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震災移民を想う。

2012-07-10 22:02:29 | 徒然の日常
 東日本大震災、あえてここで語るまでもなく大変な被害を受けました。

 家財道具や住居、自宅の敷地境界を示す物まで流され、親、兄弟、子供、恋人、親友、ライバル、同僚、流されべからざるたくさんの命まで流し去ってしまいました。


 そこで全国各地の自治体、本当に遠い地方までが我先にと移住の受け入れ態勢を整えて声明を発信しました。また、被害を受けなかった遠隔地に住む親戚や知人などにも多く身を寄せられましたが、そこまでの移動手段も簡単ではありません。



 高速道路を頻繁に利用される方にはピンとこられるかもしれません。財産が流され、着の身着のままヒッチハイクを繰り返して遠隔地まで移動された方も多くおられました。実際、私も二度関わりました。

 私は毎月、東海地方と北陸地方を往復しますが、普段利用する東海北陸自動車道が工事などで通行止めの場合など、北陸自動車道と名神自動
車道を使って帰ってきます。そこで、金沢のインターチェンジから大きなサービスエリアまで乗って、関西方面へ向かう車を待つ初老の男性もみえましたし、全く別の日には偶然そのサービスエリアで「京都まで乗せてもらえないか」と声を掛けてきた少年もみえました。

 後者は私も時間的に余裕も無く、少年が深夜に寒さを凌いで待てるサービスエリアも当てが無かった為、他の方にあたってもらいましたが、どちらも荷物ひとつ、単身で遠い空の下へと、予定も立たない旅を続けられました。被災地からどれだけの時間をかけて目的地まで辿り着けたのでしょうか。


 国民の多くは「過去に酷い災害があった」と意識が過ぎ去りかける中、今も故郷から遠く離れた地で暮らしてみえる方々は、あの男性は、少年は、希望を失わずに元気にしてみえるのか。




 「きっと、大丈夫だ」と言える日は、まだ遠い。






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