円高傾向になってきたとはいえ、まだまだ円安だし、東南アジア行き航空券もJALANAはまだ高いので、近場にでも行こうかなと考えています。ワンワールドエメラルドの今ならJAL便で出発すれば羽田・成田のダイヤモンドプレミアラウンジの中にある鮨屋で美味しいお寿司をいただけるし。ラウンジ内にしつらえた鮨屋のカウンターで、正真正銘本物の頑固そうな寿司職人のおじさんが握ってくれるんです。お酒も洋酒から日本酒焼酎にいたるまで各種いいものを揃えていますしね。
近場だと、昨年初めて行った韓国もソウルまではいかず仁川空港近くに一泊しただけだったけど意外とよかったし。ソウルにはH&Mが経営しているインテリアショップ(H&M Homeではないもう一つのブランド)がアジアで唯一あるらしいので、行ってみたいし。
近隣では香港が一番好きだったんだけど、中国化が進んでいてちょっと「盛り下がる」し。中国って金の卵を台無しにする才能にあふれていると思うんですよね(笑)。香港は一国二制度のまま特区にして触らなければもっと利益を生み出しただろうに。
香港ではいつも行くローカルな飲茶の店があるのですが、小さいテーブルがないので僕は単身者だけを集めた大テーブルに案内されるのですが、隣で暇そうに新聞を読んでいるおじいちゃんが「どこから来た?」と聞くので「日本から」と言うと、なぜかはわからないけどおじいちゃんから伝言ゲームが始まってフロアのあちこちのテーブルからおっちゃん・おばちゃんが僕のところにわざわざきてくれて、口々に「この間日本に行ってきたの、楽しかったわ~、香港楽しんでね~」など歓待してくれることがよくありました。そういうのも無くなっていくんでしょうね・・・。
欧米の企業で香港にアジアの本社機能を置いていたところも多かったはずだけど、最近の中国化に伴って各社がシンガポールなど他の都市に移しているって聞きますしね。ワンワールドグループの航空会社でもキャセイパシフィック航空のマイルの加算率を大幅にダウングレードしたところもありますしね。
ま、昨今の情勢を考えると仕方ないけど。何年か前の民主化運動の時も香港にいたのですが、そこら中にバリケードがあって気の毒でした。
そういうことで韓国いいなと思っていたところ、先日本屋に行ったらマガジンハウスのPremiumという女性誌が台湾特集をしていて、台湾もいいよなとピキンとひらめきました。
因みにPremiumは少し前に京都特集も出していたんだけど。京都はもういいかな、もう日本じゃないから。大阪とか奈良に泊まって鳩居堂にだけ買い物にとんぼ返りするだけでいいです。ましてや天皇陛下を「外国」に住まわせるなんて到底できません。
大徳寺・高桐院の静けさが大好きだったんだけどな。残念ですね。
そんなことを思っていたら、昨日近所の店に飲みに行く途中、雷門のあたりでリュックサックに「晴天旭日旗」をさして歩いている人を発見。晴天旭日旗は言わずもがな台湾の国旗です。中国人とは違うとの意思表示なんでしょうね。見ている僕の方も少し親近感わきますしね。(とはいえ、以前も書きましたが、正当な手続きを経て日本に遊びに来て帰る中国の方にも日本を楽しんでいってほしいと思っています。でも、できる限りでいいからお行儀よくしてね(笑)。)
以下数段落に渡ってじじいの思い出です。嫌いな方は逃げて、今すぐ(笑)!
僕が初めて海外に行ったのは台北、14歳の時でした。1985年だったかな、約40年前です。まだ、台湾に行くにはがっつりビザが必要な時代で、昔の馬鹿でかい日本のパスポートに、これまた馬鹿でかい台湾ビザのスタンプが押されています(今も持っています)。写真は紅顔の美少年。
大阪の伊丹空港を出て今の桃園国際空港に到着したのですが、当時は桃園国際空港ではなく中正国際機場という名前でした。中国本土との兼ね合いからJAL便を中国本土と台湾双方に飛ばすことができなかったので、日本ー台湾便だけはJALではなく「日本アジア航空」という航空会社名で運行していました。JALと全く同じだけど。それに乗りました。
中正国際機場の「中正」と言うのは、蒋介石の別名です(字(あざな)か何かでしょうね)。
近隣諸国ボーイスカウトとの親善行事で、二週間ほどの日程のうち10日ほどを台北北部の陽明山という山の中でキャンプをして過ごしました。キャンプ場の中に温泉場があって、毎日温泉に入りれて気持ちよかったです。最後数日は現地の方の家でホームステイ。行くと、初老の親戚のおじさんが来てくださったのですが、時代が時代だっただけにそのおじさんは日本語がネイティブで僕の案内をしてくださいました。
夜市に連れて行ってくださったり、海沿いの奇岩で有名な野柳と言う名所に連れて行ってくださったり。その時に、名古屋の味仙でもたぶん出していると思いますが、台湾料理のアサリのニンニク醤油漬けをいただいて大好きになりました。一番美味かったのは、朝飯に連れてってもらった豆腐花のお店だったな。
一度台北の百貨店にも連れて行ってもらったのですが、品物がほとんどなく陳列棚がとても寂し気だったのに驚きました。三越が台北にできる前ですよね、たぶん。
そんなことから台湾は僕にとって他の国よりもちょっと身近に感じられるのです。初めて行った海外ですからね。
台湾二回目はそれから20数年後でした。シンガポール航空のLCC、Scootが就航した年だったので2012年あたりです。日本就航記念価格が片道5000円で、当時は今ほど旅行ブームではなかったのでセールが始まっても5000円の席は売り切れることが無く普通に買えたので、友人と二人で行きました。往復で10000円。今ならすぐ売り切れるでしょうね。
楽しかったな。ところどころにある焼き肉食べ放題+ハーゲンダッツ食べ放題+カールスバーグ飲み放題399元のお店も、鼎泰豊の本店も全部美味かったです。友人がサニーヒルズの本店でパイナップルケーキを買いたいというのでついて行ったら、試食でパイナップルケーキ丸々一個とお茶を出してくれたので僕はそれで充分満喫、買いませんでした。
パイナップルケーキは買わないけど一個だけ食べたいという人は、お土産に買いそうな友達を生贄として連れて本店まで行って、自分は試食で一個いただいてくるのもアリだと思います(笑)。本店はインテリアが落ち着いていてなかなか居心地よかったです。
台湾では地下鉄に乗ろうとしていたら、おじいちゃんが先に乗りなさいって背中を押して譲ってくれたり。非常に申し訳ないけど(お行儀の悪い人の比率は同じでも)人口が多くて絶対数が多い中国の一部に万が一なってしまったら、ああいういいところは無くなってしまうでしょうね。香港と同じように金の卵を台無しにしてしまうと思います。
それはともかく、行先として台湾もいいなと。ちょっと研究してみましょうか(Youtube観るだけだけど(笑))。僕の知らない今時の居心地いいお店もたくさんあるようですしね。アイスマウンテンみたいなマンゴーデザートのお店もたくさんありますしね(マンゴー大好きなんでね)。
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