Rainbow*Heart

ヤプログさんからのお引越し私的な記録である。

発達検査@4歳8ヶ月

2011-02-06 00:05:56 | 療育センター


25分も早く着いてしまったので遊ぶのにも飽きてきた瞬間w


ご訪問ありがとうございます。

広島ブログ




金曜日・・・Agがかかっている療育センターで


発達検査を受けてきました



今回は 「新版K式発達検査」 と 「グッドイナフ人物画知能検査」


の二種類?


もしかしたら 「遠城寺式発達検査」 も最後にあったのかな?


こちらは私への聞き取りメインでしたので・・・




療育センターで行うのは、今回で2回目


初回は こちら ・・・


診断がつく前の初めての検査なので、私も意味が分かってませんでしたねっ


でも今回は見るべきところを、きちんと見極めて・・・と思って臨みましたので


いやーっ有意義でした




まず最初に


「お名前は?」と聞かれ


小さな声で「○○Ag之助です」と答え


「お年は何歳ですか?」と聞かれ


もじもじしながら指は2本の状態にて「4歳」と答えました



まぁ~これは迷子になった時用に仕込んでおりますので


知らない人(検査士)にも言えたことが素晴らしい


で、ビックリしたのが


「Agくんは男の子ですか?女の子ですか?」と初めて聞くであろう質問に


「男の子」と答えたところ・・・でもこれは少し怪しい


本当にわかっているかどうかは大いなる疑問であります。


だって2択ですからねぇ~


分らない時、取り合えず相手の言葉をオウム返しすることは往々にしてあることなので


信憑性はありませんが


まぁ~初っ端はこんなもんでしょうねw


それから、まだまだ口頭質問は続きます。


「お腹が空いたらどうする?」「眠たい時はどうする?」「寒い時はどうする?」の質問は


全く言葉の意味が分らないので


その質問をそのままオウム返しをするか


「眠たいです」「寒いです」って答えていました・・・。


それから言葉だけで攻められると、途端に分らなくて混乱するのか


落ち着きなく机を叩いたりしていました


私は後ろに座っていたので(気が散らないように?)検査士さんとはマンツーマン


次に紙に書かれた大小の赤い丸を見せて


「大きい方はどっち?」「小さい方はどっち?」と角度を何回か変えて質問されたことには


パーフェクトに答えられていました。


いつも間には大小の概念がついていたんですねっ


これは家庭で意識して、Agのモチベーションが高い場面=食事やおやつ


で、大きい方、小さい方と教えていたことも幸を奏したかな??


オモチャでも食玩の仮面ライダーベルトでは物足りず


「大きいオーズベルトが欲しい」と泣くくらいですからねっ(笑)


言語表出していても本当に意味が分っているのか疑問でしたが


これで客観的に大小の概念は理解できているって分りました



その後、同じように・・・紙に書かれた長短の線を 見せながら


「どっちが長い?」「どっちが短い?」の質問にも


大小と同じように、ちゃんと答えられておりました







かなり長文になるのでこれから追記にします

その前にクリックしておいてくださいませ・・・

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次は色別・・・赤、黄、青、緑のカラー表を 見せながら


「これは何色?」と全部の質問に、答えもパーペキw



椅子やら鉛筆、本、時計などの絵が描かれている紙を見せられながら



「時間を見るものはどれ?」と聞かれ・・・これだけに答えられません(ってか指指す物が間違っていた)でしたが


「読むものはどれ?」「書くものはどれ?」など他の質問には正解してました。




続いて口頭だけの質問に入り


「Agちゃんの体でどこか答えてね・・・」と言われ


最初の質問の「左の手はどれ?」には答えられず


「右の耳は?」「左の目は?」「右の手は?」「左の耳は?」「右の目は?」は上手に


自分の体の部位を指すことができましたが


最後にまた、つまづいた質問「左の手はどれ?」がどうしても分らなかったのには笑いました


ってか右左は分らないんじゃないかと・・・合っているのは


まぐれのような気がします・・・。


でも、鼻、口、お腹、髪の毛、歯、爪・・・なんかは自分の体を指さすことができました。



べろ、おへそ・・・この2つは分らなかったみたい(笑)


おへそ、と言われて~おしりを指してましたし(爆)


べろ、も舌って言ってくれたら分ったんでしょうが・・・まぁ~それはそれで実力通り



そして、私も初めて見ましたが


Agも初めてやったと思われる・・・色んな表情の絵を見せながら


「怒っているのはどれ?」とか「喜んでいるのはどれ?」「ビックリしているのはどれ?」と聞かれ


ちゃんとその表情の絵を指指しているのにはビックリ


まさか・・・表情が分っているなんてねっ


まぁ~親の顔色を見ている節はあったので(私が泣きまねすると心配したり)


表情は読めているんですね?(あっ質問で聞くの忘れたわっ・爆)


でも「悲しんでいるのはどれ?」と聞かれ


悲しむという言葉の意味が分っていなかったんでしょう~


ちょっと惜しい感じの絵を指してました



絵カードの物の名前を言うのは15種類くらいありましたが


こちらも全てパーフェクトでした



それから・・・記憶力の問題に入り


検査士さんが口頭で「3、3」と言うのを同じように真似して言うという検査


「5-8」「7-2」「7ー4ー1」「5ー2ー4ー9」・・・と、ここまではOKでしたが


「6ー7ー3ー5」「7ー3ー2ー8」の二つは不安げにしつつ


1つ抜かしたりしていたので


数字で覚えられるのは3桁までのようです。



言葉を同じように言うという記憶?も


「小さな人形」「赤い風船」「犬はよく走ります」「きれいな花が咲いています」「飛行機は空を飛びます」なんかを


ちゃんと、覚えて言うことはできたのですが


最後の長い文章は「を」とかが抜けちゃうんですよねぇ~


PECSでも接続詞でセンテンスを作る段階なんですが


どうもエラー修正が悪いのか?


「を」とか「が」があべこべになったり抜けていたりするんですよねぇ


このツマヅキは早めに修正したいところ(パターン化する前に)


園の担任とも相談していこうと思いました。



そして途端にモジモジとやる気なく落ち着きなくさせた質問がこれ


「右手に指は何本ありますか?」


いやーっ言ってる意味が完全に分かってませんでしたっ


オウム返ししてました



積み木を4つ並べて数える場面でも


2と4が小声で消えちゃいそうだったり


「小さな丸を数えてみて」と言われると


理解できずにグダグダとうつぶせになり始めました


この姿を見てよく分かった・・・構造化がいかに大事か


物事や求められていること



今、何をすべきなのかを理解できない場面では


途端に行動問題として表れるということ


この検査の中でもアリアリとAgの様子が変るのを目の当たりにして


核心が確信に変る瞬間でした(笑)


出来た問題は、検査士さんが褒めてくれたり


次の準備をしたりしてて間が空くたびに


私の方を振り返り、どや顔するAgがおかしかったというか


愛おしいというか・・・


共感したいという気持ちの芽生えにも嬉しく思いました



次に積み木で検査士が作る場面は見せずに


完成品だけ見て、Agも同じ物を作る検査は


さすがブロック好きだけあってパーペキ


見本があるので安心して、Agも自信を持って挑んでおりました。



ただ・・・階段みたいに積み重ねた積み木を、見本なしで


1度見ただけで再現するというのは、途端に自信をなくして


もぞもぞとしつつ、平面に作ってもすぐにバラバラにしていました



自分が経験していたり聞いたころのあるフレーズ・・・そして


なんと言っても 視覚的な手がかりがあるものには強い


これは自閉症特性の一つでもあります。




積み木をコップの中に「6個入れて」と個数を変えて言われる検査には



3個と6個・・・最初の2質問はこなしましたが


次からは検査士さんの顔をチラチラ見ながら


全く合ってない数を入れだしたり


ぐだぐだでした


出された道具と言葉の指示が理解できない


今、するべきことの理解ができなかったのだと思われます。



形のマッチングはパーフェクト


色積み木でパズルのようになっている検査では


色を合わせて形を何種類か作りましたが


5種類全て出来ました



ただ・・・紙の見本を見て作るのですが



縦に作っておいて、出来上がってから平面に倒すという作り方をしていましたw



ものの見方が独特なのかなぁ~?(あっこれも質問するの忘れたわっw)



紐に形の違う石?を通すのも完璧です!


手本を検査士さんが見せてくれて


見本も目の前に置いてありますから・・・特性上、理解しやすいですもんねっ



さすがに1時間近く経ったので


この当たりで机にうつぶせ気味になったり飽きてきた感はありましたが


2歳児の時に比べると数段、理解することが増えているので頑張って受けてくれました。



ここで、真剣衰弱のような


16枚くらいの木蓋をめくったら下に


魚とか傘とか花の絵が描いてあって


一通り全部見せてから、全部に蓋をして


「お花はどこ?」「魚はどこ?」と何個か聞かれ


場所を全て記憶していて、全ての質問に正解しました


これを15分後?10分後?にもう一度出して


同じ質問をするのですが


時間が経っていても全て答えられて素晴らしかったです


重さの違う積み木を渡され「重たい方をください」「軽い方をください」は


全く分らず、2個そのままを渡したりしていました。



あと、折り紙を検査士が手本を見せて見本も置いてあるのを


Agがやると、単純な四角く2つ折りは出来ましたが


三角になるように折るのはどうやったのか理解できずに


自分流のを折ってました(爆)


紙に線引きされたところをハサミで切る検査は


大好きなのですんなりOK


未完成の絵(髪の毛・片手・片足・目)を見せられて


「これに足りない絵を書いて」と言われると


手と足だけは描けましたが


これも初めての試みなので他は描けず・・・。



見本の「○」「十」「□」「△」と同じ図を


紙に書くのもOKでしたが


最後の「△をもう1度描いて」と言われると


ダメ出しされたと勘違いして、鉛筆が迷ってしまったり


こりゃ言葉に惑わされているなぁ~と


やっぱり言葉は自閉っ子を混乱させるだけのものなんだなぁ~と痛感しました。



K式はここまでで


グッドイナフの方は


「人を描いてください」と言われ


ガイコツみたいなのを描いてました


ってか、1回目に描いたのは胴体らしきものがあって


もう1度って描かされた2回目の絵は


いつもの顔から手と足が出ているような絵でした(爆)



それから遠城寺式(だと思われる)で


「お母さんの名前は?」に「ママです」


「お父さんの名前は?」に「パパです」と答えました



これは家でも聞いたことあるのですが


同じように言う度に、旦那と2人で大笑いしてしまっていたので


肯定しちまったかなぁ~と少し反省


変化するものの概念は育ちにくいということで


どう教えて良いのか?(あっこれも聞けば良かったのかな?)


それから・・・身体面のチェック


「両足でぴょんぴょん飛ぶ」「片足で立つ」「遠くまで飛ぶ」「スキップ」「片足でぴょんぴょん」「片足で回る」「台の上から飛ぶ」など


検査士がやって見せてから


同じようにAgもやり、調子よく出来ました



おそらく運動面では遅れがないと思われますが


発達のバランスはやはり悪いし(結果を聞くまでもなく・笑)


自閉っ子の背負う困り感が見事に凝縮された検査の時間でした。



まだまだ獲得されていない概念なんかをどう教えていくか?


発達の段階を飛ばすことなく、しっかりと支援していきたいなぁぁ~と思う1日でした




検査内容で出来ないこともたくさんありますが


それは視覚支援なり構造化をしてあれば



おそらく出来たであろうこと・・・


自閉っ子にも、きちんと分るように教えるということが大事だと


また肝に銘じた時間でした








長文ですのに最後までお読み頂きありがとうございました

クリックもついでに・・・よろしくお願い致しますねw

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