~innervoice連載 七田 眞
「21世紀は波動の時代」 vol.4より~
オーストラリアのアポリジニ族に限りません。
アメリカン・インディアンのホピ族、
ハワイの原住民達の間でも、
同じように右脳の感性優位の意識が
楽に使われています。
主だった世界の先住民族たちは、
文字を持っていません。
彼らは、口頭で代々の歴史や文化を
歌や物語の形で後世に伝えてきました。
アメリカのナホバ・インディアンのある長老は、
メディスンマン(治療師)として
仲間に治療をした後で次のように語っています。
「私達の記憶の中には
昔からすばらしい知識がいくつもいくつも存在する。
心にたくさん刻み込まれているのだ。
だから、
それを絵にする場合でも
心に浮かぶまま、
見たとおりに描けばよい」
彼らの記憶は、
思い起こそうとすることがイメージで目に見え、
それを言葉にして伝えることができたようで、
普通の言語性の記憶とは違うのです。
このように視覚イメージというのは、
目の前にテレビの画像を見るように、
頭の中に絵が広がって見えるのです。