監督:紀里谷和明
出演:クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン、クリフ・カーティス、アクセル・ヘニー、ペイマン・モアディ、アイェレット・ゾラー、ショーレ・アグダシュルー、伊原剛志、アン・ソンギ
ストーリー ある封建的な帝国。権力にとりつかれた非道な大臣が要求する賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は、残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、武士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て身分を隠していた。全ては忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、不正がはびこる権力への報復のために。死を覚悟し挑む“最後の騎士達”の戦いが今、はじまる―。
何故かワタクシの「萌え」忠臣蔵
の世界。
星新一さんのショートショート『殿様の日』 ~ ああ吉良家の忠臣 大好きだし
歌舞伎だと「太平記」の設定になるけど
何回も通って観て、萌えてしまう歌舞伎の忠臣蔵
ということで 紀里谷氏の世界観 云々とは別の意味でも面白そ~
観る直前に「どうやら仇討みたいよ」←qママから言われて初めて知ったワタクシ「忠臣蔵」 ≒ 主君の仇討ち
んでもって も~ いっちょ忠臣蔵 ≒ 日本三大仇討の一つ
だもんで 当然に「面白さ」が あるのだから
下手すりゃ つまんねーのという作風になってたら 大コケっぷりだろう
表か裏か 観る人のみぞである
男っぷりの良~い 紀里谷氏の描く世界観も楽しそう~(笑)
主役のクライヴ・オーウェン(英国)は大石内蔵助
うっっっっ似合う。似合い過ぎでしょ~~~
主を泣く泣く斬る時の表情や、無精髭を生やしてかっこいい立ち回り
男っっっぷりっっっっ 炸裂~~~~
豪華な多国籍
モノトーンのような抑え気味の色彩が綺麗で世界観
中世の封建社会のような、騎士が活躍する設定
騎士の甲冑は金属ではなく革製 さっそくコスプレマニアの垂涎の的か(笑)
雪景色の中に壮大な西洋の城と城下町が描いて
これが、観ていて大好きな 歌舞伎の世界を感じてしまった。
仇討の際に突入した城は迷路のように入り組んでるってば(笑)
アクション・ドラマだよねコレ。
失礼。一瞬、うぷぷぷ♪となったよモーガン・フリーマン 失礼ながら
高潔さの感じかな
うん。良いなぁ。
日本の侍を17世紀の騎士に置き換えた設定も上手いなぁ架空の帝国を舞台に、浪士を中世の騎士に置き換え
そこにナイツの国籍・人種が多種多少で現代的にシンクロする
イスラム的宮殿だったり
キャスティングの 彼の右腕の部下にはクリフ・カーティスや、アン・ソンギも納得できてしまう
甲冑を脱いで紛れていると・・・
っていう「忠臣蔵」なんだから、そこに、どう工夫が入るかと
ある意味、予想通りの、仕掛け的な要素は勿論ニヤリにやり~~♪
そして 仇討ちというのが、魂や誇りを受け継いで生きて行くっていう、感覚が出てたなぁ
主君も部下も失った主人公ライデンが身を持ち崩していく
Last Knights
そうよね~ 大石内蔵助は昼行燈だもんよ。ダラダラ堕ちてくのも、積極性が無くちゃ→なんか違うか?!?!
そうよね~ そうしとかなくちゃなんねぇのよ~~
妻が愛想をつかす→出ていくって(笑)
こういう時代劇で、しかもリアルな設定が、しっくり入る
決して ファンタジーとかではない ← お・ふぁんたじーダメダメな私だから尚更
これだけの俳優をまとめ上げた監督もあっぱれ
紀里谷監督のハリウッドデビュー作って事を す~~~~~~~~っっっっっかり忘れてた
市場や酒場の小道具までも、しっかり楽しめたり
あ!それ、必須~とかいうのも細かく入れてあったり
ラストに流れていくのも これまた盛り上がるっっっっっっ
そもそも 本来の『忠臣蔵」的って、どういう意味だろうと、考えてしまった
確かに武士道ではあると思うが・・・
元禄赤穂「事件」なワケだし
なんて これからの季節に、ぴったりの作品
蛇足 希望か絶望か