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<遊ぶ>シュルレアリスム展

2013-07-19 22:42:40 | 美術[あ]
「<遊ぶ>シュルレアリスム -不思議な出会いが人生を変える-」@損保ジャパン東郷青児美術館

 偶然、意外性などの遊びに焦点を当てたシュルレアリスムの展覧会。損保ジャパンにしては200点以上という予想外のボリュームで、見ごたえ充分。<遊ぶ> なんてタイトルでは、ユルい感じかなと思ってしまいがちだが、そんなこともなくガチガチの超現実主義が集まっている。フランスパンを頭に乗っけたバカな女性の胸像に迎えられて、そこから始まるヘンテコなひとときに期待は高まる。ような気になれる。

第1章 「友人たちの集い」
 シュルレアリスト達の集合写真って、なんか、それだけで面白い。頭の中がウニョウニョした人たちが雁首揃えて何を企んでいるのやら。

第2章 「オブジェと言葉の遊び」
 便器もここに含まれる。便器に何か貼り付けたらコラージュになるのだろうか。

第3章 「コラージュと偶然の出会い」
 全部貼り付けただけのコラージュっていったい誰が作者と言えるのか、なんて思ったりして。まぁ確かに貼り付けるだけでも<遊び>としてのコラージュは面白い。

第4章 「写真の超現実」
 写真なら大概の事はできちゃうねぇ。

第5章 「人体とメタモルフォーズ」
 人体ほど身近なモノは無いし、人体と化物は紙一重だし。

第6章 「不思議な風景」
 イヴ・タンギー 《火・色彩》 : 思いっきりカラフルなタンギー界が心地よい。

第7章 「驚異と自然のコレクション」
 SF作家に例えると、ダリ=筒井康隆、マグリット=星新一、なんて思ってる。

イヴ・タンギー 《火・色彩》 (富山県立近代美術館蔵)


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