お客様が、見たことも無い蛍光灯を持って来店してきました。
客「この蛍光灯、置いてない?」
私「何ですか?この蛍光灯?こんなの初めてみましたけど・・・メーカーの記載も無いですね?どちらで使われている蛍光灯なのですか?」
客「やはり無理か・・・」うなだれる年輩男性のお客様。
私「お話だけでもお教えください。どのような場所で使われている蛍光灯なのですか?」
客「自動販売機の蛍光灯なのだよ。夜になると商品がわかるように点くところの」
ムムム・・・ちょっと興味がわいて来たぞ!外で必ずと言って見かける自動販売機!私の自宅横の工場も、借主が替わる度に新しい自動販売機が設置されている。隣の家も昨年から道路側に自動販売機を設置した!儲からなければ設置するはずなど無いではありませんか!もしかしたら、その点の事を、このお客様から聞き出せるのではないでしょうか?
前職で身につけた当たり障りない誘導尋問へと促す。
私「どういう契約になっているのか知りませんが、自動販売機の照明って、切れたらメーカーが取り換える物ではないのですか?」
客「景気の良かった時はそうだったのだよ!しかし、景気が悪くなってからは“そういう契約にはなっていないので”と、修理費を請求してくるようになってね。うちは早いうちに設置したものだから、最近になってあちこち壊れるのだよ」
私「でも、売れた分は売れただけ自動販売機を置いている土地所有者の身に入るものなのでしょ?」
客「割合で決まっているので、確かに売れれば売れただけの分は収入として入ってくるのも確かなのだが、1回の修理費が3万円なのだよ!1ヵ月に1回壊れたら、収入分など全て吹っ飛ぶし、持ち出しになるのだよ!」
私「新しいうちは良いけど、古くなって壊れるとお金が掛かるって事ですか?」
客「新しいのに交換するにも、交換費用とかでうん十万円掛かるとか・・・商品を入れに来る作業員と、修理担当の作業員は違うから、開けてもらった時に、自分で蛍光灯を替えようとして外してきたんだけど、普通に売っている蛍光灯じゃないのね。又、3万円払って直してもらうか・・・」
そしてその見たことも無い蛍光灯を持ってトボトボと帰っていきました。どこのメーカーかまでは聞きませんでしたが、自動販売機の販売世界も、結構悪どく出来ているものなのですね。。。
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