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平安の秘仏 滋賀櫟野寺の大観音

2016-09-21 20:03:33 | 美術[は]
「平安の秘仏 滋賀櫟野寺の大観音とみほとけたち」@東京国立博物館

 本館1階にて甲賀市甲賀町櫟野(いちの)にある櫟野寺(らくやじ)の仏像20体を展示する小規模な展覧会だけれど、先日同じ展示室で開催された「ほほえみの御仏」は半跏思惟像2体だけだったので、それに比べればなんと10倍である。目玉商品の秘仏十一面観音菩薩坐像は総高5m以上の大物で会場のド真ん中で金きらきんに輝いている。かなりの迫力、荘厳な佇まい。その後方にはこれまた大きめな薬師如来坐像が金きらきんに輝いている。側方にはあまり大きくはないけれど地蔵菩薩坐像が金きらきんに輝いている。この人の頭部はつるりんつるりんと真ん丸に磨かれていて、ひときわ金きらきんに輝いている。もうそこだけ宝石のようだ。金色の卵のようだ。まさかこれが全部チョコレートだなんて!!←んなこたぁない


 7月には「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ - びわ湖・長浜のホトケたち -」展で琵琶湖北部の仏像を見たが、今回は琵琶湖南部の仏像が来た。滋賀日和な夏である。甲賀市って甲賀流忍者の里だけれど、MIHO MUSEUMもある。樂野寺では2018年の秋に、33年に一度の御開帳があるらしい。だから今回、日本最大坐仏観音を見逃しても大丈夫、2年後に甲賀市に行けばよいのだ!!よいのだ!!よいのだ!!

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