『 日本料理のよもやま話 』
新入会員 荒木 稔雄 君
先日、「和食」がユネスコ世界文化遺産に登録されました。登録内容は南北に長く四季が明確な日本には、多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化もまた。これに寄り添うように育まれてきました。この様な「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」を「和食、日本人の伝統的な食文化」として登録されました。特徴として、
一、 多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
二、 栄養バランスに優れた健康的な食生活
三、 自然の美しさや季節の移ろいの表現です。
さて日本料理とは季節感をメインと考えても良いと思われます。京都における料理は、特に表現されています。その季節感を五色・五味・五法を使用し、五感にうったえ構成されています。今まで日本料理について話しておりますが、私共魚三楼では、明和元年(1764年)に初代三郎兵衛が讃岐よりこの伏見に出てまいりました。私にて9代目です。なぜ京都ではなく伏見なのでしょうか。私なりに考えました。元々魚を使用して商売をしていたようですが、京都に入る魚と伏見に入る魚が異なっていた事だと考えます。京都は若狭より、伏見は瀬戸内の魚の北限であった事と考えております。日本料理とは日本の文化の集大成であり、何事にも食を取り巻く環境は、これからも守り続けていくべき文化と考えております。
◎京都府庁知事より感謝状贈呈
当クラブ奉仕プロジェクト委員会活動の一環として4月に、京都府の「きょうと留学生オリエンテーションセンター」のさつき寮とみずき寮に、留学生の為の調理機器を寄贈致しました。これにより京都府山田知事より感謝状が授与されることとなり、本日、若山副会長、平田幹事、辻井副幹事、山仲奉仕プロジェクト担当理事の4名で府庁を訪れ、贈呈式に出席されました。この支援プロジェクトは次年度にも引き継がれます。
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5月31日週報