詩集 裸心全通(らしんとおる):羅針全通:Rasin Toru  

現在、羅針全通(らしんとおる)となりました。「愛のある詩」を、「愛の詩」を創作しています。

詩:灯台        裸心全通(Rasin Toru)

2013-06-21 05:00:08 | 
詩:灯台 


灯台のある 風景 を
見ている

大海原

真夜中になれば
大宇宙に 浮かぶ

わたしは この灯台近くの
緑の丘のベンチに座っている

人生の経験を本にした書物

ベンチの横の 大きな 白い網の
ゴミ入れの中から はみ出して
何百冊と あふれ出ている

時の闇は
いまだに わたしを わたしから
遠ざけている

これほどまでに
どれほどまでに
突き進んできたことか ・・

雨の日の 傘が 破けてしまい
本が濡れて
めくる時 破けてしまうようになった

時々 神に 聞きたくなる
まだ 経験が足りないのですか?


心地よい そよ風が ほおを なでた
うれしくなり 遠い海原を
見つめている 私

希望に 胸がふくらんできた

わたしは ここにいる

この 灯台で

いつまでも 待っている


裸心全通(RasinToru)



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