはなんぞやと
全く知らずに観ちゃって・・・
一応「知らない言葉だから下調べ」っぽく
タラララーっと調べたけど理解してなかったよ
ところが!!!!!
作品を観たら 理解できた
チャーチルの言葉で
うっわーーーー!!!!来たなぁ・・・

 yukarinちゃん
  あら。これを観たら 溺れるわよね~
ダンケルクという言葉も知らず
歴史の中に、どう存在したか
それすらも知らずに、観てしまったけど
この作品で、理解できたわ
これは緊迫感もあったし
それぞれの人物の掘り方も堪能したわ

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Unknown (セレンディピティ)
2017-09-16 14:07:54
こんにちは。
極力エモーショナルな表現を避けていたように感じますが
それでも”ドラマ”を感じる作品でした。
臨場感あふれる映像にも圧倒されました。
すごかったですね!
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