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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

始まりの時(SWネタバレ)

2005-07-22 14:37:44 | 映画・DVDレビュー
スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX

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すごい今更なものをおすすめしてみる(笑)。
本当にエピ3まで見終えてから4に還ってみると、いろいろな感慨がありますね。

そもそも無印SWの功績というのは、それ以前には、ほぼ低予算のC~Z級映画か、哲学的で小むずかしいテーマを扱ったもの(こちらはなべて「A級」と見なされていたりする)しかないと思われていた「SF(宇宙)映画」を、老若男女問わず楽しめるエンターテインメントとして成功させたことにあるのですが、それがああいう悲劇的な人間ドラマとして環を閉じることになろうとは、その時点では誰も想像していませんでした。

「それ」が始まったのは『帝国の逆襲』からのことですが、改めて無印を見直すと、その萌芽はサー・アレック・ギネスのオビ=ワンの演技にこそあったのではないかと思いました。
R2への"Old friend"という呼びかけ、「ルークの父」と「かつての弟子だったダース・ベイダー」を語る時のためらうような表情、そしてベイダーとの闘いでの複雑な胸中を感じさせる演技。
かつてはそのモタモタぶりが話題(?)になった二人の対戦も、エピ3の後で見ると感慨深いものがありますが、そんなことよりも、上に挙げたようなギネスの演技があったからこそ後の「ドラマ」が成立し得たのだということに感動を覚えます。
ユアンもどこかで、「ちゃんとアレック・ギネスのオビ=ワンに繋げる演技をしなくてはならないから責任重大」という意味のことを言っていましたが、名優は時を超えてそこに「存在」を標していたのですね。

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