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エイブラム・ホッファー医学博士は、ライナスポーリング博士と同様、分子整合医学を作り上げ、世界に大変貢献された方です。
特に多くの精神疾患を持つ患者さんを治してこられていて、数々の重みのある実績を作られていらっしゃいます。現在90歳でいらして、今も現役のDr.とは、ホッファー博士の生き方そのものが結果を物語っています。
この写真は講演会中のスライドで40年前のホッファー博士が「Take Your Niachin!ナイアシンを持ちなさい!」と手にのっているナイアシンを差し出しているポスターです。
ナイアシンとはビタミンB3のことで、食生活の進化と共に食事から摂取できなくなっている栄養素の一つです。
ホッファー博士は、
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今回の講演会でも数々の症例発表があり、今まで、いや今も医学会や栄養学会から圧力をかけられているために理解するDr.が少なく、アメリカやカナダでも一般の病院で治療として使われていない療法ですが、「分子整合医学はこれからの治療の中心に必ずなっていくだろう!」とホッファー博士は強くおっしゃっていました
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ホッファー博士の他に、イギリス人、アメリカ人のDr.3人と、日本人のDr.3人が分子整合医学の中でそれぞれの専門としている分野での素晴らしい症例を発表されていました。
余命を宣告されたガン患者さんの延命、QOLの向上などは素晴らしいもので、心から医療従事者の方々に理解していただきたい内容でした。
病気になったら、知識の全くない患者はDr.の言うとおりにするしかないのです。セカンドオピニオンをつけたとしても日本の医療が選択している治療方法しか選べないわけです。
放射線や薬物治療を行うにしても、この分子整合医学は決して邪魔にならない、それどころか副作用を軽減し、効果を高める治療方法だと、長年学ぶうちに知りました。
また今やサプリメントブームの世の中なので、それらのサプリメントと分子整合医学に基づいて作られたサプリメントとは全く違うことも、私たちが区別できるわけありません。私自身がそういう猜疑心を凄く持っていたので良くわかります。
なんとなく分子整合栄養学を勉強されている方と話していて、「なんか今までのサプリメントとは違う!」と感じたことが私の始まりでした。だって、私の疑問に対して全て、的確に飾りもなく答えてくれた人は初めてだったからです。やっと長年かけて探し求めた学問と栄養素なのです
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しかし、大切なのは、この分子整合医学を学び理解し、治療に取り入れてくれるDr.が少しでも多くなることです。特に本土と離れている沖縄にそういうDr.が誕生してくださる日を心から願います。
Dr.ホッファーが講演会時におっしゃっていた言葉でジーンと私の心に残ったことがあります。
「私は統合失調症の患者さんに言うのです。私はあなたの遺伝子が羨ましいし、欲しいくらいです。だって、その遺伝子は容姿端麗で、クリエイティブで、芸術家、白髪になりにくく、ガンにかからない長生きの遺伝子だからです。ただ食生活で必要な栄養が不足していただけで、あなた自身素晴らしい遺伝子の持ち主なのです!」
研究者の重み、深み、そして人類愛を強く感じたバンクーバの講演会でした
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