去る2008年11月8日(土) 当同好会の師匠の浦田保浩先生が、翁先生の浦田保利先生の傘寿記念として、第一回 保浩浦声会が行われました。
同好会の山仲修矢君、林甫君、松本保博様3名で 菊慈童 をお披露目しました。
写真が手に入りました。謡の音声を入手しましたのでお聞き下さい。
曲の内容
永遠の若さを得た美少年が、菊の作り物に囲まれすがすがしく楽を舞う明るく美しい祝言曲です。
三国志で有名な魏の曹操の長男曹丕は自ら即位して文帝と名乗る。その時代の話。
山から流れ出る薬の水の源を訪ねよとの勅命を受けた探検隊は、山奥の藁屋に少年の姿の仙人を見つける。
七百年前、周の穆王の枕を誤ってまたいだ罪でここに流罪となった慈童は、形見に賜った枕に書かれた観音鬱普門品の一節を菊の葉に書き写し、そこから滴る露が薬となって長寿を得たと帝にそれを捧げ、一同にも振る舞って庵に帰るというめでたい曲。
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