2月7日(土)のあさ空。
前日、強風が吹いて荒れ模様だったので、せっかく雪解けしたのに、また、雪が降るのかな? と思っていたら、やはり、朝には一面が真っ白。それでも、今回は量が少な目。道路に雪は積もっているけれど、早めに溶けそうな気がします。
またまた雲が邪魔する桜島の日の出ですが、なんとか見えそう。
先日、かなりの量が降って、チェーンなしでは動けない状況のとき、会社からは会社周辺の積雪は多くないからと、通常出社命令が出ていました。逆に今日は積雪が多く、出社困難という判断のメールが来ていました。各自、住まい周辺の状況を見て出社を判断し、道路情報を共有して欲しいとのこと。
実は私の勤務する会社はとなりの市。鹿児島市は内海の錦江湾に面していますが、会社は東シナ海側に近いので、天候が大きく違うことがよくあるのです。今日は鹿児島市内は雪が少なく、会社の方の積雪が多い様子。どちらにしても、私は休職中なので、出勤に頭を悩ませる必要はなくてありがたい状態ですが、出勤時は悩むことが多くありました。私は鹿児島市内でも山の上に住んでいるので、平地住まいの方とも天候が違うし、会社に勤務する方は多くが会社の周辺に住んでいるので、情報共有ができず。会社に行けるのか、行けないのか迷うことも多々。帰りも同様で、帰宅できるのかできないのか。そんな迷いで、急に降り出した大雪のために帰宅に8時間もかかった「遭難」事件も起きてしまったのでした。
昼には天候は回復して来たので、雪は無事に溶けました。ただ、寒暖の差が大きいので、出勤退勤時に天候が悪いのは悩ましいところです。
先日、語学習得のおもしろい体験動画をご紹介したときに、翻訳の仕事を生業にしている友人のことを思い出しました。地方都市に暮らしつつ、翻訳の仕事1本で生計を立てて行くのは難しく、仕事が欲しい翻訳家の方たちの仕事の奪い合いもあるのだとか。彼は難関国立大学の理系出身という経歴で、おおよそ文学にはほど遠い勉強をしていたのですが、もともとは無類の文学好き。私たち世代が「食べて行く」には理系の方がいいという大人たちの強いすすめがあったそうで、仕方なく理系に進んだものの、どうしても文学にかかわりのある仕事をしたく、翻訳の道に進んだのだそう。私も地方都市でライター業で食べ行くのに四苦八苦して来たので、奥様に支えてもらいながら、3人のお子さんたちを翻訳の仕事だけで育てて来たことを尊敬していました。
私が想像する翻訳のお仕事は海外の小説を翻訳する、といったものでしたが、友人に聞くと、小説の翻訳だけで生計を立てるというのは簡単ではないそうで、小説以外の翻訳が多くなることも多かったのだとか。それだけに、小説の翻訳の仕事が来ると、特にやりがいを感じていたそうです。小説の翻訳の中で、苦労することは、どうして、この場面でこんなことばを言っているのかということがわからないとき。ことばの意味はわかったとしても、日本人だとピンと来ないことばというものはあり、調べて行くと、その国に住んでいればわかる生活習慣や共通認識の独特なことば遣いになり、日本人にわかるように訳するのに、工夫する必要があるとのことでした。そういえば、翻訳本を読むときに、やたらと注釈があることがありましたが、そういうことなんですよね。ただ、注釈を多用すると、小説の味わいを壊すこともあるわけで。そういうときこそ、翻訳家の腕の見せ所ということなんでしょう。
先日、ご紹介した3人のバイリンガルの息子さんたちの動画で、アメリカと日本の違いを紹介してくださっていますが、住んでみてはじめてわかる肌感から来ることばというものはありそうですね。この動画で女子中高生のしぐさの違いを取り上げていて、私にはやはりアメリカの女の子のしぐさがピンと来なかった。映画とかでそんな場面あったかしらと反芻してみたけど、「?」という感じ。それに比べて、日本の女の子たちがやたらと前髪を整えるというしぐさはとてもよくわかりました(笑) でも、この前髪をやたらと気にするのは最近のことではないかと思います。昔の女子はしなかった。三つ編みの枝毛を気にするというのはあった気がしますけれど。ビジュきれいを目指していなかった私が今の時代のビジュ第一の女子高生として生きるとしたら、とても生きづらかったような気がします。
雲は多いけれど、晴れ間があるだけでうれしい。雪がこんな風に積んで溶けてを繰り返すのも珍しい気がします。
いつも木に隠れてしまいますが、桜島左肩部分の冠雪はまだ溶けず。
私のライター業は自分に興味のある分野(暮らしに関わる領域)だったので、どの仕事もやりがいを感じていた気がします。ただ、ネットでの情報が簡単に手に入れやすくなった時代背景があって、紙メディアで仕事をしてきた私はなかなか仕事を得ることができなくなったのが、苦労したことかもしれません。地方都市でなかったら、また、違った気もしますが。
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