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関東巨大建築仏

2009-11-03 22:41:27 | Weblog
 前から行ってみたいと思っていたが、なかなか踏ん切りがつかなかった巨大仏像を見にようやく行ってきた。東京湾アクアラインが800円になっているので行きやすくなった。

 ひとつめは千葉県富津市にある「東京湾観音」 1961年に建立した高さ56mの白衣の観音像。富津中央インターチェンジから5分くらい、クネクネとした狭い山道を上ると突然目の前に登場する白い像は、「おぉ!」と言わせるに十分な大きさがある。内部は324段のらせん状の階段が頭まで続いていて、20階までそれを上る。エレベーターはない。20階も上るというとものすごく大変そうに聞こえるが、各階ごとにいろいろな仏像がいるので、のんびり見仏しながら進めば、いつのまにか天上界に到達してしまう。腕の部分や宝冠部分に展望台がある。標高120mの山に建っているので、東京湾や横浜、富士山まで見渡せる。すきま風が吹き込んでくるので、風の強い真冬に行くとけっこう寒いかも。

 ふたつめは茨城県牛久市にある「牛久阿弥陀大仏」 1993年に建立した高さ120mのギネス級巨大仏。阿見東インターチェンジから5分くらいだが、ひとつ前のインターを超えたあたりから、斜め前方になんかでかいのが見えている。東京湾観音の2倍近い巨体なので、「おぉ!おぉ!」という感じ。上れる最上部は85mの胸部で、エレベータで一気に上がる。霞ヶ浦が見えるほどいい景色のはずだが、外が見える窓があまりにも小さいので、風景を楽しむのには向いてない。3階にはキンキラキンの胎内仏3000体が整然と並んでいる。花畑もあるので花の季節は庭園もきれいだろう。

 牛久大仏の横に東京湾観音を並べたらさぞや見劣りするだろう。その横にガンダムを並べたらミニチュアにしか見えない。牛久大仏も東京スカイツリーの脇に置いたら、エンパイアステートビルに上る前のキングコング程度に見えるのだろう。とはいえ、それぞれが自分のテリトリーに威風堂々と立っているのを見ると、どれでも「おぉ、でけぇ!」と感動するのだから人間の脳というのは不思議なものだ。

 東京スカイツリーが下の方からだんだん出来上がってきて、100mを超えたようだ。このあと足や腕がくっついて、身長634mの東京スカイ大仏に変身するという噂はまだない。

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