「人が(難民の)声を語るとき、たいてい、もっと援助をという訴えばかりで、もっと権利をという訴えにならないのは、どうしてだろう?」――米国難民移民委員会のメリル スミス氏 / 「人間倉庫(Warehousing)に関する意見:メリル・スミスへの3つの質問」より
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海外も含めすべてのKANERE読者の皆さまへ;
KANERE第2号ではこれまでの私達の成長過程を際だたせる話題を取り上げます。
私達は人権に関する記事に力を入れていますが、その姿勢は、同一賃金を得る権利についての特集レポートによく表れていると思います。また難民情勢の国際的な専門家に寄稿をお願いしたところ、難民擁護の分野で指導的立場にあるバーバラ ハレル・ボンド博士と、米国難民移民委員会のメリル・スミス氏から見解が寄せられ、読み応えのある内容になりました。他の支援団体や学者も将来、KANEREに寄稿する旨、表明してくださいました。 . . . 本文を読む
カクマ難民キャンプ用語では、「インセンティブ(報奨)」と「給料」は区別されている。適切な資格と能力を持ち国際組織によって雇用される難民は、給料でなく「インセンティブ」が支払われる。インセンティブは、難民ではないカウンターパートの給料よりはるかに低い。難民に、同一労働への同一賃金を得る権利は与えられているだろうか? . . . 本文を読む
バーバラ・ハレル・ボンド博士寄稿
ハレル・ボンド博士は難民の権利擁護の第一人者で、オックスフォード大学に難民研究センターを、カイロのアメリカ人大学に強制移民および難民研究プログラムを創立した。博士はG・ヴァーディラムとともに『亡命中の権利:二面性を有する人道主義』など、難民の状況に関する多くの記事と本を書いている。KANEREはハレル・ボンド博士に、難民フリープレスへの論説の寄稿を依頼した。 . . . 本文を読む
人間倉庫を終わらせるための世界的キャンペーンにスポットライトを当てるため、KANEREはメリル・スミス氏(米国のNGO、難民移民委員会の政府関係・国際支援の責任者及び『世界難民調査』の編集者)にインタビューし、UNHCRについて、キャンペーンの成功例、難民フリープレスにつての三点に関して質問した。 . . . 本文を読む
我々難民には、難民生活に影響する意思決定に参加する権利があるだろうか? 答えはイエスだ! UNHCRによる権利とコミュニティに基づくアプローチは、我々が意思決定に参加し、我々の資格を要求する権利を保証している。昨年、UNHCRは新たなアプローチを実行するスタッフを支援するため、マニュアル本出版した。この1月、KANEREは、このマニュアル出版一周年を祝っている。 . . . 本文を読む
2009年1月の主要な予算削減はカクマキャンプの人道支援すべてのセクターに影響を及ぼした。KANEREの記者たちは予算削減の実質的な結果を調査し、生活環境への衝撃を検証した。このような貧弱なシステムになっても、最小限の権利保護は保証されるだろうか? . . . 本文を読む
今年中に、50,000人のソマリア難民がケニア東部のダダーブ難民キャンプからカクマキャンプに移転してくることになっている。このプロジェクトを受け持つUNHCRは、月に10,000人のソマリア難民を移転する計画だ。現在の目標では、毎週およそ3,000人のソマリア難民をカクマへ移送することになっている。 . . . 本文を読む
16歳の難民の少年がケニアの警官に殴打され負傷した。2008年12月15日、カクマ難民キャンプの食糧配給センター3での出来事だ。事件は、少年が配給食糧を受け取っている最中に起きた。 . . . 本文を読む
2008年、カクマキャンプでは3,014人の新しい難民を受け入れ、8,058人の難民が自主的に本国に帰還した。受け入れセンターは、庇護希望者としてキャンプに入ってくるすべての難民と、帰国者としてキャンプを出て行くすべての難民が必ず通過する場所である。KANEREは難民受け入れと本国帰還に関する最新情報を得るためセンターを訪問した。 . . . 本文を読む
2008年のケニア初等教育修了資格試験(KCPE)に合格したカクマ難民キャンプの生徒は、わずか36%だった。カクマキャンプのいくつかの小学校で試験を受けた1215人の生徒のうち、中等教育に進むだけの学力があると認定されたのは440人。合格した生徒のうち、女子は50人だった。 . . . 本文を読む
008年にケニア初等教育修了資格試験(KCPE)をカクマ難民キャンプで受けた1215人のうち、キャンプの中学校で教育を続ける資格があるのはわずか40人(3%)である。カクマ難民中学校の教室はがらがらで、何百という若者の将来は不確かだ。 . . . 本文を読む
カクマキャンプのコンゴ難民であるJ.M.氏はスウェーデンのルンド大学医学部で2年間の修士コースを受ける特別な奨学金の機会を与えられた。彼は2009年1月12日に修士課程の勉強を開始することになっていた。残念なことに、J.M.氏はUNHCRの手続き遅延のため未だにカクマキャンプにいる。 . . . 本文を読む
ニューヨークに拠点を置くNGO、米国難民移民委員会(USCRI))が先頭に立って行っている人間倉庫反対キャンペーンは、世界中で難民の状況を変えつつある。世界中からの加盟済みNGO 130以上と、3人の米国上院議員を含む著名人がキャンペーンに加わった。 . . . 本文を読む
情報は力である、そして難民生活に影響する諸問題の情報を難民と共有することはきわめて重要なことだ。難民の地位決定監視団体、RSD Watch(www.RSDWatch.org)は、難民の地位を決定する手続きの中で難民に自覚を促し、難民の権利を擁護するための情報を広めることを目的にした組織だ。 . . . 本文を読む