mora qualitasサービスの開始が、今年の秋まで延びるとのメールが来た。
理由は、「より快適に品質の高いmora qualitasを楽しんでいただくため」とのこと。
PC内のソフト処理なら何も問題はないはずだ。なぜだろう?となる。
ここからは、推測になるけど、
やはり、「"消えたようだ"と書き込んだハイレゾストリーミングサービス「mora qualitas」が、復活している。」で示した暗号化データを復号化する外部端末の開発が、うまく行かなかったのだろう。
ハイレゾストリーミングサービスの添付品とするには、安くするため簡易な回路構成となる。しかし、簡易な回路では、クロックにジッターが発生し、再生するとひずみが発生して、高品質とは程遠い音となってしまった。
「安価な」復号化端末の開発が出来なかったようだ。
メディアのハイレゾ化が始まった時に、アメリカのハリウッド関係者が著作権保護を訴えた。その結果、ハイレゾ映像はディスプレーに暗号化データの復号回路を設けることで決着した。
ハイレゾ音源も、同様にDACに暗号化データの復号回路を設ければ良かったのだが、なせ出来なかったのだろう?
そこには、ハイレゾ音源のデータフォーマットを統一できなかった事が主要因と考えられる。
ソニーのDSD(Direct Stream Digital)方式は、簡単に言えば、前のビットに対し、レベルが"高い","低い"の"1","0"信号を送る相対値伝送方式だ。欠点は、基準値(0レベル)が判らないので、信号の編集が出来ない。
PCM方式は、1フレーム毎に絶対値を送るから、アナログ信号と同じように編集が可能だ。
従い、現状では、DSDは現場での一発録りのみに使われていて、残りの多くのDSDデータは、編集後のPCMデータをDSDに変換しただけだ。
ソニーは、過去に録画装置でベータ方式を推進し、VHS方式と録画方式を2分する競争を行い、結局、競争に破れている。その過去の教訓を生かして、データフォーマットの統一を、第一に考えて行動して欲しかった。
mora qualitas
・ ハイレゾストリーミングサービス「mora qualitas」の開始が、延期された。
・ "消えたようだ"と書き込んだハイレゾストリーミングサービス「mora qualitas」が、復活している。
・ ハイレゾストリーミングサービス「mora qualitas」は、消えたようだ。
・ 音楽ダウンロードサイト"mora"の、ハイレゾストリーミングサービスの利用料