これ3歳の頃の次男ボーイ

この頃は夏になると
毎週の様に海水浴に行っていた
私達は泳ぎには自信があったので
いつも人のいないプライベート
ビーチ的な場所で過ごしていた
シュノーケルを楽しむ?

20代の頃のうら若き私と長男ボーイ
ヾ( ̄ ̄*)おいおい
でもこれ楽しんでるんではなく

トラウマを払拭しようと
浅瀬で練習してる様です
なぜなら
この前の年の話なんだけど
ある時シュノーケリングしていると
海の底に沢山のウニを見つけた私
素潜りでなど、とても届かない底だけど
(いや、本気出したら行けたかも(笑))
水が綺麗でウニや魚達がよく見えた
それを男チームに見せたくて
最初の写真の手前にゴムボートあるでしょ
あのボートに年長さんの長男ボーイと
2歳の次男ボーイを乗せて、2人には
水中眼鏡で海の中を見るように指示して
私は挿し棒的な棒を持ってボートの
紐を引っ張り先導しながら泳ぎ
俺(パパ)はボートを押しながら
私の挿し棒の先を見て泳いでいた
もうすぐでポイントに到着するよ~
って挿し棒で一生懸命訴えていると
息子ボーイズは同じ方向で
身を乗り出して見てたもんだから
当然ながら重心が偏って
ボートがひっくり返ってしまい
2人共海の中に落ちてしまった
もうここはとっても
足など届くような場所ではない
もちろん私達以外誰1人いない
瞬間次男ボーイの腕を掴んだ私
急に私の上をかすめて落ちて来た
感じだったので、見たわけではない
んだけど、ちゃんと腕を掴んでいた
スイミング教室に通っていた
長男ボーイは泳げるけど
この2歳のちびっ子は泳げない
この手を離してはいけないって
思いながら必死に海面に上げる
すると自分が沈む
息つぎをしたくても
シュノーケルを付けているから
上から海水が入って息が出来ない
海面に出ると次男ボーイが沈む
マウスピースを外したくても
はずす手がない
沈む・・・
右手で次男ボーイを上げる
左手は水をかいていないと
沈む・・・
そして
息が出来ない・・・
そんな事を繰り返していた
一方
俺(パパ)はその間ひっくり返った
ボートを元に戻そうとするも
まあそこそこ大きいボートなのと
オールが邪魔をして、なかなか
元に戻ってくれず、苦戦しながらも
なんとか元に戻ったので即行
次男ボーイを探してボートに乗せた
次は長男ボーイを探した俺(パパ)
長男ボーイは少し離れた所で
立ち泳ぎでプカプカ浮いていた
ようで無事にボートに乗せた
そして私を探すと尋常じゃない顔で
ボートに掴まっていたという
イヤイヤイヤイヤ
イヤイヤイヤイヤ
私は沈んだり上げたりしていて
もうダメかもって思った瞬間に
次男ボーイがボートに乗ったのがわかった
良かった~って思った瞬間、自分の体が
すーっと沈んで行くのも逆らうことなく
これまでの自分の歩みを走馬灯のように
ゆーっくりと見ていた
すると急に右腕を強い力に引っ張られ
気が付いたらボートのヘリに掴まっていた
そしてシュノーケルを外すと
ボートの向こう側でニッコリ笑う俺が
目に飛び込んで来た
とにかく戻ろうって無事に生還したんだけど
俺と目が合った瞬間は合ってるんだけど
違うのは俺は私を引っ張り上げてないという
私は泳げるからまさかそんな事になっていた
とは思ってもなかったという
砂浜に上がって休んでいると
自分の心臓がドンドンって
強く打ち出す音が聞こえて
テンション高い息子ボーイズの
元気な声が聞こえて
良かった~って思っていたら
まだまだする事沢山あるよって
声が聞こえた気がした

あれから20年
お陰様で今日も修行中です
