今年4月宇宙飛行士として、ミッションを終え無事帰還された山崎直子さんが
書かれた「何んとななるさ!ママは宇宙へ行ってきます」を図書館から
借りて読みました。
山崎直子さんってすごく遠い人、すごい人って感じだったけど、
この本を読んで、普通の女性で普通のお母さんなんだと
ちょっと身近に感じることができました。
彼女がいつも心がけていたのはこの題名でもある「何とかなるさ」
あきらめるのではなく、今ある状況を冷静に受け入れ、きっとどこかに
「道」はあると、信じること。そして今自分ができることを精一杯やること。
すると自然と道が開けてくる。と。
確かにそうかも。
自分が体調崩した。でも、ゆーが・・・とか
ゆーが熱を出した。でも仕事が・・・・とか、
ときにはパニック状態になりどうしていいかわからないことも・・・・。
そりゃ、私の仕事は、山崎さんのミッションより全然小さいことだけど、
とにかく冷静に現状を受け入れて、精一杯やる。
そうすると誰かが助けてくれたり、協力してくれたり。
たくさん周りに迷惑かけながら、そうやって、今のところうまくいってるのかもしれない。
どっかで何とかなるさって思ってるところがある。山崎さんも同じなんだって。
(本より抜粋 ↓)
たとえば、夫がもっともつらい状態にあったとき、夫はときどき
「家族がこんなに 苦しんでいるのに、よく宇宙飛行士を
やっていられるな。 家族を見捨てるのか」
などと言うことがありました。
言葉だけをとらえるとたしかにつらい。
しかし冷静に考えると、夫はいつだって、私が本当に困ったときには助けてくれました。
私と娘が「母子家庭」状態でアメリカにいたとき、一泊や二泊の訓練なら、
知り合いにお願いして娘を預かってもらうことができました。
しかし、さすがに一週間やそれ以上となると頼みにくい。
娘も心細いでしょう。
そんなとき、夫は必ず日本からやってきてくれました。
夫が私の訓練スケジュールに合わせて融通をきかせられたのは、
夫が会社を辞め、自分で起業し、すべて自分でやっていたからでした。
けんかをして、たとえひどいことを言ったとしても、実際には駆けつけてくれた。
そしていまは、そばにいてくれる。
そうやって考えていくと、夫の優しさが見えてくる。
けんかのときに言われた言葉を、いちいち気にするのはもうやめよう、と
思えてくるのです。
たぶん、本当の気持ちというのは、言葉より行動に表れるものなのでしょう。
家族というのは、互いに気を許しがち。
よって、ときにはひどい言葉をぶつけ合ってしまう。
でも言葉に真の気持ちはない。行動にこそある。
だから言葉でなく、行動を見よう、と思うのです。
そして、やってくれたことに対してありがとうと思ったら
「ありがとう」とちゃんと伝えようと心がけています。
大変苦労もされ、宇宙飛行士と妻、母を両立されていたんだと、
つくづく思いました。がんばったんだろうな。
そして私も周りに対して、言葉だけでなく行動を、そして感謝の言葉を
忘れずにがんばろうと思いました。
働くママだけでなく、子どもをもつ母親として、妻としても面白いですよ。
ご主人も普通の男の人。でも彼女の夢のために彼女のサポートをしてる。
ステキなご夫婦でした。
やっと1Q84の3も図書館の順番が来て今日借りてきました。
楽しみ、楽しみ。