僕はずっと床の上に置かれていた、でもなんとなく何処に置かれてもしっくりこないし、誰にも声も掛けてもらえないし、見向きもされなかった。本当は淋しかった、だって僕のタイトルは「waku waku(ワクワク)」
そんなタイトルなのに全然ワクワクしたことなかったんだ。でも何処かのコンテストで入選もしたんだよ。
この前アトリエに来た生徒さんが「あっ、いいの見付けた~」やっと僕を見付けてくれたんだ。
そしてこのアトリエにやってきた。アイアンのオブジェ、今日ぼくはこのオブジェに掛けられた。すると別の生徒さんも「これ素敵ねぇ~」ってあっ、段々人の目に付くようになったみたい。ちょっと遅めのスタートだけど、このオブジェと共に僕の居場所が決まったみたい。
オブジェ君、僕を引き立ててくれてありがとう。なんだかこのアトリエのスターになった気分。ホッとした、どうですか?僕の姿、なんか生き生きしてきたよ。頑張って人の心に語りかけるよ「waku wakuしませんか?ってね」
絵から聞こえてくる声の実況ででした(笑)
これからはもっと大事に扱うね。ごめんね。wakuwaku 君。