生きる意味の研究
グレン・ウィリストン&ジュディス・ジョンストン著 より
過去生での関係が円満であろうと、
ぎくしゃくしたものであろうと、私たちは間違いなく成長する。
なぜなら、人間どうしのつながりは、どの場合でも
人間の認識を広げてくれ、
認識が広がることによって、
人間関係の幅がさらに広がっていくからである。
人間関係の中でもがき苦しむことによって、
人は除々に、「無償の愛」へと近づいていく。
素晴らしい人間関係は、無理やりに作りあげるものではない。
おそらく、いくつもの人生をかけた、
辛抱強くたゆみない努力の結果として、生まれてくるものである。
それぞれの人生では、問題解決の条件が用意されている。
しかし、残念なことに、ほとんどの人が、
その解決の可能性を利用することができない。
そして解決の糸口が見つからないために、
感情のもつれはますます激しくなり、
調和と満足への道が閉ざされてしまうのである。
ひとつの人生から別の人生に以降する時には、
決して同じシナリオがただ漫然と繰り返されるわけではない。
意識体は同一でも。
劇の台本も舞台装置も変わるし。
それぞれの人生で生きる目的も、
少しずつ修正されていくからである。