LPレコード盤にこびりついたカビ・ゴミを取り除くために、、Spin Clean Record Washerを購入して、レコード盤を水洗いしました。その経緯と効果(結果)を報告します。(その1、その2、その3、その後、の4部構成となっています。)
・現在、所有しているLPレコード盤を再度取り出して、整理しているのだが、なにせ30年以上、家の奥の方にそのままにしていたので、カビが生えている。
カビが見えなくても、再生するとパチパチ音が出るレコード盤もある。
さらに中古レコード盤も少しだが購入している。カビの見える盤は購入時にパスしているが、中にはカビが見えなくてもパチパチ音が出るレコード盤がある。
そこで、本格的にLPレコード盤を水洗いして、こびりついたカビやゴミを取り除こうと、決心した。
・レコード・クリーニングの必要条件は、
1. レコード盤の音溝内にこびりついた汚れ(カビ、ゴミ)を
2. レコード盤を傷つけずに、水で洗浄除去(レコードを水洗い)する
こと。
そもそも、レコード盤の溝の幅はどのくらいなの?という話になるが、LP盤では、溝が1cmの幅に100本あるらしい。すなわち、溝幅は、0.0001m(100μm)。
かなり狭い。その狭い中に、汚れが入っているのだから、簡単には取れない。
・レコード盤のカビ取りをWEBで調べると、レコード盤を洗剤で洗い、水で洗う方法が主流のようだ。
http://marumasa2001.com/av/adp/adwash.html
http://haruuo2.blogspot.jp/2012/04/07.html
http://www.asahi-net.or.jp/~zh7y-tkyn/lpclean.htm
気になったのが、洗浄後にさらにレコードを再生して、盤上のゴミ?を取るとの記述がある。レコード盤の溝内まで水洗いしたのに、何が残っているのだろう?
・レコード盤には、紙のレーベルが貼られているが、短時間の水洗いには大丈夫のようだ。
でも、レーベル面を触りながら洗っている最中に、文字が薄くなったり、消えないかと不安だ。その不安を解消する製品(レーベルカバー)が販売されている。
http://www.asahi-net.or.jp/~zi2a-hsgw/
ゴムのパッキンが外周に付いた円盤状のアクリル板を、レコード盤のレーベル面に、両面から挟み付け、水や手が触れないようにしている。
水はレーベル内に侵入しても良く、洗っている最中にレーベルに手を触れないようにできていれば良いと思っている。
しかし、値段を見ると躊躇する。
・レーベルカバーを自作するサイトがあった。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/haruaki/AV/LP/mrruarai.html
http://blog.goo.ne.jp/domzoh/e/b518b5cc18006387dc548c604953f508
http://blogs.yahoo.co.jp/sii_papa/67137058.html
やはり、自作かな。
・レコード盤の音溝面を容器の中に水没させ、超音波でレコード盤を洗浄するサイトもあった。
しかし、超音波でレコードの溝内のゴミを取るには、溝内でゴミを振動させるために、溝の寸法より小さい超音波の波長(半波長)が必要となる。(と思う。)
音速は、340m/秒だから、溝寸法0.0001m(100μm)の半波長というと、17万Hzの周波数となる。そんな高周波の超音波の発生は、不可能だろう。
レコードにこびりついたカビ・ゴミを取り除く。
その1 その2 その3 その後
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