なまけものの亀がゆく

早期退職者が、日々うろうろしてみる 人に見せる文章なら本来割愛するものを、しかし自分のために書き残してる呆れた世界

入院したときのキオク(破片ノ2)

2021-07-08 09:19:38 | 日記

「風邪をひいたな」と、家で寝ていたのですが妙に調子がおかしい

当時は三十路を迎えたばかりで、体調不良なんて寝てりゃ治るって頃でした

しかし体調は戻らず、本能が「まずいよ」と囁くため

当時の住かから100メートルも離れてない病院へ、必死に歩く

 

そのまま入院 安堵もあってか、少し記憶が飛んでいます

けど、個室を勧められて「個室、ものすごくおカネかかるんじゃないの(汗)」と思い

「大部屋でいいです^^;」と応えた記憶だけ、少し残ってたりしてw

気が付いたら、ベッドが8つある部屋で寝てた

すみっこのベッドだったので、たぶん良席だと思う

 

ここで、先に入院していた人生の大先輩たちといろんな話をした

部屋の大半は、そこで長い時を過ごしていた人々だった

世情、その土地の歴史、そして、その方々の歴史について

 

一週間程度の時が過ぎて私の体調は回復し、退院した

そしてさらに一週間程度経った後、入院費用を清算しに病院を訪れた際

その部屋を訪れてみた

 

ほぼ、同じ顔触れだったんだけど、みんな言葉少なで

あまりぼくと関わりたく無いように見えた

そこは確かに、ぼくが1週間ていど暮らした場所だったんだけど

もうそこに、ぼくの居場所はなくなっているんだと知った

 

 

近年、過去に住んだ街を散歩することがあるんだけど

もうその病院もない


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