ざっきばやしはなあるき  

雑記林花或木 Since 2005-01-01 
美術とか映画とかなんとなくぶろぐ 

ゲド戦記

2006-07-30 23:59:04 | 映画[か]

ゲド戦記 オフィシャルサイト

 ジブリのアニメなので、とりあえず見ておこう気分。無気力大陸な少年アレン、生きるのも面倒くさそうで、ぼーっとしてて、きれると手がつけられなくなって、父を殺してしまって逃亡生活。なんか最近よく聞く事件の犯人を思い出すようなヤツである。その逃亡先で出会うのが、ホントの主人公の大賢人ゲド。魔法使いらしいが、見た目はアレック・ギネスのオビワンみたいな感じだった。仇敵の魔女クモは、いしだあゆみみたいな感じだった。それがいつのまにか●●●●●●みたいな感じになっちまったりしてなぁ。
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嫌われ松子の一生

2006-05-28 01:48:17 | 映画[か]

嫌われ松子の一生 オフィシャルサイト

 ひょっとこ松子の嘆かわしい人生を、面白おかしく描いた、ペーソス溢れる半笑い映画。スーパーデラックス美人の中谷美紀が、ひょっとこ顔をするという、へんてこりんな設定からして、原始的笑いを誘う。松子が遭遇するさまざまな凸凹体験は、すごく悲惨なはずなのに、やたらマンガチックであっけらかんと描かれているので、気楽に楽しめる。映像と色使いが独特で、アジアンオリエンタルミュージカルフェスティバルインパラノイアパラダイスな雰囲気がステキに笑えるオモロイ映画だ。これはお勧めだけどPG12である。
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キング・コング

2005-12-22 00:03:53 | 映画[か]

キング・コング オフィシャルサイト

 巨大さるもんきぃと和津直美、美女と野獣の実写版リメイク映画、VFXの凄さで臨場感たっぷりのジャングルに、ジュラシックな恐竜やら、デカくてエグい虫くんまで登場、コングの表情も猿人味豊かでよい。この猿め、天下を取った気でときどきニヒルな含み笑いをしていた。エンパイアステートビルで暴れる町並みは、1933年を再現させたもので、先日の「三丁目の夕日」を思わせるようなノスタルジックな雰囲気を醸し出している。3時間は長いけれど、なかなか見ごたえのある3時間である。
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この胸いっぱいの愛を

2005-10-09 14:14:07 | 映画[か]

この胸いっぱいの愛を オフィシャルサイト

 遠い昔にやり残したこと。それは大きなことかもしれないし、小さなことかもしれない。でも、それぞれの人たちの心の片隅に、いつまでも溶けない氷のように張り付いている。何の因果か20年前にタイムスリップしてしまった人たちが、その氷の存在を思い出し、溶かそうと試みる。

 過去に戻ってやりなおしたい、それはきっと誰でも思う見果てぬ夢であろう。いつも後ろばっかり振り返っていて、前を向こうとしない俺みたいな奴にとってはなおさらだ。あの時ああすればよかった、こうすればよかった、そんなふうに後悔しながら今まで来てしまったし、これからも生きてる限り同じことを繰り返して行くんだろう。この映画を見たからって人生が変わるわけでもないし、過去に帰れるわけでもない。過ぎた日々は戻らない。

 この映画のように過去に戻れるのなら、やり残したことは山ほどあるから、すいぶん忙しい旅路になるだろう。でも、昔の自分も今の自分もたいして変わりは無いのだから、結局、何もやり終えずに終わってしまうような気もする。そして、せっかく過去に戻ったのに何もできなかった自分にまたもや後悔しながら、残りの人生を消化して行くのかもしれない。
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銀河ヒッチハイク・ガイド

2005-09-18 20:51:03 | 映画[か]

銀河ヒッチハイク・ガイド オフィシャルサイト

 ちょうど地球のあたりに銀河バイパスを建設するために、地球は立ち退きを求められた、というか解体されてしまう。「地球の危機」「地球を守れ」とかそういう次元の話ではなくて、もうたちどころに地球は木っ端微塵になっちまう。それから後の話がメインで、たまたま生き残った地球人2人と妙ちきりんな異星人の、馬鹿馬鹿しくもくだらないドタバタ100%のうすらとんかちのアホダラ狂のおたんちんのこんこんちきのうすらとんかちなSF小説をもとにした、馬鹿馬鹿しくもくだらないドタバタ100%のうすらとんかちのアホダラ狂のおたんちんのこんこんちきのうすらとんかちなSF映画である。なかなか面白い。こんなに馬鹿馬鹿しくもくだらないドタバタ100%のうすらとんかちのアホダラ狂のおたんちんのこんこんちきのうすらとんかちな内容のくせに、やたらVFXが本物志向だったりして、見ごたえもあるし、いろいろとどっかで見たようなシーンも出てきて笑っちゃう。

 宇宙でいちばん憂鬱なデカ頭ロボットのマーヴィンなんか、頭デカすぎ、腹も出ていて、いつも落ち込んでいて覇気の無い歩き方をする。会社帰りの中年サラリーマンにさもニタリ。ひとり置き去りになるシーンなんかもうせつな過ぎる。でもあんましかわいくないし。

 いろんなところに笑いの小技をちりばめてあるので、油断していると見落として笑いそこなうことになる。きっとそうに違いない。違いないが、見落としていたら気づいてないのでなんともいえない。でも、「あ、もしかして今のところは笑うとこだったか?」と数回思ったりもしたので、きっとそうなのだ。
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コンスタンティン

2005-04-16 23:10:04 | 映画[か]
コンスタンティン オフィシャルサイト

 キアヌが今どきのエクソシストをやったらこうなる、って感じの悪魔映画。地獄の特撮とか魅力的だし、SFもホラーも「荒唐無稽な与太話」も好きだから、これはこれでいいんだけど、なんだかなぁ。悪魔はあくまで悪魔であるのに、まがまがしさとか不気味さ、恐怖感などがあまり感じられないので物足りない気分。過度に妙な期待を持って見ると、そこはかとなく残念になるかもしれない。それでも続編作る気まんまんのようだ。今回はたまたま無料招待券で見たが、次回作はぜひともレンタルDVDで見ようと思う。キアヌ・リーブズがタバコ吸ってれば、そりゃそれなりにさまになっててかっちょええわ。それにしても「千代田区禁煙推進キャンペーン映画」にしては金かかってるねえ。なんすって。
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君に読む物語

2005-02-20 10:30:24 | 映画[か]
君に読む物語(The Notebook) オフィシャルサイト
 
 アルツハイマーで記憶を無くしてしまう。そうなった本人の無念さは言うまでも無いことだが、周囲の困惑もまた大変なものである。とりわけ、その人を一途に愛してきた人の悲しみは筆舌に尽くしがたい。最愛の人が振り向いてもくれない、笑ってもくれない、どんなにやさしく尽くしても、もはや愛してもくれない。病気というものが運んできた巨大な永遠の失恋である。
 これは記憶をどこかに置き忘れてきた老婦人に読んで聞かせる若き日の愛のものがたり。
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カンフーハッスル

2005-01-01 22:11:45 | 映画[か]
チャウ・シンチーの新作カンフーハッスル オフィシャルサイト

 元旦公開ってところからして阿呆であるが、それを元旦に見てしまうのはいかがなものか。と思いもせずに見ちゃったのはやはり阿呆だからだ。満席だったし。
 ありえねぇ~カンフー、じゅうぶんありえねぇ作りになっているし、お笑いシーン満載で、つい「く、くだらねぇ」と小声が出てしまったが、よい作品であった。
 少林サッカーを超えた!なんてキャッチフレーズだが、少林サッカーは超えられない。カンフーで相手がぶっ飛ぶのは、限度はあれど、それほど珍しくない。しかしサッカーで相手が空飛んで全裸になるのは「ありえねぇ」のだ。常識はずれなサッカー映画だからこそ体調を壊すくらい笑ったのだ。少林サッカーで味を占めてますます非常識な映画になってしまったが、馬鹿馬鹿しさ97%のカンフーハッスルはやはりお勧めの馬鹿映画と言える。今年一番のお勧め、ってまだ1作しか見てないが。
 誰が強いのかわからないところがキーポイントだったりする。
 元旦からこんな映画を見る奴の気が知れないが、今年1年がこのように馬鹿で幸せでありますように・・・ということを言いたかったのであろう ←誰が?
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