2014年の東京都知事選と衆院選で落選した田母神俊雄氏の事務所で政治資金の使途が不明になっている問題で、東京地検特捜部が2016年3月7日午前、元航空幕僚長の田母神氏の事務所などの捜索に入りました。
東京地検特捜部の家宅捜索は、7日、東京都内の事務所などで行われました。
田母神氏はこの件に関して2015年2月、記者会見で
「政治資金のうち、少なくとも3000万円を会計責任者の男性(50代)が使い込んでいた」
と発表しました。
そしてその後、資金管理団体「田母神としおの会」は、2014年分の政治資金収支報告書で、横領による使途不明金としておよそ5000万円を計上しています。全国の支援者から集めた1億3000万円余りのお金のうち、5000万円が使途不明だなんてふざけているというか、ひどすぎます。
特捜部は今後、不透明な政治資金の使われ方について捜査するものとみられますが、田母神氏の弁明がそのまま信じられていれば、強制捜査を特捜部がするなどということはありえませんから、田母神氏自身が業務上横領の疑いをかけられているとみるのが自然でしょう。
また、この5000万円のうち、有権者にわたったお金があるという疑惑もあり、そうなると公職選挙法違反の問題にもなります。
この最悪の極右政治家を告発したのも、右翼テレビの桜チャンネルの主催者だとか。これは楽しみなことになってきました。
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関連記事を読んでもらったらわかるんですが、とにかく悪いんですよ、この人。
ただ、ネット右翼には絶大な人気のある極右政治家ですが、甘利元経済再生担当相から見ると小物。
甘利元大臣にまで司直の手が伸びたら、東京地検特捜部を大いに見直します。
もちろん、推定無罪を忘れてはなりませぬが。
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田母神氏の資金管理団体事務所 業務上横領容疑で捜索
政治資金収支報告書によりますと、田母神氏の資金管理団体は、おととし2月の東京都知事選挙の前に設立され、全国の支援者などから1年間に集めた1億3265万円のうち、5000万円余りの支出について、使途不明金として記載していました。
この問題で田母神氏は去年2月に記者会見を開き、「元会計責任者が飲食店で私的に使ったもので、弁済を求めている」などと説明していました。
その後、去年12月になって、陣営の元幹部らが「田母神氏本人や事務局長も関わっていた」などとして告発状を提出し、東京地検特捜部が捜査を進めていました。
特捜部は、田母神氏らが政治資金を不正流用していた業務上横領の疑いで強制捜査に乗り出し、不透明な資金の流れについて実態解明を進めるものとみられます。
NHKの取材に対し、田母神氏の代理人を務めてきた弁護士は「田母神氏とはきょうの捜索について連絡を取っていない」としたうえで、「これまでに聞いた話では、一連の問題の責任は元会計責任者にあると考えている」と話しています。
東京都知事選と衆院選に立候補
しかし、翌年の平成20年、先の大戦を巡り「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」などと政府の見解と異なる内容の論文を発表し、更迭されました。
防衛省を定年退職したあと、おととし2月の東京都知事選挙に無所属で立候補しました。航空自衛隊トップとして危機管理に関わった実績をアピールして防災対策の強化などを訴え61万票余りを集めましたが落選しました。また、おととし12月の衆議院選挙では東京12区から当時の次世代の党の新人として立候補しましたが落選していました。
2016.3.7 14:23 産経新聞
田母神俊雄氏の関係先を業務上横領容疑で捜索 東京地検特捜部
平成26年2月の東京都知事選に出馬した元航空幕僚長、田母神俊雄氏(67)の政治資金の一部が使途不明となっている問題で、東京地検特捜部は7日、業務上横領容疑で田母神氏の資金管理団体の事務所(東京都千代田区)などを家宅捜索した。都知事選で選対本部長を務めたテレビ番組制作・衛星放送会社「日本文化チャンネル桜」の水島総(さとる)社長(66)ら選挙スタッフが昨年12月に告発していた。
田母神氏は昨年2月に会見し、政治団体「田母神としおの会」には都知事選後に約6千万円の残金があったが、衆院選前には約1千万円に減少しており、調査の結果、会計責任者だった50代男性が横領を認めたと発表していた。
田母神氏側の説明によると、この男性は高級クラブでの遊興費や生活費などに充てていたという。
田母神氏は同3月、都知事選と26年12月の衆院選に立候補し落選したが、これらの選挙で寄付などで集まった1億数千万円のうち、男性が約3000万円を遊興費などに流用したとして、この男性に対する業務上横領罪の告訴状を警視庁に送付していた。
その後、昨年12月、選対本部長を務めた水島社長ら選挙スタッフが、この男性だけでなく、田母神氏と選対事務局長も関わっていたとして業務上横領罪で東京地検特捜部に告発していた。
水島社長は産経新聞の取材に「選挙に関わったスタッフが勇気をもって内部告発した。不正は許してはいけない。東京地検特捜部には使途不明金の全容を解明してほしい」と話した。
田母神氏、政治資金横領か…容疑で事務所捜索
2014年2月の東京都知事選に出馬し、落選した元航空幕僚長の田母神たもがみ俊雄氏(67)らが、支援者から集めた政治資金の一部を私的流用していた疑いがあるとして、東京地検特捜部は7日午前、業務上横領容疑で、東京都千代田区にある田母神氏の資金管理団体の事務所など関係先の捜索を始めた。
政治資金の一部が都知事選に関する謝礼に充てられた可能性があるとの証言もあり、特捜部は全容解明を進める。
着服された疑いがあるのは、田母神氏が都知事選への出馬に合わせ、14年1月に設立した資金管理団体「東京を守り育てる都民の会(現・田母神としおの会)」の政治資金。政治資金収支報告書によると、同会にはこの年、約1億3200万円の収入があり、うち約1億3100万円が個人からの寄付だった。
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当方がそのままレンジャーか何かの経験を積んだ極右やったら、いの一番に狙う男やな。
ともかく、残念なのは司法の手とやらが入って奴が身を守られたこと。今は甘糟のように隠しておき、ここぞという時に使う手駒として動かせる腹なのだろう。ほとぼりが冷めても決して監視を怠ってはならない男であることは確か。逆さ吊りで処刑された裏切り者ムッソリーニ同様の処遇が最もふさわしいと思われるbastards同様、民衆の手で処分すべき男やけど、民衆の9割にそんな意志は無さそうやから甘糟みたいにやっていくんやろな。
ここで間違ってはならないのは、新たなより狡猾な日帝に自浄能力など無しということだ。奴らは、頃合いを見出して奴を適所で必ず使ってくる。これ以上のスキャンダルをさせぬようさせた上で、ほとぼりが冷めた必要な時期に再復帰させる魂胆だろう。それにこそ、警戒を怠ってはならない。
その後、昨年12月、選対本部長を務めた水島社長ら選挙スタッフが、この男性だけでなく、田母神氏と選対事務局長も関わっていたとして業務上横領罪で東京地検特捜部に告発していた。(引用者注:中盤の告発)
上記のマスゴミの報道は、一会計責任者のみでの犯行では無い、と言うことですが、田母神氏の選対本部の全部なのか、一部なのか、個人なのか、それは、これからの捜査で全貌が明らかになるのでしょうから、選対本部長も含めて捜査されるのでしょうね。
告発したからと言って、犯行に関与していない、とは言えない訳ですからね。
田母神氏も、既に、会計責任者を告訴している訳ですから、告訴合戦に参加している人が全員黒、と言うことも有り得る訳です。
殺人事件では、第一発見者を疑え、と言うことが良く言われるのですが、そして、それは、最近の殺人事件でもあったのですが、この事件では、どうなるのでしょうか。 興味深々。
しかしこの人のブログの題って、やたらに意気軒昂ですな、「志は高く熱く燃える」とか。
“俺がやらねば誰がやる”てか。