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大英博物館古代エジプト展

2012-08-10 12:57:27 | 美術[た]
「大英博物館古代エジプト展 -『死者の書』で読みとく来世への旅」@森アーツセンターギャラリー

 せっかくエジプト上野方面に来たのだからエジプト六本木方面にも足をのばしてみた。ツッタン仮面の名前に押されてやや埋もれ気味な気もするが、夏休みということもあってけっこう賑やか。入場料は1500円。彫像や棺などは普通にゴロゴロあるし、2つの棺にはミイラも入っている。ミイラと言ってもぐるぐる巻きで中身は見えないので、そっち系は弱いという人でも大丈夫。

 そして目玉商品は世界最長37mの《死者の書》グリーンフィールドパピルスである。生々流転みたいなものか? 1910年、大英博物館での保存上の理由から96シートに分割されていて、今回はそれをズラリと壁に並べて展示している。そこにはわけのわからない象形文字がぞろぞろ、そしてマンガチックな絵がぞろぞろ。グリーンフィールドパピルス以外にもさまざまなパピルスがたくさん展示されている。鳥獣戯画みたいなボードゲームに興じるシシカバブーみたいな絵もある。もともとホルスやらアヌビスやら動物系な神々が跳梁跋扈しているのだから大して違和感はないのだが。

 ツタンカーメン展で「ファラオ・ダック」というアヒル口野郎(500円)を買って大英博物館展に行ったら「スフィンクス・ダック」というアヒル口野郎(700円)が売っていた。造形はほぼ一緒で「ファラオ・ダック」よりひとまわり大きくて眉毛がある。大英博物館の公式グッズのようだ。裏に「THE BRITISH MUSEUM」と印字してある。しかし手元には「ファラオ・ダック」がいるので「スフィンクス・ダック」の購入は他の人に譲ろう。

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