振動数と硬さを見直して着目した質量分布と剛性分布。
そこから生まれたのが、シマノ「しなり調律」。 |
この理論に基づいて開発したのがシマノ独自の「しなりバランサー」です。
竿の外層部に今まで見られなかった膨らみがあります。
この「しなりバランサー」を適所に配することで穂先から穂持ち、胴、腰へ
と伝わる力の波を総高野に近づけることができました。しかし、実は「しなり
バランサー」をどのように配置するかが最大の難問でした。これをコンピュー
タ解析と実釣・官能評価の試行錯誤を繰り返しながら導き出したのです。これ
が「しなり調律」です。質量分布と剛性分布によって硬さと調子を表現するシ
マノ独自の調律方法です。尺数によってその位置や大きさが異なっているのは
、各尺の振動数に合わせた結果です。
従来のカーボン竿にないしなやかさと粘り、こくのある味わい。和竿にない
カーボン独自の端麗感。シマノはつねに新しいへら竿を追いつづけています。