連休中は全く更新ができず、その間にコロナの状況がまた1歩進んだように感じます。
米国の新規陽性者数は、いつものように週末金曜日に増加し、土曜日に激減したのですが、その幅が半端ではありません。
13日金曜日 29万人
14日土曜日 4万人
先週の平日の新規陽性者数は10万〜15万人くらいで推移していましたが、金曜日についに1日としては過去最多の陽性者数が出ました。
そして土曜日に4万人。おそらく日曜日も4〜5万人程度でしょう。
ここ数週間のパターンを見ると、金曜日の激増する陽性者数÷2=だいたい7日間平均の新規陽性者数となるようです。
どういう訳か、米国は土、日の陽性者分が前日の金曜日に出ている??
なんにしても経済にとっては都合の良いサイクルですが、今回ばかりは米国に動揺が走るかもしれません。
タリバンによるアフガニスタン制圧。
ここ数日、地方の拠点が制圧されているニュースは気にしていましたが、まさかこんなにも早く1国が制圧されてしまうとは。
もともと米国が「人道上の問題」といらぬ首を突っ込んだアフガニスタン問題。
米国の都合で米軍撤退を進めた直後に以前より悪い状態に後戻り。米国の責任は免れません。「押し付けた民主化を途中で放り出した」のでは、それこそ米国自身の人道上の問題となります。
かといって再度の軍派遣は出来ないでしょう。このコロナ禍の中、再度の戦争など不可能です。
この問題は一見「米国の問題」ですが、ある意味日本が抱える問題に近いものがあるとも思えます。
相次ぐ豪雨災害。コロナ禍の中での復旧作業は困難を極めることは先日の熱海の被災でも明らかです。
そして関東大震災や南海トラフなど、規模としては遥かに大きい災害がいつ起こるかわかりません。
もしもこのコロナ禍の最中にそんな大地震が起こったら。
コロナだけでも手に余る、というか何の対策も出来ない日本政府が、
「コロナ禍の最中の大災害に備えて」
何か対策を練っているとは全く思えません。
米国はアフガニスタンという遥か遠くの地の問題ですが、日本の大地震はは中枢の東京・東海地区の話。
それなのに出来ることは「いま地震が来ないことを祈るだけ」というのは、いかにも頼りない話です。
世界的に不安が広がる中、唯一と言っていいほどコロナ禍を克服しようとしているのがイギリスです。
1週間で1番新規陽性者の増える金曜日でも三万人を若干上回る程度で、既に1ヶ月近く安定して低い数字で推移しています。
はたしてこのままイギリスはコロナを抑え込むことが出来るのか。
イギリス政府は「この秋冬に、インフルエンザの大流行と共にコロナも再度の拡大がありえる」との見解を出しています。
今のコロナ封じ込めに成功している国が、その先に再度の感染拡大を見据えている。国民としては政府への信頼感は逆に高まるでしょうね。
「これを最後の緊急事態宣言に」などと言う政府とは大違いです。
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