結局のところ、人間は独りでは生きられない訳で、助け合うという姿勢が必要です。「医」の原点もそういうところに由来しているのでしょう。つまり、患者さんに寄り添うことから始まったのではないかと思っています。シンプルではありますが、困った時、苦しい時には寄り添い合うことが大事です。
で、何が言いたいのかというと、ホント、留学生の友達は頼りになります。
お互いに英語がぎこちないのでコミュニケーションはかなりシンプルですが、この厳しい博士課程を生き抜く上で助け合うのが賢いやり方であるのは間違いなく、私も最近は留学生ネットワークがなければ生きていけない気がしてきました。英国の博士課程は、やはり留学生も多いので、色々とコツさえ掴めば語学力的に不利でも単位はなんとかなるようです。
そういう意味では、中国人の学生さんたちが羨ましいです。あの人たち、ホント、世界のどこにでもワラワラといますからね。そして「リトルチャイナ」をすぐに構築する。中国人同士のネットワークで、多少の試練は容易に乗り越えていきます。単位集めも見事です。先日、中国語が話せるブルネイ人も言っていました、「英語が判らずに苦しかった時、中国語がすこし話せて本当に助かった」と。中国人ネットワークはかなり強力なようです。
EU諸国の出身者でさえも自国民同士のネットワークをなんだかんだ言って頼りにしている節があります。イタリア人、スペイン人などは、イギリスに来て英語が多少通じなくても、イタリア人、スペイン人同士で楽しそうです。クイーンズ大学の場合、日本人だけかもしれません、横のつながりがほぼ皆無なのは。私はまだベルファストに来てから、日本人と会話したことがありません。2人ほど別のコースにいらっしゃるという話は聞いているのですが。
この街の数千人の留学生たちの中に日本人がほとんどいなくて寂しいのは間違いありませんが、地元のイギリス人とよりも留学生同士の方が「言いたいこと判るわ~」って感じで分かち合えることが多いので、とりあえず今日も今日とて国際交流、異文化コミュニケーションをしています。
てゆーか、そうしないと、たぶん生き残れません(^_^;)
留学生に限らず学生同士の交流のイベントも既に幾つか体験しました。
学位を取得するために本学の「がん細胞生物学研究センター」の博士課程に入学した医者は私の他にもどうやら数人いらっしゃいますが、皆さん、地元の方々みたいです(話したことがない人がまだ何人もいるので違うかもしれませんが)。とりあえず喋っている英語が早すぎて、何を言っているのか、よく判りませんでした。とにかく自分自身が携わる治験と関連した研究テーマに取り組むような方ばかりでした。聞き取れなくても、医学知識をもとにして、なんとか要点だけは掴めました。
私の母校や東北大学でもそうでしたが、大学院医学(系)研究科の臨床講座が如何にも好みそうなテーマばかりで、「こういうところは世界共通なんだな~」と思わず苦笑しました。
私のテーマはかなり基礎医学的なので医者であるという強みがほとんど活かせていないと思っていたのですが、私の研究の方向性を聞いて指導教官の教授は「君もやはり臨床家だね」とコメントしてくれました。教授は、先日、放射線腫瘍学のトップジャーナルに掲載された私の論文のことをかなり高く評価してくださっていて、研究センター長や他の教授にまで「もう彼はred journalにも論文を出しているんだよ」と、猛烈にプッシュしてくれていました。
―――正直、恥ずかしいから、もうやめて~(/ω\)
そんなことを勿論言えるはずもなく、とりあえず、教授の横で意味もなくニコニコしているくらいしか、私に出来ることはなかったのでした。研究センター長から「数年後が楽しみだね」と言われて、「そうなるといいのですが(I hope so)」と言ったら、「そうするのさ(You will)」と強く言われて、冷や汗がダラダラと出ました。
……生き残れるのだろうか、ホントに。
で、何が言いたいのかというと、ホント、留学生の友達は頼りになります。
お互いに英語がぎこちないのでコミュニケーションはかなりシンプルですが、この厳しい博士課程を生き抜く上で助け合うのが賢いやり方であるのは間違いなく、私も最近は留学生ネットワークがなければ生きていけない気がしてきました。英国の博士課程は、やはり留学生も多いので、色々とコツさえ掴めば語学力的に不利でも単位はなんとかなるようです。
そういう意味では、中国人の学生さんたちが羨ましいです。あの人たち、ホント、世界のどこにでもワラワラといますからね。そして「リトルチャイナ」をすぐに構築する。中国人同士のネットワークで、多少の試練は容易に乗り越えていきます。単位集めも見事です。先日、中国語が話せるブルネイ人も言っていました、「英語が判らずに苦しかった時、中国語がすこし話せて本当に助かった」と。中国人ネットワークはかなり強力なようです。
EU諸国の出身者でさえも自国民同士のネットワークをなんだかんだ言って頼りにしている節があります。イタリア人、スペイン人などは、イギリスに来て英語が多少通じなくても、イタリア人、スペイン人同士で楽しそうです。クイーンズ大学の場合、日本人だけかもしれません、横のつながりがほぼ皆無なのは。私はまだベルファストに来てから、日本人と会話したことがありません。2人ほど別のコースにいらっしゃるという話は聞いているのですが。
この街の数千人の留学生たちの中に日本人がほとんどいなくて寂しいのは間違いありませんが、地元のイギリス人とよりも留学生同士の方が「言いたいこと判るわ~」って感じで分かち合えることが多いので、とりあえず今日も今日とて国際交流、異文化コミュニケーションをしています。
てゆーか、そうしないと、たぶん生き残れません(^_^;)
留学生に限らず学生同士の交流のイベントも既に幾つか体験しました。
学位を取得するために本学の「がん細胞生物学研究センター」の博士課程に入学した医者は私の他にもどうやら数人いらっしゃいますが、皆さん、地元の方々みたいです(話したことがない人がまだ何人もいるので違うかもしれませんが)。とりあえず喋っている英語が早すぎて、何を言っているのか、よく判りませんでした。とにかく自分自身が携わる治験と関連した研究テーマに取り組むような方ばかりでした。聞き取れなくても、医学知識をもとにして、なんとか要点だけは掴めました。
私の母校や東北大学でもそうでしたが、大学院医学(系)研究科の臨床講座が如何にも好みそうなテーマばかりで、「こういうところは世界共通なんだな~」と思わず苦笑しました。
私のテーマはかなり基礎医学的なので医者であるという強みがほとんど活かせていないと思っていたのですが、私の研究の方向性を聞いて指導教官の教授は「君もやはり臨床家だね」とコメントしてくれました。教授は、先日、放射線腫瘍学のトップジャーナルに掲載された私の論文のことをかなり高く評価してくださっていて、研究センター長や他の教授にまで「もう彼はred journalにも論文を出しているんだよ」と、猛烈にプッシュしてくれていました。
―――正直、恥ずかしいから、もうやめて~(/ω\)
そんなことを勿論言えるはずもなく、とりあえず、教授の横で意味もなくニコニコしているくらいしか、私に出来ることはなかったのでした。研究センター長から「数年後が楽しみだね」と言われて、「そうなるといいのですが(I hope so)」と言ったら、「そうするのさ(You will)」と強く言われて、冷や汗がダラダラと出ました。
……生き残れるのだろうか、ホントに。