つぶやき城。のブログ

日本の城、歴史的建造物の旅日記
※個人的観点

上山城@山形県

2023-11-03 17:00:00 | その他城
2023年11月3日

東北城巡り五城目は、山形県にある上山城。
最上氏の最南端の城塞で、伊達家や上杉家との攻防の舞台となった地でもあります。

山形城からは車で20分程。

山形県上山市にあります。

上山といえばやはり温泉。
城下町は温泉街となっていて、すこぶる雰囲気が良いです。

そんな、かみのやま温泉の小高い丘に上山城があります。

当時の遺構はほんの一部を残すのみとなっています。

上山城の始まりは南北朝時代。
その後、同じ山形県にある米沢を当時は納めていた伊達家と、この城を取られたり取り返したりを繰り返し、戦国末期は最上義光が納めました。

江戸時代は藩主が次々と変わりつつも、上山藩は幕末まで生き残りました。

昔は本丸に三重の天守、各所に櫓門がある近世城郭だったそうです。

現在は、二の丸跡に模擬天守が建っています。

城の内部は上山市の博物館です。



この日はちょうど城祭りだったようで、甲冑を着た武将隊がたくさんいました。

模擬天守自体には歴史的な価値が少なくとも、歴史を伝え続けるスポットとして存在しているのでそれはそれで素晴らしいことだと個人的には思います。



模擬天守の最上階からの景色は絶景。
夕暮れが近く太陽が低かったので、出羽の山々とリンクして素晴らしいショットに!







上山城に上がってきた道。
虎口になっています。



西内堀は、堀の唯一の遺構です。
上山城は明治維新後、堀なども埋められた為、このほんの一部のみが残っています。





裏から見た上山城。
模擬天守ではありますが美しいです。

温泉街なので、観光で来る方も多い地だと思います。

観光に来た方にも上山市の歴史を伝える場所。そして、地元のシンボルとして愛されています。

ちょうどお祭り日だったので、小さな子どもたちも多くいて楽しんでいるシーンを見て、ほのぼのしました。


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山形城@山形県

2023-11-03 13:00:00 | 100名城
2023年11月3日

東北城巡り四城目は山形県の名城、山形城。
別名は霞城。現在は霞城公園として地域の方、観光の方に親しまれています。

場所は山形市の中心部で、JR山形駅からも近い場所にあるのでアクセスは良好です。

現在の巨大城郭になったのは11代城主、最上義光の時代です。

出羽の関ヶ原での戦いの功績が認められ、52万石の大大名となりました。

ちなみにワタクシの祖父も同じ山形で、光義という名前でした。
最上義光から拝借したんでしょうかね。

祖父が生きていた時は、ワタクシもよく山形に行っておりました。



二の丸東大手門が、メインの門となります。



橋の下には水堀と新幹線が通ります。 
新幹線に乗る方には、こんな近くに城が見えるので絶景だと思います。



二の丸東大手門は1991年に復元されました。



高麗門を抜けると巨大な枡形の虎口が登場!



隅から写真を撮りましたが、巨大さが伝わるショットが撮れて満足です。



櫓門をくぐり、枡形を抜けるとその先には更に枡形の虎口。

櫓門が続櫓になっていることが、櫓門をくぐると分かります。



入り口だけで、既に見どころ満載!



ネットでは4月〜11月初旬は公開していると見たのですが、中には入れず。



櫓門は江戸城の門に匹敵する大きさ。
使っている木材も巨大で、迫力あります。





コーナー部は算木積み。
よく見ると、石垣に細かい線が施されています。
これは石垣の化粧となる、すだれ仕上げといいます。



城内から見た二の丸東大手門の虎口。
しっかりとした土塁です。





有名な最上義光像と櫓門。
雲一つない晴天で、ナイスショットです。


本丸の土塁。
本丸一文字門の辺りだけは石垣になっています。



この巨大な石垣の上には、一文字櫓があったそうです。



一文字櫓の石垣の脇には木の橋が架かり、本丸に入り、門を抜けるとこちらも大きな枡形虎口になっているようですが、この時期は入場できず。

石垣をちゃんと発掘調査し平成15年に石垣を復元。
平成17年には大手橋、平成26年には高麗門と枡形土塀が復元されました。



枡形土塀の裏側。
ちゃんと復元工事に力を入れている山形は素晴らしい。やはり自治体の力の入れようで、城の復元は変わってきます。



堀底に石垣が積まれていたので何かと思ったら、江戸時代に崩落した石垣をこの場所に埋めたらしく、石垣の残骸の他に鯱や瓦なども出土しています。

あえて、この崩落した石垣を残しているようです。



凄まじい土塁。
こんな立派な土塁は初めて見ました。





本丸跡は現在も発掘調査中らしく、立ち入り禁止です。

工事中のフラットパネルの隙間から覗くと、広大な土地が広がります。

本丸跡も一部、4月から11月初旬は公開しているらしいのですが、既にこの時は入ることができず。

11月3日は11月初旬ではないのかと思うのですが・・・残念です。



こちらは北門。
北門からは車で入場でき、城内に車を停めることができます。



堀の上を一周歩くことができます。
これは景色も気持ちも良く最高です。

もし近くに住んでいたら、間違いなくウォーキングコースにしています。



現在発掘調査中の所を見ることができました。

怪しげな石垣が見えます!
これは、間違いなく新しい発見がありそうです。



こちらは南門。
南門の先も枡形となっていて、立派な石垣が残ります。



最後に再び二の丸東大手門から退城しました。

最上義光は伊達政宗の叔父です。
関ヶ原では東軍側として、山形に進軍してきた上杉と激戦を繰り広げ撃退。

その際に最上義光自らが陣頭となって出陣した勇ましさを表したのが、入り口の最上義光像です。

この戦いを出羽の関ヶ原合戦と言われています。

その時に、直江兼続が出羽から見た際、霞で山形城が見えなかったことから霞城と呼ばれたそうです。

4月から10月までは様々見れる箇所も多いようなので、また東北に行った際は立ち寄りたい城。

また、山形市周辺には上杉軍との激戦地が多く存在するので、そちらも是非巡りたいものです。

近くには最上義光歴史館があるので、今回併せて観覧しました。
御城印もこちらで貰えます。


城×食事

山形のソウルフードの一つ辛味噌ラーメンとゲソ天のコラボはテレビでも紹介された名物で、有頂天で食べれます!

げそ天みそらーめん。
パンチの効いた辛味噌とモチモチの麺が最高です!


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