2011年度以降にホームドアの設置を予定している鉄道会社は14社、設置駅の合計数285駅との調査結果が発表されました。
現在は1日の利用者が5000人以上の約2800駅について、ホームドアの設置が努力目標とされていますが、既に設置が完了した数字と合わせても800駅弱にとどまり、目標の1/3にも達していません。
ホームドア設置の利点は周知の通りかと思いますが、設置がなかなか進まない理由であるホームドアのデメリット・設置の課題としては以下のような点が挙げられます。
・莫大な費用がかかる
山手線の全駅に設置するだけでも約500億円の費用がかかります。大手私鉄といえどもこの金額を自社努力で捻出するのはかなり厳しいでしょう。
・使用車両に制限がかかる
例えば西武鉄道の場合、4ドアの車両と3ドアの車両が併用されているため、ホームドアの設置が事実上不可能です。4ドア車に統一する場合、新たな車両の製造が必要となり、これも莫大な費用がかかります。
・ドア2つを動かすため停車時間が延びる
車両のドアとホームドアが停車の都度開閉されるため、停車時間が長くなりやすくなり、通勤時間帯のダイヤ乱れが発生しやすくなります。
・ホームの狭い駅への設置が困難
ほとんどのホームにいえることですが、階段付近などはホームのスペースが極端に狭くなっており、ホームドアを設置した場合、ホームを塞いでしまう恐れがあります。
事故防止の観点からはホームドアの設置が最も理想と言えますが、費用・設備面から設置は相当困難でもあります。費用面については少なくとも国が助成金を出すなどの措置が最低限必要でしょう。
現在は1日の利用者が5000人以上の約2800駅について、ホームドアの設置が努力目標とされていますが、既に設置が完了した数字と合わせても800駅弱にとどまり、目標の1/3にも達していません。
ホームドア設置の利点は周知の通りかと思いますが、設置がなかなか進まない理由であるホームドアのデメリット・設置の課題としては以下のような点が挙げられます。
・莫大な費用がかかる
山手線の全駅に設置するだけでも約500億円の費用がかかります。大手私鉄といえどもこの金額を自社努力で捻出するのはかなり厳しいでしょう。
・使用車両に制限がかかる
例えば西武鉄道の場合、4ドアの車両と3ドアの車両が併用されているため、ホームドアの設置が事実上不可能です。4ドア車に統一する場合、新たな車両の製造が必要となり、これも莫大な費用がかかります。
・ドア2つを動かすため停車時間が延びる
車両のドアとホームドアが停車の都度開閉されるため、停車時間が長くなりやすくなり、通勤時間帯のダイヤ乱れが発生しやすくなります。
・ホームの狭い駅への設置が困難
ほとんどのホームにいえることですが、階段付近などはホームのスペースが極端に狭くなっており、ホームドアを設置した場合、ホームを塞いでしまう恐れがあります。
事故防止の観点からはホームドアの設置が最も理想と言えますが、費用・設備面から設置は相当困難でもあります。費用面については少なくとも国が助成金を出すなどの措置が最低限必要でしょう。