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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

『センゴク武将列伝』&『センゴク合戦読本』

2009-10-29 22:34:07 | 歴史雑談・感想


センゴク武将列伝 (講談社文庫)
宮下 英樹,「センゴク」取材班
講談社

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センゴク合戦読本 (講談社文庫)
宮下 英樹,「センゴク」取材班
講談社

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漫画『センゴク』関連本として、講談社文庫より発行された二冊。現在、書店で平積み状態ですが、『武将列伝』の方は「関連本」と言っていいかどうか微妙なところです。
確かに作中に名前や顔が出て来る織田家また羽柴家周辺人物の人名録となっていますが、別に『センゴク』シリーズそのものに即した記述というわけではなく、たとえば松平信康切腹の理由や、明智光秀謀叛の理由など、(未だ)取り上げられていない事柄についての解釈が「通説」通りでしかないことには首を傾げてしまいます。
特に後者については、宮下英樹さん自身がこれまでのインタビューなどで、「それはないと思う」と言っていた「怨恨説」ベースの記述であり、今回の文庫に氏がどの程度関わっていたのか疑問を感じざるを得ません。と言うより、あれを書いた人が『センゴク』という作品をまともに読んでいるかすら疑わしく思えます。
シリーズを読む上での入門書としても、『合戦読本』の方がまだしも、という感じですが、こちらは以前出た『バトル読本』の文庫化なので、そちらをお持ちなら改めて購入するまでもありません。

センゴク公式バトル読本 (KCデラックス)
宮下 英樹
講談社

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という次第なので、自分としては11月6日に出る『天正記』7巻と『バトルランキング』の方をを楽しみに待つことにしよう──と思ったのですが、ヤンマガのサイトに出た(アマゾンにはまだ上がっていない)7巻表紙の謙信公が……→こちら

きょ、きょわい……
コレが書店で平積みされるところを想像しただけでガクブルでございます


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