日日是好日

「アナザー・カントリー」について、実に主観的に書き散らしてます。
たまに身辺の雑記も。

「地獄からの脱出」

2016-08-20 08:19:20 | 海外ドラマ
引き続き「ER」
某ムック本が絶賛しているので、
見直してみる気になりました。

感想はやっぱり「う~~~ん」

ダグ・ロスを(穿てばジョージ・クルーニーを)
もちあげるためだけに書かれたシナリオ。

こんな大甘、御都合主義、予定調和の話があっていいものでしょうか。
ここまでダグを甘やかす必要がどこにある。


思い出すのは「生と死と」
グリーンが妊娠していた女性を殺してしまう(とあえて書こう)エピです。

必死の努力の甲斐なく、彼女は死んでしまう。
グリーンは汗だくで、心身共に疲労困憊の極にいます。
だが、ドラマは彼を甘やかさない。
グリーンはそのまま新生児室に行き、
赤子をあやす父親に、母親の死を伝えるんです。

ここがいいんだな。

「ER」をの視聴者はそれが担当医の当然の務めであることは、
知ってはいます。
知ってはいるが、胸を突かれる。


ここで(私のことだから)飛躍して、
GMに向かう。
これも何度も言っていますが、
19話の次の20話の冒頭、
大塚はマーグの死のマの字も言わず、
当然のようにクラッシャー隊に訓示を垂れる。

ドラマが無視するから、その分を視聴者が補えるのです。
「地獄から……」みたいに、
これでもかこれでもかと押し付けられると、
かえってしらけてしまう。


「ER」ついでに、セカンドシーズンの新キャラ、ケリーについて。
好きなキャラですよ。感情移入できます。
でも「ER」には来てほしくなかった。
「かみ合ってなさが、かみ合っていない」のです。
良くも悪くも家族のようだった「ER」の彼らに打ち込まれた遺物、くさびです。

まあこの先「大人の事情」とやらで、
意味もなく消えては入るのが当たり前になりますからね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿