『アートと暮らす』~アートセラピストブログ

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アトリエ修了式2012

2012-03-17 23:41:51 | 心のアトリエ
こんばんは、マッキーです。
今日も寒い一日でした
が、心はあたたかい一日でした。

今日はファシリテーターコース卒業生を対象にした『ブラッシュアップセミナー』だったんです。

ひとりひとりの活動報告がほんとーーーーにすばらしかった
誇らしい卒業生ばかりです。
また追ってご報告しますので、少しお待ちくださいね!

まずは、時間の流れにそって。。。
木曜日にあったアトリエ修了式について、書いておこうと思います。

木曜日は、アトリエ幼児クラスの修了式でした。

去年の修了式は震災の1週間後でした。
あれから1年。
長くも早くもあったけれど、その間とにかくいっぱい子ども達と関わり切れたことだけは誇りです。

今年は年長さんが6人も。
しかもそのうちの一人は、どのサポーターよりも一番長くアトリエに通うAちゃん。

彼らが卒業するなんて、まだ信じられません。
今も。

こればっかりは4月に新しいクラスがはじまる、そのときまでなかなか実感できないんです。

でも、ワーク前のサポーター達とのミーティングで、とにかく「完了をしていこう!」そう決めました。

もちろん4月から変わらず通い続ける子もいるし、
卒業するといっても、まだピンときていない子もいるでしょう。

それでもいいんです。

ちゃんとやりきって完了していく・・・そんな場をつくろうと決めました。

 
「子どもたちへのメダルとお母さん達への色紙」

修了式といっても、もちろんアートワークもたっぷりやります。

今年はどんな風に修了を迎えようかな・・・と考えていた時にひらめいたのは、「魔法の杖」。

小学校にあがる子たちもいる。
これからどんなことがあっても、自分にパワーをくれる魔法の杖を自分たち自身でつくることにしました。

しかも、流木で!!

海から流れてきた木。
この自然素材はすばらしかったです。
みんな選ぶときから目がキラキラ。



そして、みんながつくった魔法の杖は想像以上にすばらしくて、
みんなが誇らしそうにその杖を持っている姿はとてもかっこよかった。

最後はその杖を舞台に並べ、普段は使わない、その舞台の上で修了式。

一人ずつに修了証と手作りのメダルを渡します。

普段はお話をきくとき恥ずかしそうにする子も、
今日は胸を張って立っています。

私が修了証を読んでいる時も、私の目から全く目をそらさない子たち。

私も彼らの目から話さないように・・・と思っているうちに、
修了証の文章は覚えてしまいました、笑

彼らの中で、この体験がどんな風に残っているのかわかりません。

修了式というものすら、どのくらい理解しているかわからないけれど、
みんなの前に立つ、
セラピスト達から修了証とメダルを受け取る、
お母さんから一言もらう、
・・・この、いつもとは違う体験が何か・・・何かを残していくんだろうなぁ、という感覚だけはあります。

そして、びっくりすることに今年も思わぬサプライズがあったのです。

「最後にみんなで写真をとろー!」と言ったら、

「ちょっと待ったー!!」の声。

声をした方を見ると、あるお母さんが手を挙げて「ちょっと待ったー!」。

なんと、お母さん、子ども達全員から手作りのメダルを
私たちがいただいてしまいました。



今アトリエに通っている子どもたちは全員が同じ幼稚園というわけじゃないし、
結構遠くから通っている人たちもいます。
しかも月に2回しか会わないのに、どうやって??いつのまに??

話をきくと、お母さん達何人かで話し合って、お手紙を書いてみんなで共有して
つくってくれたそうです。

しかも、この1年産休で休んでいて、修了式にかけつけたセラピストしづの分もちゃーーんとありました。

「脱帽」というか・・・

忙しい中、こんなことをつくりだしてしまうお母さん達。

そんなお母さん達と一緒にアトリエをやれたことが本当にしあわせで、
出会えたこと自体が宝物。

最後は、みんなでちょっとの涙と思いっきりの笑顔で終えることができました。

子どもたちもこの日はなんだかスキンシップが多かったなぁ。

最後もぎゅーっとして、大好きだよ、ずっと大好きだよ、と伝えて
バイバイしました。

ちょっとさみしいけど、
あー、気持ちよく終えた!!

またこの体験が光となって、これからのアトリエをつくっていく力になっていきます。


最後に今年もまた恒例のへんがおで終了☆





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