フォトセラピー「自分を撮る」

先日、フォトセラピーのクラスがありました。
今回のテーマは、「セルフポートレート」。
フィルム１本分、ひたすら自分を撮り、現像し、それをみんなと見るのです。
人によってはかなりハードな作業になるのですが、今回のクラスは割と楽しんで自分を撮っている人が多かった！
すごいです。承認します。

私は以前も述べましたが、セルフポートレートにはじめて取り組んだ時、自分を直視したり、人に見せることをどれほど自分が恐れていたのか、嫌と言うほど知りました。
そして、それを知ることが「自分を楽にしてあげる」大きな一歩となりました。
今の自分は、そこから再スタートした部分も少なくありません。

「どんな自分も受け入れよう！」
ことばで言うのは簡単ですが、実際はなかなか困難です。
でも、写真を通してだとそれがずっとやりやすくなるのです。

いっとき、とても調子が悪かったとき、私は毎晩毎晩セルフポートレートを撮りました。
信じられないくらい肌の調子も悪くて、写真に映し出される私はブツブツで表情がない、今考えてもひどい顔でした。
大して気分ものらないまま、でもなぜかそんな自分から逃げてはいけないような気がして、毎晩１枚だけ自分を撮っていました。

そして・・・
撮り続けているうちに、ある時、それは本とに突然やってきました。
調子の悪さがズバッと抜けたのです。
顔も変わりました。
撮るときの気持ちも変化しました。

いろんな理由があったと思います。
時間のお医者さんやさまざまなきっかけ・・・
でも、このセルフポートレートをし続けたことも私にはとても大きかったと確信しています。
毎晩カメラを自分に向けることは、確実のそこに存在している自分を自分でつかみ直す作業だったのです。

クラスでもいろんな体験があったと思います。
実はしんどい思いをした人、何かのヒントを見つけた人、喜びに触れた人…
どんな体験であれ、１５０枚近くいろんな人に触れたのです。
それだけでも、セラピストとしても貴重な体験だったと思います。

そして、後半のストーリー作りもまた素敵でしたねー。
その人の奥に流れているストーリーに触れさせてもらった気がします。

ご参加いただいた皆さん、ありがとう！
次回はいよいよ最終回ですーーー


そしてクラスに参加していない方も、是非カメラで「自分」撮ってみてくださいね！
そこには新しい自分がいるかもしれません。




written by mackey