〜日々是好日~⭐ 三男三女、子育て日記

21歳長男、19歳次男、16歳三男、13歳長女、10歳次女、7歳三女、個性豊かな6人の子どもたちとのドタバタな日々😅

主人と一緒に神社に行った日のこと。③『クリちゃん』との20年ぶりの再会☆

2019-06-22 | 日記
②の続きです。

『あっ!あれ見て…!』

と、神社で驚いた様子で何かを見つけた主人。

指差した方向を見てみると、公園の柵に看板がありました。
その看板に描かれているキャラクターを見て、私もとても驚きました!


柵には『あぶないよ』と書いてある看板が…↑

『えっ!クリちゃん?!あれってクリちゃんだよね?!』

思わず大きな声を出して主人に聞きました。

近づいて、改めてじっくり見てみると、やっぱり看板のキャラクターは『クリちゃん』でした。


主人と私がこんなに驚いたのには訳がありました。

この『クリちゃん』というキャラクターを描いた人を、私たちはとてもよく知っていたからです。

実は私は今から19年前、22歳~24歳の2年間、ホームヘルパーをしていたことがありました。

その時に初めて担当したのがN本さんという男性。

N本さんは漫画家さんで、1952年~1965年、朝日新聞で『クリちゃん』という四コマ漫画を描かれていました。

私がホームヘルパーとして伺ったときは、すでに高齢になられていて1人暮らしをされていました。

足が悪く、物忘れもひどくなってきていたことをご家族の方が心配し、私は週3回、N本さんのお宅へお掃除と3食のお食事を作りに行っていたのです。

N本さんはとても穏やかな方でした。

いつもにっこりと笑いかけてくれて、

『いらっしゃい。いつもきれいにしてくれて。どうもありがとう。』

と、声をかけて下さいました。

時々、自分が描かれていた原稿を見せてくださったり、単行本を頂いたこともありました。


↑N本さんから頂いた単行本。

私が主人と結婚したことを伝えたときには、

『じゃあ、お祝いに今度ご主人も一緒に銀座にお食事に行きましょう。
とても美味しい鰻のお店があるので、ご馳走しますよ。』

と、銀座の『竹葉亭』というお店に連れて行って下さったこともありました。

私は24歳の時に長男を妊娠し、つわりがひどくなったので、一旦ヘルパーをお休みすることになりました。

その半年後、N本さんが亡くなられたことを聞いて、とてもショックでした…

N本さんとの思い出は今でも私の中の宝物になっていたので、
この日、神社の公園で『クリちゃん』に出会えたこと、とても奇跡的なことに思いました。

ここに移り住んでから18年。
今まで何度も来ていた神社だったのに、葉っぱに隠れていて看板に気が付かなかったのです。

主人が、
『きっとN本さんも自分のことを心配してここまで来てくれたんじゃないかな。』

と言ったので、私はまた感動して涙が次から次へと溢れてしまいました。

(N本さん、心配してくれてありがとう…)

何度も心の中でN本さんに語りかけました。

この日は本当は午後から心療内科を受診する予定でしたが、
主人の優しさ、
神社の清らかな空気、
そして、N本さんの『クリちゃん』に出会えたことで、私の心もすっかり落ち着きを取り戻すことができました。

この日のことは、きっとこれから一生忘れないと思います。

PTA本部とのやりとりはまだまだ続くし、また悩み苦しむこともあるかもしれないけれど、そんな時こそ一旦立ち止まり、自分の心と相手の心ができるだけ良い関係を保てるように、受け流しながらやっていきたいと思います😊



19年前。N本さんと銀座の三越前にて…

N本さん、天国から見守っていてくださいね😊








主人と一緒に神社に行った日のこと。 ②澄んでいる空気に癒される心…

2019-06-22 | 日記
①の続きです。

6月18日(火)の夜、PTA本部役員とのやりとりが精神的に苦痛になり、ついに家族の前でも泣き出してしまった私…💦

主人が本部への怒りをあらわにしたあと、新潟で震度6強の地震発生のニュースが流れました😰

しかも、震源地は次男の高校がある○○市の隣だったので、家族で大パニックに…🌀😱

すぐに次男に電話をかけても繋がらず、どうしようかと思いましたが10分後くらいに次男の方から着信がありました。

『もしもし!次男?!大丈夫なの!?』

と、聞いてみると、

『お風呂に入ってたら、すごい揺れてビビったけど、今のところ大丈夫。
今みんなで1階に避難してるから。』

とのこと。

震源地の隣なのに、奇跡的に建物にも子ども達にも被害が出なかったようで、心から安心しました…😭

次男の無事が確認できたので、その後のことはニュースで成り行きを見守ることに…

そして、話は本部のひどい対応についての件に戻りました。

主人は、
『PTA活動のことで、自分(私)やTさんがここまで精神的に追い詰められるのはおかしい。
明日校長先生に直訴しに行く!』

と怒っていましたが、恐らく学校側はそこまで本部の対応には介入していないし、そんな事をすれば事態は更に悪化するように思いました。

相手は個人ではなく集団なので、うちが校長先生に話したことが分かってしまえば更にひどく責められることになるかもしれないし、学校に通う三男にも影響が出るかもしれません…

その事を主人に伝えると、

『じゃあ、どうするの…。
とても自分の今の状態を見てると、このまま役員を続けられるようには思えないよ。最近いつもピリピリしてるし、LINEにビクビクしてるし、食欲もなくて眠れないんでしょ…?日常生活にも支障出てるじゃない。』

と言われ、

『でも…
このまま投げ出す訳にもいかないし…』
も、答えると、

『分かった…。それじゃ明日1日会社を休むから、心療内科を受診して診断書を書いてもらいなよ。また本部から責められるようなことがあったら、その診断書を突きつけてやめてしまった方がいいよ。』

と言われました。

確かに、すでにTさんと私、2人も精神的に追い詰められる状況は異常です。私もこんな状態で続けられる自信はなかったので、主人の言うように、心療内科を受診してみようと思いました。

翌日19日(水)の朝、早速その日に受診できるかどうかを聞くために心療内科に電話をかけてみました。
すると、
『今日の診療は午後からです』
と、自動音声が…

会社を休んでくれた主人にもその事を伝えると、

『じゃあさ、午前中は時間があることだし、せっかくだから一緒に神社に行ってみない?
今、自分は本部への怒りの感情に囚われて冷静な判断が出来なくなってるようにも見えるよ。
神社でお参りすると、心が清められて精神的も落ち着くかもしれないよ。』

と提案されました。
実は主人は神社巡りすることが趣味で、いつも会社のお昼休みには近くにある神社を順繰り回り、お参りしているそうです。
そうすると、仕事で疲れた心もすごく清められて落ち着くそうなのです。

心が疲れてしまっているのは感じていたので、私は主人の提案に乗っかることにしました。

主人と三女と三人で近所の神社に行くことになりました。

その日はとても穏やかで気持ちの良いお天気でした。ベビーカーに三女を乗せて、主人と肩を並べてゆっくり歩きながら神社へ向かいました。

(そういえば、こんなにゆったりした気持ちで主人と一緒に歩くのは何年ぶりだろう…?)
と、新鮮な気持ちになりました。

神社に着いたあと、礼をしてから鳥居をくぐり、手を洗い、口をゆすいでから、3人でお賽銭を投げ入れて神様にお参りしました。

私は、

・新潟の地震の被害がこれ以上拡大しないこと。
・家族の安全と健康。
・今悩み苦しんでいることが何とか乗り越えられること。

をお願いしました。

この神社の境内の中には小さな公園があるので、お参りが終わったあとに三女を公園で遊ばせることにしました。

私と主人は近くのベンチに座り、三女が遊んでいる様子を見ていました。


滑り台で遊ぶ三女↑

平日の午前中なので、神社にいるのは私たちの家族だけ。
神社の境内の中は静かで空気が澄んでいるのを感じました。爽やかな風が吹いていて、とても気持ち良くて穏やかな気持ちになりました。






主人が、
『なんか神様に歓迎されているみたいで癒されているような気持ちになるね。』

と、言ったので、

『そうだね…』

と、答える私。

『ここ最近いろんな事があって大変だったろうから、心を休めることも大事だよ。
自分は何でも真っ正直に受け止めて全力で答えようとするから、疲れちゃうんじゃないかな。
自分が頑張ってるのはみんな分かってるよ。子ども達6人、全員元気に育ってるんだから、その事だけでも自信持っていいんだよ。
そんなに追い詰められなくても大丈夫。
本部の人の意見なんか、はいはいって受け流しとけばいいんだよ。』

と言われ、まだ涙が出てきました…。

実は、悩んでいたのは本部の人だけの事ではありませんでした。
今まではどんな相手でも自分が誠心誠意を持って接していれば、きっと相手も分かってくれるはず…と思っていました。
でも特に去年辺りから、それでも分かり合えない人が沢山いることが分かり、とても辛くなっていたのです😞

自分と同じ人間はいない。
きっと相手には相手の、
本部の人には本部の人の正義や考え方があったのでしょう。(言い方はきつかったけど。)

今回のことは私にとってその事を深く学ぶいい機会になりました。

主人と話ながら、ささくれ立っていた心がどんどん穏やかになっていくのを感じました。

その時…

『あっ!あれ見て…!』

と、主人が驚いた様子で何かを見つけました。

③に続きます…