今自分にできる親孝行、これからそう長くはないだろう親との関係の私がどれだけ親に笑顔をもたらす事ができるだろうと考える。もちろんお金があったり、日々有り余る時間があれば沢山の事ができる。でも今のようなアーティストになりたいという選択をし、特別お金持ちにはならないだろうと先の見えた生活をしていると、さーて何をしてあげられるかと思う。
最近、自分の1週間分のおかずを創る時両親の為のおかずも一緒に創り運ぶ事にしている。便利な1回分づつのタッパーにおかずを入れできるものは冷凍に・・。
母が元気なころは「やっぱり若い人の味は合わないとか・・変わったものは食べられない」と言っていたのに、今朝電話をすると「もうとっくに全部食べちゃった」と創ったおかずが活躍してくれた。味にうるさかった父もさすがに娘が創ったものは素直に食べて母にも文句も言わず優しくなったそうだ。すると母も機嫌がよく穏やかなようだ。
「また違ったものを創るから美味しいものあったらリクエストしてね。」と、来週また持っていくことを告げて電話を切る。
以前、私は体が弱かったせいだろうか、とにかく私の体の状態を心配していたが、意外とこの残り少ない両親との食を通してのコミュニケーションは私のエネルギーとなる。頑張らなくっちゃっとエネルギーになる。
もう少し甘い味が両親には合うようなので今度は最後の味醂をもう一足ししようと今日の仕事に励む夜でした。