春の香りに徒然と

オフィスに来るまでに、
ほんの短い遊歩道を通ります。


道の両脇には、
まだ若くて細い林檎系の樹（だと思います。）が並んでいます。

葉桜になる頃に、
その樹は、いいにおいのする白い花をたくさん咲かせます。



お年寄りもママと小さな子どもも、サラリーマンも
香りをかぎながらゆっくり歩いていきます。



特に夜はうっとりするほど。
かぐわしい香りをはなちます。
花が咲きたての頃より、そろそろ散り始め、
終わり始めている今のほうが、一段と強いのです。

香りには、自分の心の深いところにはたらきかける刺激があるようです。

花の香りに誘われて、
急に自分の深い感情に触れました。
年数ばかり重ねて、
ちっとも成長していない自分へのいらだち、嘆き。
まわりに助けられ生きてきたんだなあ…
ありがとう…
しまいこまれている記憶や思い、感情…
自然と心がひらかれていったのでした。


ちょっとつらかったり　　傷ついちゃったなあ、

というときには
好きな香り、いい香りをかぐのは、本当におすすめです。

私はアロマの力を借りることが多いのですが、
めぐる季節に咲く花やアールグレイのティーだったりすることもあります。
やさしい香り、甘い香り、さわやかな香り、深い香り…

自分をやさしくいたわってあげましょう。
けっこうがんばっていることもあるんですから。


それではまた。

Hiropy