『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

アートセラピストとして活動するクエストSTAFFが現場の声をお伝えします。アートセラピー情報もタイムリーにお届けします!

春の暖かい午後の時間

2008-04-09 23:54:36 | Weblog
4月に入り 早くも一週間が過ぎましたね

体験レッスンに訪れる方たちに出会う度
私もこの春から何か始めようと “一駅歩き”と名付けて
日頃の運動不足や 冬の間にぷるぷる育った太股対策に!
電車に乗る まずは一区間を歩くことを始めましたー! ちょっとお休みの日もありますが…

お天気の良い日の午後の ほんの2時間ほど…

この日は用事も終わり 
“今日は一駅歩き”と思い とことこ歩いてました
その時ふと 新聞に載っていた
“80歳近くになってカンヴァスに描き始めた女性の美術展”のことを思い出し 行ってみようと思ったのです

でも…駅からだいぶんと離れるし ちょっと遠いしと躊躇し始めると

“運動運動!ぷるぷる太股”と心の囁き声が
よし!と気持ちを切り替え 時間を見ると15時過ぎ
閉館時間が~~と思い急いで早歩きで美術館に

へとへとになって美術館前に着き
中に入ると あまりにエネルギッシュな作品を目の前にして呆然としました

『エミリー・ウングワレー』
オーストラリアの画家で先住民民族アボリジニ出身
もともとは儀礼の際のボディペインティングや砂絵を通して
アボリジニの文化にまつわる物語を描き ろうけつ染め製作をはじめ
80歳近くになってカンヴァス画をてがけて 
8年間の間に3~4千作品を描いたそうです

製作の様子のビデオを見ていると
ためらわず次から次へと筆が動き なんとも気持ちがいい

一日の製作が終わり
手を引いて貰い ゆっくりと歩かれている後姿が映っていました
その後ろ姿を見ていると
「ちょっと歩いたぐらいで へとへとになってるようじゃ まだまだ」と
エミリーさんの声が聞こえてくるように私には思え
一時間あまりの間に たくさんのエネルギーを貰ったように感じました

また別の展示室も見た後 そろそろ美術間を出ようと思った時に

前に居るご夫婦が何やら立ち止まり「これは大きいな いつもやったらもっと小さいのに」と話しているのが聞こえ

見てみると前には柱?? とふと見上げると“柱にチューリップが1本”

あれ…どっこかで見たことあるような…?

昨年 直島のベネッセハウスで見た“雑草”『須田悦弘』さんの作品
ちょっと前のことのようだけど懐かしい思いが


ほんの2時間 ある日の春の午後の出来事でした
                              mae












 





 


 

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