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Kakuma News Reflector 日本語版

カクマ難民キャンプの難民によるフリープレス
翻訳:難民自立支援ネットワークREN
著作権:REN(無断引用転載禁)

2009年3-4月号 ボダボダ運転手、ケニア警察一般サービス隊の嫌がらせにデモ

2009年08月16日 | 最新ニュース
【写真】泥除けにメッセージを付けたボダボダ

3月21日、自転車タクシー、ボダボダの運転手達が、ケニア警察一般サービス隊(GSU)の嫌がらせや不正な競合に対して、デモを行った。

3月21日土曜日、ボダボダの一団は、通常の仕事を中止し、公共の場のデモで自分達の主張をアピールした。GSUへのメッセージを書いたプラカードを掲げた彼らの姿を、あちこちの道路で見かけた。

「GSUは、自分達の車両を使って我々の仕事を奪っている」と、カクマ市に拠点を持つボダボダ組合の副委員長、エマヌエル・モイット氏は言う。GSUは、UNHCRから警備パトロール用として与えられた車を、お客の輸送サービスに使い、町からキャンプのあちこちに人を運んでいる、と彼は主張する。

カクマの町にバスが到着すると、車で送ってやるという口実で、難民を運んでいるGSU職員がいる、とボダボダの運転手は主張する。中には、ケニア警察サービス隊が難民からお金を取っているのを見たと主張する。

またボダボダ組合の事務局長、クリストファー・エクワン氏によると、GSUはミラー(訳者注:覚醒作用のある薬草でケニアでは合法)をバスからキャンプの販売人の所へ運んでいるという。「彼らは我々の仕事を横取りしている。ボダボダの運転手にとっては、毎日のパンを得るための仕事なのに」と彼は主張する。

土曜日、ボダボダの運転手達はデモを起こした。通常の外出禁止時間より早い午後6時半前なのに、立ち退きを命じられたからだ。

「どうして午後5時にキャンプから追い出したりするんだ?」と、モイット氏は言う。「その時間にはまだ、我々のサービスを必要としている人たちがいる。我々は断れない。お金が必要だから」

ボダボダのドライバー達は、GSUの職員が彼らにお金を要求するとも言っている。

「彼らは力ずくでお金を要求する。お金を出さないと、我々の体を逆さまにしてポケットから物が全部落ちるようにして、それを持って行く」と、エクワン氏は言う。あるボダボダ運転手は同じ手口で携帯電話をとられた。また、GSUの職員に “無節操に叩かれ”、現在病院で治療中の者もいるそうだ。

また、GSUの職員は自転車のナンバープレートを取ることもある、とボダボダの運転手達は主張する。ナンバープレートはボダボダ組合に正当に登録されている証明書である。GSUはプレートは重要でないと主張しているが、組合にとっては重要な意味がある。

デモの後、ボダボダの組合メンバー達は、カクマの副司令官補とGSU職員と会談した。参加者は、ボダボダ運転手は毎晩午後6時から午後6時半の間にキャンプを去るということで、この問題を解決した。モイット氏によると、彼らはまた乗客を運んだり、ミラーを運んだりしないと合意したという。警察は、ボダボダ運転手の苦情は今後、警察署に申し立てるように指示した。

「彼らがこの合意を堅く守る事を願う。我々サイドも、合意内容を守る」とモイット氏は言っている。


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