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2月11日(火)のあさ空。
ブログを書いていたら、うっかり日の出時間が過ぎていました。
今日も天候は回復して、気温も上がる様子。助かります。
朝から雲もなく快晴です。
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午後からの空を撮影しようと思って外に出たところ、ちょうど、おとなりの奥さまのお散歩からの帰宅にお会いして、おしゃべり。立ち話で30分ほども女子トーク炸裂(笑) おとなりの奥さまはがんで夫を亡くされた70代後半の方。ふたりのお子さんは結婚されて独立しているので、私同様にひとり暮らし。
おとなりのAさんはもともとはうちの両親と仲良くしていただいた方。わが家が建てられたとき、兄も私も大学に進学中。父が転勤族のため、マイホームを建てたのは子供たちが大きくなってからで、Aさん宅は転勤のない公務員でしたから、うちと同時期に家を新築したときには、お子さんは小さく、ご夫婦も若かったので、うちの両親とは年齢差がありましたが、奥さまは母に料理を教わりに来てくださったりして、私よりも両親のことをご存じなほど。両親の思い出話も共有でき、現在の私の病気のこともご存じで、とても貴重でありがたい存在。話題は尽きず、ついついトークが盛り上がってしまいました。「あなたとおしゃべりをすると、ほっとするー。楽しかった。また、相手してね」とおっしゃって、帰って行かれました。こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました。
長話をしてから家に入ると、そういえば、休職前は会社でもこんな風によく立ち話をしていたと思い出して懐かしくなってしまいました。在籍させていただいている会社は建物の前に100台くらい車が停められる社員用の駐車場があり(離れたところに第2駐車場もあるほど、就業時間内は車でいっぱい)、終業後は一目散に車を走らせて帰る方がいらっしゃる一方、停められた車のあちこちにいくつもの立ち話の輪ができるのです。とても広いので、それぞれの会話を聞かれることがないのがポイント。
あれやこれやと話は尽きず、私も同じ課の人と2時間くらいおしゃべりしていたことがあったくらい(とっぷりと日が暮れるのもお構いなし)。毎日、会社で一緒に働いていても、業務中の無駄話はできないので、終業後は解放感からか、話が尽きない。もちろん、女子トークだけでなく、男性同士も輪になっていろんなお話をしているし、男女の組み合わせも。自分の車に乗るために、横を通るときは、「お疲れさまでーす」と声をかけ合うのですが、あまりにも長くしゃべっていると、残業したスタッフに会うことがあって、「えーっ。まだしゃべってたの?」と笑いながら呆れられることも。
昔、精神科医に「ストレスを軽減させるためにはどうしたらよいか」といった内容で取材させていただいたことがあるのですが、その先生いわく、「おしゃべりをすること」をそのひとつに上げていらっしゃいました。話し相手がいない方はストレスが発散できず、うつうつとした気分で殻に閉じこもりがちになり、うつ症状を悪化させやすいとのこと。終業後のおしゃべりの輪はストレス軽減策の輪なんだなと思いながらみなさんを見ていました。
60歳で新入社員になって驚いたのは、精神的に問題を抱えて病院に通っている方の多さ。昔も心の病を抱えつつ働いていた人は多かったのかもしれませんが、表面化はせず、今はそれだけ公に口にできるようになったということですから、とてもいいことだと思います。苦しむ方が無理をせずに働ける環境は必要です。ただ、そういった方はお休みが多くなり、フォローする側としてはその方の分の仕事をしてもお給料に反映することは全くなく、手が足りなくなって、忙しいだけでストレスがたまりやすいということにもなり、共存は難しい課題があると感じます。
たまのお休みなら助け合う心のゆとりもあると思いますが、頻繁なお休みだとなかなか。「遅刻します」と言ってから、「やっぱり、今日は行けません」とお休み。「駐車場までは来たんですが、中にとても入れないので帰ります」とお休み。「朝、早く出勤するのは辛いから、遅く出勤したい」というので、それではと特別に出勤時間を遅くしたとしても、出社は「いつ、してくださるんだろう?」という頻度にしか仕事をしていただけない。だれひとり、そういった方の批判を口にすることはないものの、まじめに早く来て掃除している側が「何だか損しているみたい」と思わざるを得ないのが、退勤後のおしゃべりの輪を構成している一因になることもあるようです。
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向かって左肩の雪もかなり溶けて残り少なくなりました。
私はと言えば、すでに定年退職年齢をとーっくにオーバーしてからの入社なので、みなさんと全く同じ内容の仕事をしているとはいえ、現役世代とは違う立ち位置にいるせいで、多くのことはどこかで「対岸の火事」に思えてしまい、温度差を感じていました。現役世代の方たちのストレスをただただ慰めるだけしかなくてごめんなさい。
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