「東京の病床使用率がマズいことになっている」
ネットにこんな書き込みがありました。
少し気になり、病床使用率について調べている中で、こんなブログを見つけました。
https://www.keikikaku.jp/blog_keikikaku_1.html
東京の新宿・歌舞伎町の不動産屋さんのブログなんですが、コロナの感染状況や医療についてとても詳しく書かれています。
町に密着する不動産屋さんだからこその現実的な視点から見たデータの解説はとても勉強になりました。
その不動産屋さんのブログ内で気になる記載がありました。
>一方、20日時点で入院している人は19日より42人増えて2388人で、「現在確保している病床に占める割合」は40.6%です。
病床の使用率が40%を超えたのは、第4波のことし5月24日以来です。
気になったのは太字にした部分。
病床の使用率が40%を超えたのは、第4波のことし5月24日以来
というところ。
なぜかというと、以前にこの記事を読んでいたからです。
二木芳人教授、病床使用率の計算方法変更に疑問「下方修正ですから…何となく臆測をしたり」
今年6月4日から、厚生労働省は病床使用率の計算方法を変更しています。
それまでは
確保病床に入っている人+入院調整中の人÷病床数
で計算していたものを、6月4日からは
確保病床に入っている人÷病床数
に変更したのです。
「入院調整中」には、確保病床にすぐ入れず、一時的に一般病床に入っているコロナ患者も含まれるため、今のような感染急拡大時ではかなりの数の「調整中」患者さんが含まれると思われます。
その中での「5月24日以来の40%超え」は、かなりの危険水域と考えた方が良さそうです。
今年に入ってから東京都は確保病床を2000床近く増やしたそうで、その結果現在の確保病床は約5800床とのこと。
しかし「確保病床」としてコロナ患者用のベッドは用意しても、いざコロナ患者が来たら対応出来る医師・看護師が全く足りないという話もあります。
「確保病床を増やせば病床使用率が下がる」
ということで、「とにかくベッドの数だけは増やしました」という数字のマジックが働いている可能性があります。
その中でオリンピック関係者のコロナ患者にも都内の医療機関は対応しなければならない。
バブル方式で安全
などという話ではなくて、
バブルが破けた時の対応
について、オリンピックの偉い人に説明してもらいたいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます