Said q winning

がははは♪qで映画異様バカ大好き
風の吹くまま気の向くまま
映画達に愛の眼差しで突っ込みだ

いろいろたくさん

2014-12-29 | ♪業務連絡♪

今年も色々と映画を観た
今年も沢山と映画も観た
映画だけじゃなく
大好きな歌舞伎も歌舞伎座に通った
絵画も観た
本も読んで
結局、何時も変わらない私だった

新しい年
どのような作品にキラキラ楽しむか

楽しみなのだ

 12月30日~1月3日と
沖縄に家族旅で留守にしてます
がはははははは連発の家族旅
珍道中。がははははは連発 確実の旅だ~ 


ゴーン・ガール え?!?!えぇぇ!!!絶妙のダークユーモアニヤリ

2014-12-14 | か行の作品



監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス、タイラー・ペリー、キム・ディケンズ、キャリー・クーン

楽しみにしていた
これから原作を読もう。いや。これは読む!と決めた
絶妙のさじ加減なのだ

居心地の悪い、浮いたような感覚。


ミズーリ州の小さな町で瀟洒な邸宅に住む夫婦ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。
誰もが幸福なカップルと思われていたが、5回目の結婚記念日を迎えた日にエイミーが姿を消した

エイミーの親は児童文学の作家で、エイミーをモデルとした絵本「Amazing Amy」が大ヒットし、セレブの仲間入りした女性。
しかしミズーリ州に移り住むとニックには仕事がなくなり、双子の妹マーゴ(キャリー・クーン)とバーを経営することで生計を立てていた。そんな夫婦生活を エイミーが望んでいたはずもなく、夫婦間は冷え切っていた。セレブのエイミーが姿を消したことで地元はおろか全米中がこの事件を注目することになり、マス コミは夫のニックをまるで犯人扱いのように取り上げ、無責任なSNSはニックの私生活まで暴いていく。そんな時、事件担当のボニー刑事(キム・ディケン ズ)は地下室の暖炉の中から、なぜか燃えきってないエイミーの日記を発見する...。

展開が緻密。

結婚5周年の記念日に、前触れもなく妻が姿を消し、幸せだったはずの夫婦の日常が突如破綻する。
リビングには争った後があり、キッチンからは妻エイミーの大量の血痕が見つかった。
さらには失踪前に書かれた日記や手紙が発見
事態はますます複雑化を極める。
彼女が残したヒントの手紙を辿っていくとニックの双子の妹マーゴの薪小屋にたどり着き
彼女からの「プレゼンス」
日記にはニックから暴力を受けてたこと
彼がオンラインギャンブルにハマってた事やカードで高級品をいっぱい買ってた事が記してある
エイミーに対する死亡保険金の受取金額の上限までが上がっている


全てに於いて計算高く、浮気をした夫を安全圏から追い詰めていく。
ニックの不幸っぷりばかり目につくものの
良く考えるとエイミーにとっても悲劇
そう。エイミーの復讐劇の壮大なシナリオとニックの復讐

浮気する夫に対する「怒る」エイミーが失踪するコトにとフェイク日記を・・・
妊娠するのも方法と意味がある・
死亡保険の金額の見直し書類・・・

あぁ そこには「ミズーリ州の死刑の意味。」も含まれていて
全て彼の先を越すエイミー。頭の良さが、そうはキレるとは
決して本性を現さないエイミー
冷たい表情で演じているロザムンド・パイクがニクいぐらいぴったり。
その感情を表さない
一人の女が持つ明確な多面性と狂気
そこに描かれている夫婦それぞれの多面性
夫の「練習の成果」をテレビで見るあのうっとりとした表情
お人よし風で愛想良くするだけで一見人畜無害のぼんやりした男
殺したいほど憎むニック
何故?!何故、そこまでして多々の事を仕組みこんで行ったのか?!

ニックに対する 復讐

 ニックも、これはエイミーの計画だと気づき始め
互いの真の姿は決して分からないという怖さ
「あなたは自分の夫や妻のことをどれだけ知っているのか」という疑問
丁々発止
逃げている間に、元カレと一緒にいたエイミー
軟禁の身になっていたというものの
実は 
ニックにとって
戻ってきてほしいと言う姿の本音
世間からの見た目とエイミーに対する思い。
事件の真相をエイミーに話させて無実を得るための作戦
ニックの嘘の言葉

程なくして冷凍していたニックの精子を使ってエイミーは妊娠する
マスコミは、大ニュースに大興奮。
幸せなカップル。待望の赤ちゃん。ニックは逃げも隠れもできない。

妻の復讐は終わらない。

今度は自分の のどを狙っているかもしれない。
いつ殺されるか
いつか殺されるか
昔の男ののどをかき切って殺してきた妻・・・
密やかに忍んで来た「狂気」
互いの中に見え隠れする「殺意」

端役だが、取り調べ警部役のキム デイケンズ
なんという、ムードが良いのだ!!!

エイミーみたいな存在が身近にいる可能性の話ではなく
誰の心の中にも少なからず存在するエイミーの話
彼や彼女は理想の男や女を演じているだけだったり・・・
隣にいる人の事をどこまで知ってる?!?!

 結局は相手を信じるしかないんだねぇ

みんなから愛されたいと願う、少女がそのまま大人になった感じ
という役者さんじゃなかったのも良かったな~

自分が有利に生きてくように じわじわと。
ずるく。強くなって行く
底の底に漂うのは まるで共犯者のような気配

「君のところは本当に大丈夫かね?」
というフィンチャーの声が聞こえそう

蛇足  ニセ華麗なる独身貴族の私たもーん♪

 


小野寺の弟・小野寺の姉 何気に!!!!

2014-12-05 | あ行の映画


キャスト 向井理 片桐はいり 山本美月 ムロツヨシ 寿美菜子 木場勝巳 / 麻生久美子 大森南朋 / 及川光博
監督・脚本: 西田征史 原作: 西田征史

キャストが何気に豪華なんだけど・・・ はいり女史の贔屓目だからなぁ
何とも愛おしく、けれどちょっとヘンな姉弟
ちょっと意地悪できびしい姉にもめげない弟
そして引っ込み思案な弱気な弟を思う姉
悪いっていうのは、出てないんだけど、毒はあるんだよ~
つまり「甘くない」ワケ
喧嘩もするけれど、なんだかんだでそこはブレない。
この映画ではより子と進、それぞれの恋を描いているのですが、それも姉弟を見守るエピソードの一つ。
もうねぇ・・・ この、はいり女史の演じる姿が
とーーーっってもイイ
毎朝一汁三菜の朝ごはんを作り、勤め先のオーナー夫婦にも可愛がられるしっかり者。
でも突然「いや、普通そうしないだろ」というような行動に出たりする。
恋をすると笑っちゃうほど不器用。
変なプライドやこだわりもあるけれど、基本的には自分に自信がない。
当たり前の日常が描かれていてとても親しみを感じる映画で
また 二人で住んでる家の感じが細部に至るまでがイイのよ~
麦茶用ポットとかに 2人の生活の密度が感じてしまったり

これまでもこんなふうに時間を過ごしてきたのだろうし
このままで時を過ごしていくのだろうなぁ

お互いが 唯一の家族で話は成立してるから「安全パイ」の話だと思うから
現実感は、まったく感じなかった

あの病院関係の出来事のあれこれ
出来過ぎでしょ


ハートウォーミングな映画ではあるけれど
現実的にはキツイ


小野寺の姉のファッションは、何気におしゃれ~
 地味なんだけど、汚くない
 清潔で、年相応に品のある可愛らしさ
姉が浅野さんとデート(じゃなかったけど)するシーンで
あ!姉の性格って、こういうところにも出てる!!!!
ってチェックできたりする
それもこれも、はいり女史が演じる世界だから感じたんだけどね





伏線として、さらり~っとスルーしちゃうような
そういう「何気に」でしょーか?!


大笑いではない
な~んかクスクスって笑えて、切なくなってホロリ
何気に ほんわり来る


フューリー 

2014-12-02 | は行の作品


監督:デヴィッド・エアー
出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル、ジェイソン・アイザックス、スコット・イーストウッド
ストーリー ブラッド・ピットの主演、製作総指揮による戦争映画であり、第2次世界大戦時のドイツにて、”FURY(激しい怒り)”と命名された戦車と5人の兵士たちの生き様が描かれた物語。

戦争の何たるかがかなりリアルに描かれてたし
この監督さんの『サボタージュ』とは違って凄かったー
今作のブラピが 珍しく良い←ムーミン顔がフケたけど
男臭い渋いかっこよさとかかな
ウォーダデイーの頭のキレる感じが
かっこよく観ていて気持ちよかったナァ・・・
酔っ払いで運転テクはバツグンのヤツもいる
ノリのいーヤツもいる
問題児もいる

戦争映画を観るのは 気分的にどうか?!と思いつつ観たけれど
観終わって じっくり思う事が色々とあった

敵と見たら 容赦なく殺戮する
それは「任務」であり「生きる術」なのだ

戦場での悲惨な世界を事務担当だったノーマンから見て描く

銃撃戦の激しさ、実際の戦車・・・だったから
絵空事の話じゃなく真実
生きる事に対する「重み」 ≒ クレイジー 
人の愚かさを感じてしまった。
生き残っていく「自己の信念」があるから、ある種のクレイジーさがあって
クレイジーが、芯の「本当に酷さ」を 突きつけてる
モラルが崩壊して「クレイジー」に繋がる
生きるか死ぬかの戦場に適応するためには、兵士たちは他者へ の共感を捨てねばならなかったことの結果

ラストは これまた印象深かった・・・